「離れて暮らす親の介護が必要になるかも。でも何をどうしたらいいかわらない…」そんなお悩みを抱えているかたは少なくないのでは?
イラストレーター・上大岡トメさんもその一人でした。そこで、遠距離介護やお金にまつわる疑問と不安をファイナンシャルプランナーの黒田尚子さんに取材!解決方法やヒントを分かりやすく解説したのが書籍『親の介護とお金が不安です』(主婦の友社刊)です。
その中から、親の介護のまず一歩を踏み出すためのヒントを抜粋してご紹介します!
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知っておくと安心。親と子が共倒れにならないために用意したいもの3つ
Q 介護はお金さえあればなんとかなるってホント?
【ファイナンシャルプランナー黒田尚子先生の解答】
「お金」「情報」「ネットワーク」の3つが必要です
私の知り合いに「介護はお金で解決する!」と豪語する人がいました。「遠方に住む親に介護が必要になったら、老人ホームに入居させる。自宅にいたいと言うなら、介護保険の限度額を超えてプロに介護してもらう」と言うのです。それはある意味、ひとつの正解ではあります。
でも実際には、多少弱ったくらいでは、「まだ施設には入りたくない」「他人を家に入れたくない」という高齢者は少なくありません。その場合、お金で解決できないことは案外多いと気づくかもしれません。
たとえば、毎日のゴミ出し。ゴミ置き場が少し遠くて、足の悪い親にはゴミ出しがつらいという場合、お金より必要なのはご近所さんとのおつきあいです。お隣さんについでにゴミ出しをお願いしたり、地域のゴミ出しボランティアに依頼したりするほうが手っとり早いのです。
買い物や調理を家政婦さんに依頼するより、近所のスーパーの宅配や、お弁当の配達兼見守りサービスのほうが受け入れやすいかもしれませんよね。そう考えたとき、必要になるのはお金だけでなく、情報とネットワークです。
もちろん、お金も重要です。特に要介護度が上がってくるとプロの出番は増えてきます。貴重なお金を効果的に使うためにも、情報が必要です。情報を得るためにも人的ネットワークは欠かせません。
お金・情報・ネットワーク、この3つすべてが大事だということを、どうぞお忘れなく。
続きはこちらで!
『マンガで解決 親の介護とお金が不安です』
上大岡トメ:著 黒田尚子:監 定価:1,485円(税込)
上大岡トメさんの介護の疑問やお悩み、お金の不安などをファイナンシャルプランナーの黒田尚子さんが解決。介護のリアルな体験談も満載です。
「介護についてそろそろ知っておかなきゃ」そう感じたときに最適な一冊。気になるかたはぜひチェックしてみて下さいね。
文/暮らしニスタ編集部
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