こんにちは!暮らしニスタ「家事コツ研究室」研究員Oです。
「鶏の唐揚げ」が最近ブームになっているってご存じですか?
子供から大人まで老若男女問わず大人気なので、ご家庭で作る機会も多いと思います。
でも、いざ作ってみるとお店のようなカラッとした食感にはならずべちゃっとなってしまった、お肉が固くなっておいしくなかった…という経験がある人も多いはず。
そこで、絶対おいしくできる鶏の唐揚げの作り方に挑戦してみたいと思います。
実は今回試してみる方法は、日本テレビ系列番組「ヒルナンデス」で紹介されていたもの。
料理のプロにアンケートを行い、巷に出回っている【唐揚げをおいしく作るワザ】の中で、何が本当に使えると思うかを調査。
票の多かったTOP5として紹介されていたワザをすべて実践して作るので、おいしくないわけがありません!
激うま!鶏の唐揚げの作り方とプロ伝授のワザとは?
それではプロが教えるワザ5つを取り入れた方法で、唐揚げを作っていきます。
【材料】
皮つき鶏もも肉…1枚(300gほど)
すりおろししょうが・にんにく…各1かけ分
りんご…1/4個
塩…小さじ1/2
こしょう…小さじ1/4
酒…大さじ1
しょうゆ…小さじ1/2
ごま油…大さじ1/2
小麦粉…大さじ3
片栗粉…大さじ1
揚げ油…適量
一見いつもの唐揚げを作る材料と同じように見えますが、1つだけ珍しい材料がありませんか?
実はそれもプロおすすめのワザの1つなんです♪
【作り方】
1.鶏肉をキッチンペーパーに挟み、余分な水分をふき取る
まずは鶏肉の下処理から。
鶏肉に水分が残っていると味がしみこみにくくなったり、カラッと揚がりにくかったりするので、最初にしっかり余分な水分はふき取っておきます。
2.余分な脂や白い筋は包丁で切り落とす
鶏肉全体を見てみると、ところどころに白い脂や筋があったりしますよね。
それらが残ったままだと、脂っぽくなったり、食感が悪くなったりするので、ある程度は包丁で切り落としておきます。
今回のプロワザとは別ですが、このひと手間もおいしい唐揚げのためには大切!
【プロのおすすめワザ①】
3.肉の繊維に対して包丁で直角に切れ目を入れる
ここで1つ目のワザの登場です。
鶏肉はよくよく見ると写真のように肉の繊維が見えます。
この繊維に対して90度に包丁で切れ込みを入れることで、加熱しても肉が縮むのを防ぐことができるのでパサパサにならずジューシーに仕上がるんだとか♪
こんな感じで2㎝幅くらいの切り込みを入れていきましょう。
【プロのおすすめワザ➁】
4.鶏肉全体にフォークでまんべんなく穴を開ける
今度はフォークを使って、ブスッブスッと鶏肉の両面に穴を開けます。
そうすることで味がしみこみやすくなるのだとか。
5.4が終わったら、一口大に鶏肉を切ります。
揚げたときに火の通りが均一になるように、できるだけ大きさはそろえるようにしましょうね。
6.保存袋に鶏肉を入れ、調味料を入れる
ここからは鶏肉に下味をつけていきます。
保存袋を用意し、そこに鶏肉を入れたら、最初に塩こしょうを入れ、軽くもみ込みます。
そのあと、しょうがとにんにくを入れてさらにもみ込みます。
【プロのおすすめワザ③】
7.すりおろしたりんごを加える
さあ、ここで3つ目のワザです。
そう、最初の材料を見たときに「あれっ?」と思った人、大正解です!
りんご1/4個をすりおろし、先ほどの袋の中に入れてもみ込みます。
すりおろしりんごを加えることでりんごに含まれる“リンゴ酸”がお肉をやわらかくしてくれて、さらに自然な甘みも加わるんだとか。
そして、最後に酒、しょうゆ、風味付けにごま油を加えてもみ込みます。
8.保存袋を冷蔵庫で寝かせる
すべての調味料を入れた保存袋は、冷蔵庫に入れて30分~1時間ほど寝かせます。
これで下処理は完了☆
9.衣をつける
しっかり漬け込んだ鶏肉に衣をつけていきます。
衣は、小麦粉だけ、片栗粉だけの場合もありますが、今回はミックスバージョンでトライ。
まずは小麦粉からまぶしていきます。
その次にまぶす片栗粉は、鶏肉の表面に軽くまぶすくらいでOK。
この2段階の方法で、外はカリッ、内側はふわっとした衣に。
【プロのおすすめワザ④】
10.鶏肉は皮を外側にして軽く丸める
さて、4つ目のプロワザがこちら。
今まであまり気にしなかった部分かもしれませんが、こうすることで火が通りにくい皮にもしっかり火が通るので、鶏肉全体に均等に火が入るようになるそう。
また皮で包みこむことで肉汁が外に流れ出ず、ジューシーに仕上がるんだとか。
【プロのおすすめワザ⑤】
11.揚げている途中で油から唐揚げを出し入れし、空気に触れさせる
フライパンなどに揚げ油を入れ、170度くらいまで加熱したら(菜箸に衣を少しつけて油に入れたときに、ジュワッと小さな泡が出るくらい)、10の鶏肉を1つずつ静かに入れていきます。
揚げ時間としては5分くらいを目安にしますが、全体的にきつね色になり、3分くらい経ったら一度鶏肉を菜箸で持ち上げ、油から取り出し空気に触れさせます。
これが最後のワザです。
空気に触れさせることで衣の余分な水分が飛び、外はカリッ、中はしっとりジューシーに仕上がるのだそう。
よく2度揚げするとおいしくなると言われますが、この方法であればいちいち取り出して高温にしてから入れ直すことなく、2度揚げ効果が得られますよ!
すべての鶏肉を油から出し入れしたあと、全体的にしっかりキツネ色になれば、キッチンペーパーを敷いたお皿に取り出して、余分な油を切れば唐揚げの完成です☆
プロ太鼓判のワザで作った鶏の唐揚げが完成!
見てください、このプリップリの唐揚げを!
見るからに表面がカリッとしていておいしそうじゃありませんか?
唐揚げは揚げたてが1番ということで、さっそく1つ食べてみると想像以上にカリッ、ジュワーっとしていて、まさしくお店の味☆
もちろん火はしっかり中まで入っているんですが、食べるとお肉がとてもとてもやわらかく、自分で作ったとは思えないほど完成度が高い唐揚げになっていました。
もちろん家族にも大好評で、「また作って!」というリクエストが食べた瞬間から出ていました(笑)。
やっぱりプロがおすすめするワザは間違いありません。
ちなみに、たくさん作ったので別のタイミングで唐揚げを食べてみたのですが、冷めても十分おいしかったのでお弁当にもぴったりですよ♪
苦手だった鶏の唐揚げが一気に得意料理に♪
実は何を隠そう、料理の中で揚げ物が一番苦手で、唐揚げはお店で買うことも多かったので、今回この記事を書くことがとても不安でした。
でもいざプロが勧める裏ワザを忠実に再現して作ってみたところ、冗談抜きにお店くらいおいしい唐揚げができて、苦手料理から一気に得意料理に格上げされました☆
今まで子供が大好きな唐揚げをお店で買うたびに引け目を感じていたんですが、これなら自信を持って作ることができそうです^^
ほんのひと手間かけるだけで「挑戦してみてよかった!」と本当に心から思えるワザなので、ぜひ皆さんもお試しください。
取材・文/JUNKO
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