連日の猛暑で、食欲のない時におすすめなのがフレッシュジュース。朝、食事代わりにする女性も多いと思います。フレッシュジュースの効能はさておき、今回はフレッシュジュースの1つ、スムージーを作るブレンダー(ミキサー)のお話です。
スムージーとコールドプレスジュースは、どう違うのか?
家庭で作ることができるフレッシュジュースは、ブレンダーを使用する「スムージー」と、スロージューサーを使用する「コールドプレスジュース」に分かれます。
この2つは“類トモ”で、似たレシピを用います。
が、決定的に違うことがあります。
それは、スムージーのレシピには、液体(主には水)と、そして多くの場合ハチミツが入ることです。
使用する機器の差のためです。
英語でウォーターメロンと言われるスイカは89%が水分。そのスイカを細かく切ると、かなり汁は出ます。が、重さを計るとすぐわかりますが、ほとんどの水分はスイカに残ります。
ところが搾ると話は別。これでもかと言うくらい、汁が出て、後は干からびたカスが残っています。この差がスムージーとコールドプレスジュースの差になります。
スムージーを作るブレンダーは、細かく細かく切って混ぜ合わせるための機器です。要するにかなり汁は出ても、基本少ない。液体がないとジュースにならないのです。
一方のスロージューサーは、搾り取り器です。初めて使う人は必ず驚きます。それほど、汁が出ます。レシピも水などを足しませんから、極めて濃厚な味です。よくテレビ番組で、果実を食べた人が大げさに「甘い」と言っている場面を見かけますが、搾り取ったジュースの甘さはその比ではありません。とても鮮烈な甘さです。
スムージーは、そうはいきません。甘さが足らないことは、かなり良くある話です。このためにハチミツを入れるわけです。
味は好みがあるので置いておくとして、腹持ちはスムージーの方がいいです。これはスムージーの方が、固形分をたっぷり含んでいるからです。
上の写真は、ほぼおなじ食材で作ったニンジン・りんごジュース。左)スムージー、右)コールドプレスジュース。味の違いは写真では伝わりませんが、できたジュースの量はこれだけ違いが出るのです。
「ブレンダー」はママチャリ、「スロージューサー」はロードレーサー
ではどうして、今、ほとんどの人が家で楽しむのはスムージーなのでしょうか?
それは1にも2にも、スムージーの方がお手軽だからです。極端な言い方をすると、自転車のママチャリとロードレーサーほどの違いがあります。
ブレンダーは扱いが楽。特に洗いが楽なことが際立ちます。カスも出ません。それに対し、スロージューサーは、本当に面倒。パーツが多いし、洗いに時間がかかるうえ、乾かすのに場所を取ります。逆に言うと「搾る」という技術は、「切る」よりすごい技術なのです。
また、価格の違いも大きいです。お手軽価格のブレンダーに対し、スロージューサーは倍以上の価格が普通です。
“知的遊戯”ともいえるスムージーのレシピ
レシピの基本的は、『果実」+「野菜」+「液体」+「ハチミツ」。そして「レモン汁」を少々。今は「氷」対応していますので、夏は「氷」を入れるのがレシピです。
果実でメジャーの「バナナ」「キウイ」「パイナップル」。この3つは比較的安い。特に量から言うと、パイナップルの安さは際立ちます。これに野菜としては「小松菜」「トマト」「ニンジン」などを追加します。多くの場合、果実:野菜=3:1。それ以上入れると、野菜の青臭さが強烈に出ます。
液体は適量ですが、大体、飲みたい量の1/2を目安にするとベターです。水でもイイのですが、侮ってはいけないのが牛乳。かなりクリーミーな感じに仕上がります。バナナなどにはスゴく合います。また、フルーツジュースを足すのも一手です。ジュース種にもよりますが、酸味、甘味の追加にもなります。
成分と味、そして見た目の3拍子揃ったスムージーレシピを作るには、結構厄介ですが、知的好奇心をくすぐりもします。自分の好きな果物でオリジナルレシピ。しかも、基本は計って混ぜるだけですので、料理と違って失敗することもありません。人から「美味しいね」と言ってもらえる可能性も大です。
輸入フルーツのラベルには意味がある!
