“八女茶”の産地として有名な福岡県八女市。温暖な気候を生かしてさまざまなフルーツの生産も盛んに行われています。古い歴史を持つ八女市には、レトロな街並みや自然散策エリアなど見どころがたくさん!知られざる八女市の魅力と、ふるさと納税でお勧めの返礼品をご紹介します。
温暖な八女市は古くから人が集い、お茶の産地として有名
▲約70haもの広大な八女中央台茶園。晴れた日には展望所から有明海や島原半島が望める
九州・福岡県の南部、福岡市から南へ50㎞にある八女市。その歴史は古く、市の名前は「日本書紀」に書かれていた女神“八女津媛”に由来します。市内には全国的に有名な八女古墳群があり、江戸時代初期には中心部・福島に福島城が築城。町には今も城下町の面影が残ります。
お茶の生産は、約600年前に霊厳寺の僧が明国から茶の実を持ち帰ったことから始まり、町の一大産業として現代まで続いています。
歴史と自然に育まれた八女市には訪ねてみたいスポットがいっぱい!
八女市には、国選定重要伝統的建造物群保存地区に指定されている「八女福島の町並み」や、お茶の生産の歴史などを学べる「茶の文化館」など、見どころがたくさん。その中でも特におすすめのスポットをご紹介します。
◎八女津媛神社
八女市の名の由来となった神社。巨大な岩窟の横にひっそりと建つお堂の横に、ご祭神である八女津姫の像があります。岩窟から滴る岩清水は、美肌・美白のご利益があるとか。また、その横には子宝祈願に多くの人が訪れるという夫婦岩もあり、パワースポットとして知られています。
▲森の静寂の中佇む八女津媛の神像。神秘的な力を感じさせる
◎星の文化館
八女市星野村にある「星の文化館」には、公開天文台としては九州最大口径の望遠鏡があります。全国的にも珍しい“泊まれる天文台”として天文ファンはもちろん、子どもたちから大人まで天体観測を楽しむことができます。
▲今にも降ってきそうな満天の星々はため息が出るほどの美しさ
◎森林セラピー(くつろぎの森グリーンピア八女)
森林セラピーとは、森林環境を心身の健康に活かす取り組み。八女市では2008年に専門家の認定を受け、「くつろぎの森グリーンピア八女」で実施しています。市内の自然豊かな森を散策してリフレッシュできる、魅力的なアクティビティです。
▲森の案内人が四季折々の森の様子を説明しながら、自然の楽しみ方を教えてくれる
八女市で大人気の「ふるさと納税返礼品」は3大フルーツ!
八女市の「ふるさと納税返礼品」は536種類(2019年11月現在)。お茶処として、茶葉やお茶を使ったスイーツ類などもたくさんあります。そのお茶にも増して人気なのが、地元で採れるさまざまなフルーツ。中でも絶大な人気を誇るのが、いちご、みかん、キウイです。
◎あまおう
あまおうは「あかい」「まるい」「おおきい」「うまい」の頭文字から命名された福岡県名産のいちご。その名前のとおり赤く色づいた、大きめの実は食べ応えたっぷり!八女市では一番おいしい時期に味わってもらいたいと、例年2月初旬から3月にかけて発送しています。
◎華たちばなみかん
「華たちばなみかん」は、JAふくおか八女の産地ブランド品。品質検査に合格したジューシーで甘い果実だけを出荷しています。「華たちばなみかん」の発送は旬を迎える毎年12月上旬から。年末年始にこたつに入って食べる甘~い「華たちばなみかん」、最高ですね!
◎博多甘熟娘
同じく12月上旬から発送されるのが、ブランドキウイ「博多甘熟娘(はかたうれっこ)」。太陽の恵みをたっぷり浴びたキウイは、ビタミンを多く含んでおり食物繊維も豊富。木から収穫した後に追熟させてから発送するので、到着後すぐに完熟の甘さを楽しめます。
八女市のフルーツを味わって、地域振興に支援を
八女市ではふるさと納税で全国から預かった寄附金を、少子化対策や地場ブランドの育成事業のほか、令和元年8月豪雨の復興にも活用しています。支援の一助として、自然の恵みたっぷりの甘いフルーツをぜひ一度味わってみてくださいね。
提供/福岡県八女市
文/稲垣幸子
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