こんにちは、「家事ラク」研究員のメガネKです。
日本人の国民食とも言われているカレー。みなさんはどのくらいの頻度で食べられますか? 私はメニューに困ったらカレーというくらいよく食べます。というのも、カレーは一皿でメニューが完結するので、他にサラダがあればバランスのよい献立が成立するから…。
そんな忙しいママたちの強い味方でもあるカレー。大なべでまとめて作るほうが焦がしにくく、おいしくできる気がしていつも一回でたくさん作ってしまいがちです。
余った分は冷凍保存をしていたのですが、いざ使うときに解凍が案外手間なのが難点でした。ブロックのようなかたまりになってしまうので、電子レンジで解凍しても、なかなか中心がとけてくれません。鍋で温める場合も弱火でじっくり解凍させないと、かたまりがなくなる前に焦げついてしまうことも。
そんなとき、冷ましたカレーにはちみつをまぜるとかたまりにならない裏ワザがあるとききました。もともと市販のカレールーってはちみつが入ってるんじゃないの?と、実際にどんな効果があるのかイマイチ実感がわきません。それならば、試してみるべし!と今回の家事コツテーマにとり上げてみることに。
はちみつ「あり」と「なし」を比較
まずは、スタンダートに作った牛肉カレーにはちみつをプラス。大きめな保存容器に入れて冷ましたカレー(2人分くらい)にはちみつ大さじ1程度をまぜます。この時点で、なんとなくルーにツヤが出たように感じます。
そのまま、はちみつ「なし」バージョンと一緒に冷蔵庫でさらに冷やしてみると…。
確かに、はちみつ「あり」は冷やしてもトロッとしたままでした!
逆になにもまぜない「なし」バージョンは、ルゥーが固まっています。
この固まっているか、いないかのちがいは、少量使いのアレンジで便利さを発揮してくれました。カレードリアやカレートーストなど、具材の部分をメインで使いたいときにルゥーが固まっていなければ、すくいやすく思いのほか使いやすい! しかも「なし」バージョンはしっかり火を通さないと少し粉っぽさを感じます。今までは特に気にしたことがありませんでしたが、食べ比べてみると一目瞭然でした。
また、はちみつを加えると甘くなりすぎるのでは?と心配でしたが、そんなこともありません。かえって味に深みが出たようにも思います。メガネKは、はちみつ「あり」の方が好みなくらいです。
冷凍したらどうなるの?
聞いた話では冷凍しても固まりにくいと言われましたが、そんなことはありませんでした…。スプーンが刺さらないほどしっかり冷凍されています。冷凍してもトロッとしていたら使いやすいと思っていたので残念。
しかし電子レンジで解凍してみると、意外な結果に!
なんと、はちみつ「あり」のほうが先に解凍されています。同じ加熱時間でとり出してみたところ、右の「あり」はすっかり解凍されてアツアツですが、左の「なし」はまだシャリっとして中心がシャーベット状になっています。これは鍋で解凍した場合も同様の結果に。同じ火加減で加熱しても、「あり」のほうが溶ける時間が短くてすみました。
まとめ
そもそも、なぜはカレーが固まってしまうのか調べてみたところ、カレールゥーに含まれる小麦粉(でんぷん)が要因に。はちみつにはアミラーゼという成分が含まれているため、はちみつを加えることででんぷんを分解してくれるのだそう。
ただし、アミラーゼは高温になるとその働きを失ってしまうため、必ず冷ましたカレーにまぜるのがポイント!
冷めても固まらないなら、おべんとうにもぴったり! 今後はカレーメニューの幅が広がりそうです。みなさんの是非お試しあれ。
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