スムージーを作るとなると、海外からの輸入フルーツを使うことも多々ありますが、これらのフルーツにはラベルが貼られているのをご存じでしょうか?このラベルに、4桁、もしくは5桁の数字が印字されています。これはPLUコード(Price Look Up:商品価格識別番号)と呼ばれるもので、世界共通。野菜や果物が、どのように生産されたのかが、わかります。
〇4桁、冒頭の数字が3もしくは4
→生産過程で、化学肥料や農薬を使用したモノ
〇5桁、冒頭の数字が8
→遺伝子組み換え食物。
〇5桁、冒頭の数字が9
→化学肥料、農薬なしのオーガニック
皮までそのまま使うなら、5桁、冒頭の数字が9がおすすめです。4桁、冒頭の数字が3もしくは4のモノは、皮をむいて使ってください。
今回テストしたブレンダー7機種は?
いろいろなメーカーから小型ブレンサーが販売されています。今回はその中から7機種をエントリーさせました。
■ビタントニオ マイボトルブレンダー VBL-50
→販売台数から考ると、この分野の「定番」といえます。今回の基準でもあります。
■レコルト ソロブレンダー ソラン
→通常ボトルに加え、人気の「ガラスジャー」も使えるモデル。
■日立 パーソナルブレンダー HX-C2000
→酸化を防ぐための「手動真空ポンプ」が付いたモデル。真空ポンプ付きはジュースを作るブレンダーでは当たり前になりつつあります。
■ツインバード OLAOLAコンパクトブレンダー KC-4675
→ファニーなデザイン、色。パーツを思いっきり少なくし「使い勝手」に重きを置いたモデル。
■ティファール ミックス&ドリンク BL13-1JP
→よくぞここまでというくらいばらせます。「清潔第一」。
■山本電気 MICHIBA KITCHEN PROJECT ブレンダー BL22
→山本電気は小型モーターの老舗。監修は、初代 和の料理の鉄人 道場六三郎。和の「プロ」のこだわりは、スムージーにも通じるのか?
■バイタミックス パーソナル ブレンダー S30
→アメリカの老舗家電メーカー。「アメリカンパワー」ここにあり。
今回のチェックポイントは、味ではなく「なめらかさ」と「使い勝手」。というのは、味は「レシピ」で決まりますが、それを活かす「なめらかさ」はいいブレンダーでなくては出せません。モーターパワーだけなく、刃の切れ味、刃への食材の導き方など、総合的なモノが要求されます。
ちなみに、ブレンダーのモーターは、ほとんどの場合、60秒以上の連続使用はできません(ミキサーの取説などには、【定格時間】として、連続使用の想定値が記載されています。これを越すと、モーターに負荷がかかりすぎる場合があり、注意が必要です)。
裏返すと、長くても50秒くらいで「なめらかさ」が出るように設計されているはずであり、60秒以上かかるモデルは、悪いモデルと言えます。
またスロージューサーと比較すると楽ではありますが、使うと洗い物も出ます。ゆっくり楽しむためには、洗いが楽なことはとても重要です。
■ビタントニオ マイボトルブレンダー VBL-50
ビタントニオのマイボトルブレンダーは、ヒット商品。とてもバランスの取れている、よく考えられたスムージー用のブレンダーと言えます。
本格的なブレンダーは基本重いです。それはモーターが高速で回転、食材をぶった切るときに、振動するからです。このため、パーソナル ブレンダーのような軽いブレンダーは、使う時手で押さえることになります。
まず感心したのは、振動を抑えやすいよう吸盤の働きをもった足です。次に、感心したのは、撹拌ボトルを押さえつけた時に、スィッチが入ることです。スィッチを入れたら、手で押さえる必要があるのですが、それを一歩進めて、手で押さえるとスィッチが入る形にしたわけです。トラブルを極力排した形です。
実際に作成したジュースはかなり滑らかです。普通よりいいレベル。
刃を波状にするなど、細かな工夫があるようです。
撹拌ボトルの口は一つですから、扱いは楽です。「カッター刃」を「フタ」と交換すると、そのまま携帯ボトルとなりります。口もやや広めであるため洗いも楽です。
弱点がなく、長所が多い。人気があるのも当然でしょう。
色は、リンゴ、ココナッツ、オレンジ、アボガロの4色。それぞれ嫌みのないツートンで、普遍性の高いデザインです。
