幼児期の子どもたちは好奇心でいっぱい。「なんで? どうして?」を連発するようになりますよね。脳が目覚ましく発達するこの時期、好奇心に応えることで、モノの見方や考え方など、学ぶ力はグングン伸びてきます。夏休み、子どもたちの好奇心に応えながら、親子で雑学博士になれるネタをご紹介! 自由研究のテーマも見つかりそうです。
子どものギモン①「世界でいちばん 高い ものって なあに?」
雑学として知っておくと「物知り」として人気者になりそう。世界一重いもの、世界一広いもの、世界一小さいものなど、大きさ比べの話題はクイズ好きの子どもに人気です。こんな話題から、数字に興味がもてるようになるかもしれませんね。
子どものギモン②「いちばん きけんな 生きものって なに?」
いちばん危険なのはどう猛な動物や毒ヘビかと思いきや、答えは病気を伝染させる蚊とは!驚きです。こんな生き物たちの意外な情報からは、イメージにとらわれず、多角的にモノを見る理科的な力が身につきそうです。
子どものギモン③「どうして ちょんまげに していたの?」
暑い夏、坊主にする子も多い季節。武士のちょんまげも実は暑さ対策だったとは驚き。まげの結い方も職業や年齢でさまざま、ということを知って、忍者アニメや時代劇などを見ると、社会的な知識が広がります。
子どものギモン④「「こわい」って なに?」
お化け屋敷、肝試し、怪談など、怖い体験を楽しむ夏。実体験から、怖いにもいろいろな心の状態があることを知るチャンスです。そして、その怖さをどう克服したらよいか、心を育てる機会になるといいですね。
子どものギモン⑤「どうやったら とれる? びっくり写真」
幼児でもスマホで簡単に写真撮影ができる時代。ひと工夫でインスタ映えするびっくり写真が撮れそう。撮影方法がわかったら、家族でいろんなアイデアを出しあって、今までとはひと味違う、アートな記念写真を撮影してみましょう。
子どものギモン⑥「絵日記って どうやって かくの?」
学校の宿題では定番の絵日記。話題の選び方、書き方のコツがわかれば、挑戦しやすくなりますね。わかりやすく人に何かを伝えることを就学前から習慣にしておくと、言葉の世界が深まります。
自然に、学ぶ楽しさが身につく雑学が満載!
『なぜ? どうして? ふしぎ366』
雑学百科のような本書では、全国の子どもたちから寄せられた366日分のギモンに、お茶の水女子大学附属小学校の各教科の先生方が応えています。
そのジャンルは、『ことば』(国語)『かず』(算数)『しぜんかがく』(理科)『よのなか』(社会)『おんがく』(音楽)『アート』(図工)『せいかつ』(家庭科)『からだ』(体育)『せかいのことば』(英語)『こころ』(道徳)の小学校主要10教科を網羅。
1月1日から12月31日まで季節感たっぷりな構成なので、毎日順を追って進めるもよし、事典のように疑問に思ったことを調べるのもよし、やってみたいことを見つけるもよし、使い方は自由自在。3才前後から大人まで楽しめます。
写真やイラストが満載なので、字が読めない小さなころから想像を膨らませながら絵本のように楽しめます。
まとめ
親子で雑学博士になれること間違いなしな一冊。いっしょにページを開く大人も「なるほど! 知らなかった!」な話題満載で、夏休み、1日1ページのはずが、おもしろくてどんどんページをめくってしまうかもしれません。お子さんの好奇心を刺激するネタからぜひ、自由研究も進めてみてください。
文=藤田実子
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