〇外寸:120(W)×120(D)×310(H)mm、〇重さ:約950g、〇コード長:1m、〇定格容量:400ml、〇定格時間:40秒、〇発売日:2018年4月、〇オーブン価格、〇市場売価:4,300円前後(税込)
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■レコルト ソロブレンダー ソラン RSB-3
ガラスジャーと充実したレシピブックが特長です。特にガラスジャーは、その丸っこい形が女性に大受け、保存容器として並べている人も多いと思います。こちらもフタにストローを通せる工夫をしたり、バッチリの出来具合なのですが、撹拌ボトルとして使うと、ちょっと厳しいです。
理由は、ガラスジャーは口より胴が太いのですが、胴の隅に食材がひっかかり、刃のところまで落ちてこないことがあるからです。まぁ、これはレシピ、そして作る量にもよります。何度が試しましたが、ひっかかったり、ひっかからなかったりしました。
単純に途中でブレンダーを止めて、何度かやり直せば問題はないのですが、朝の出勤前など時間を取られるので、イラっとくる人がいるかも知れません。そんな人は、平日はトライタン(コポリエステル樹脂)製ボトルで作り、余裕がある休日ガラスジャーを使うのも手です。
滑らかさは並。良くも悪くもありません。また後片付けは、洗いも含めて問題ありません。
色は、グリーン、レッド、オレンジの3色が基本ですが、ピンク、ホワイト&ブルー限定色も数量限定で発売されています。とにかく、ガラスジャーを使った時の愛くるしさは並でなく、かなり引きつけられます。インスタばえするブレンダーです。
〇外寸:110(W)×105(D)×260(H)mm(ガラスジャー使用時)、〇重さ:約990g(ガラスジャー使用時)、〇コード長:1m、〇定格容量:300ml(ガラスジャー使用時)、〇定格時間:60秒(10分休止後再使用可)、〇発売日:2017年5月、〇希望小売価格:4,320円(税込)
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■日立 パーソナルブレンダー VEGEE(ベジー) HX-C2000
現在、ジューサーの走りトレンドは、防音、防酸素で、大型ミキサーがすっぽり入るようなフードで覆い、そのフード内の圧力を下げるモノが出始めました。それを受け、国内の先陣を切って出されたのが、日立 パーソナルブレンダー HX-C2000。
ただしパーソナル ブレンダーの特長の一つは安いことです。このため日立も大げさな電動真空ポンプでなく、手動のモノを導入しています。だいたい15回のプッシュで、0.7気圧。高度:3000m級の山と同じレベルの気圧です。
低圧下でジュースを作るのは、いろいろなメリットがありますが、一番のメリットはジュースの中に入る酸素が少ないことがあげられます。要するに酸化されにくいため、鮮度を長く保つことができるというわけです。
まぁフレッシュジュースなので、なるべく早く、できれば作ったもの全部を飲み干すのがイイのですが、スムージーは腹に溜まります。300mlでもちょっとキツかったりする時があります。今回のテストでは、このモデルだけで1.5L近いスージーを飲みましたが、胃もたれがしました。何事も、過ぎたるは及ばざるが如しです。しかしこんな時でも、真空ポンプがあるとジュースを劣化させることなく保存することができます。
閑話休題。HX-C2000の第一印象は「のっぽさん」です。細く、高いのです。細いというのは、冷蔵庫への保存、持って歩くのにも便利ですが、振動しやすいのでブレンダーとしてはどうしたものかと思います。
また、真空ポンプは装着したままで、動作させます。その時、真空ポンプがフタの役割をするのですが、誤って真空解除ボタンを押したこともあります。簡便で使い勝手も悪くない真空ポンプですが、ボタンレイアウトはもう一工夫欲しいと思いました。
定格容量:600mlと大きめなので、ややもすると食材も大きくてもイイように思えますが、それは誤り。撹拌ボトルが細身なので引っかかってしまいます。
滑らかさは、並以上ですが、まだ工夫の余地があると思います。ちょっとトレンド技術に注目し過ぎた感じを受けた、モデルです。
色は、白、赤の2色。白の方がグリーンスムージーが美味しく見えますね。
〇外寸:126(W)×133(D)×416(H)mm(真空ポンプ装着時)、〇重さ:約1400g(真空ポンプ装着時)、〇コード長:1.3m、〇定格容量:600ml、〇定格時間:4分間動作、2分休憩の繰り返し、動作合計20分まで。30分休止後再使用可、〇発売日:2018年5月、〇オープン価格、〇市場売価:7,500円前後(税込)
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■ツインバード OLAOLAコンパクトブレンダー KC-4675
スマートさと、ファニーさを上手く融合させたデザインです。マンゴーオレンジ、グァバピンク、ココナッツホワイトの3色展開の色センスはスゴくいいです。
コンセプトは、『シンプル イズ ベスト』と言ったところで、ミキサーの撹拌部をそのままグラスとして使う設計となっています。しかし、刃はそのままだし、ミキサー状の撹拌部は決して持ちやすくはありません。せめてビールジョッキのように取っ手を付けてもらいたいと思いました。また、何より刃物があるままで飲むのは個人的には遠慮したいです。
実は、今回テストしたなかで、唯一撹拌部と刃部が一体化した設計になっているモデルです。確かにパーツは少なく洗いには有利なのですが、非常に洗いにくいことも事実です。
ツインバードは金属加工で有名な燕三条市にあり、LULUNA フローズンスイーツメーカー(ハンディ型のかき氷器)の刃は実に見事な切れ味で、かき氷の食感を大いに変えるほど。OLAOLA コンパクトブレンダーにも、ジュースの滑らかさを期待しましたが、レベルとしては、普通な感じです。
コンセプトの製品への落とし込みが不十分な感じを受けました。
〇外寸:130(W)×130(D)×330(H)mm、〇重さ:約960g、〇コード長:1m、〇定格容量:400ml、〇定格時間:1分、〇発売日:2017年4月、〇オープン価格、〇ツインバード オンライン販売:4,320円(税込)
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■ティファール ミックス&ドリンク BL1301JP(W)/ BL1325JP(R)
非常にオーソドックスなデザイン。スムージーを意識しながらも、何でもできるミキサーとしてキチンと設計されています。
いろいろな食材を加工する時に必要なのは、前の食材を引きずらないこと。つまり、完全にきれいに洗えることです。これに対するミックス&ドリンクの解答は「全部バラせること」です。このため、パーツは多くなるモノの、撹拌部などは手も入れることができ、洗いにくいところがありません。これは大きなメリットです。
また、モーターは2段切替。低速:15,000rpm、高速:20,000rpmとこの5,000rpmの差が結構効きます。スムージーの滑らかさも、いいレベル。
小型のミキサーと思えない、ある種の余裕が感じられるモデルです。
〇外寸:105(W)×105(D)×310(H)mm、〇重さ:約1,100g、〇コード長:1.3m、〇定格容量:600ml、〇定格時間:1分、〇発売日:2017年3月、〇メーカー希望小売価格:8,640円(税込)
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■山本電気 MICHIBA KITCHEN PROJECT ブレンダー BL22
山本電気は、福島に本社を持つ 1934年(昭和9年)創業の老舗メーカー。モーターの開発、製造を得意としています。その技術を活かし、精米機で家電参入。2007年より MICHIBA KITCHEN PROJECTを立ち上げており、ブレンダー BL22は、そのPROJECTで生まれています。
ここのMICHIBAは、和食の料理人、道場六三郎氏のこと。1990年代を代表する番組の一つ「料理の鉄人」で、和の鉄人として名を馳せた人です。この番組、制限時間内に、お題食材で、素晴らしいコース料理を拵えるという番組でしたが、プロのお眼鏡にかなった調理器具がずらりと並んだところは壮観でした。
プロが使うモノは、特長があります。基本性能がよく、使いやすく、しかもタフです。このブレンダー BL22はまさにそれを地で行くようなモデルです。
ボトルに使える撹拌部でもまったく違います。トライタン製であるのは他社と同じなのですが、肉厚にビシっと作ってあります。一つ一つが丁寧なのです。
またスィッチは、マイボトルブレンダーと同じ、押すタイプ。これも使いやすいです。モータースピードは2段階。刃も見事です。ジュースとしての滑らかさも一際素晴らしいモノがあります。
プロでも頷くモデルなのですが、それだけに余分な装飾は一切ありません。機械として優れたデザインと言えます。重さはなんと1.8kg。標準としましたマイボトルブレンダーが950gですから、ほぼ倍です。
これをG-SHOCK的な格好良さととらえるか、過剰とするかで、評価はまったく変わってきます。どちらかというと、漢気(おとこぎ)にあふれた逸品です。
〇外寸:150(W)×150(D)×330(H)mm、〇重さ:約1,800g、〇コード長:2.0m、〇定格容量:400ml、〇定格時間:1分、〇発売日:2017年3月、〇定価:11,314円(税込)
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■バイタミックス パーソナル ブレンダー S30
日本料理と西洋料理での違いはいろいろありますが、一番の違いは、米と小麦の違いでしょう。とにかく西洋料理は小麦から始まります。これは米と違って、小麦が一度 粉にして加工しないと体に入っていかないためですが、それだけに彼らの料理は、いろいろなモノを混ぜます。この時間短縮のために作られた調理家電が、ブレンダー、ミキサーです。素材の形が分かるのを良しとする和とはずいぶん違います。
その上、電力事情が、日本と米国ではずいぶん違います。電圧が100Vと200V。倍も違います。その中で、育ったのが「バイタミックス S30」です。
S30に一番違いモデルは、先に紹介した山本電気のBL22ですが、S30のほうがより念が入っています。まず、BL22は強弱二段階の調整ですが、こちらはアナログ無段階調整です。また、金属パーツ、樹脂パーツ共に、もう一廻りゴッツい。刃も、やや分厚く丈夫そうです。また、いろいろ使えるように、アタッチメントもメチャ豊富です。しかもアメリカンパワー。ど迫力です。
さて滑らかさですが、極上の部類です。スムージーなどのブームは、アメリカ発祥ですが、それはやはり、彼らが加工に対し、いい調理家電を持っているからで、それは食生活の違いから来ているとも言えます。
海外輸入品ということもあり、お値段もそれなり、公式通販価格63,720円(税込)ですが、7年の保証が付きます。アメリカの調理家電は、持っていて自慢できる家電と、そうでない家電に分かれますが、S30は持っていると自慢できます。
またカップ(撹拌部)には、環境ホルモンを出さないビスフェノールA不使用の素材を使うなど、スキがないです。
ただ、カップの中の補強リブはずいぶん出っぱっており、大きめの食材だと引っ掛かる可能性があります。あと、中のすぼまり具合も激しく、手を入れることができないです。
ま、これはアメリカ人の手は元々日本人より大きいため、スポンジでは洗えないですし、バイタミックスを持つことができる家庭でしたら、食洗機で洗います。S30のカタログには、食洗機OKの記載があります。
面白いのは、これだけゴッツいのですが、色は、シルバー、ブルー、レッド、ライトグリーン、ホワイト、ブラックの6色展開。アメリカ人は人の好みに合わせると言うことはしないので、調理家電は基本多色展開。ここにもお国柄が出ています。
〇外寸:152(W)×229(D)×394(H)mm、〇重さ:約3,700g、〇コード長:1.15m、〇定格容量:600ml、〇定格時間:8分、〇発売日:2015年4月、〇定価:公式通販価格63,720円(税込)
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文/多賀一晃
1961年生まれ。慶應義塾大学大学院理工学部卒。大手メーカーにて商品開発、企画を担当後独立。国内はもちろん、世界最大の家電見本市「IFA」等で世界中の家電を取材し、役立つ情報を「生活家電.com」から発信中。日本経済新聞夕刊の家電製品特集や土曜日別冊「日経プラス1」の「家電ランキング」選者、WEDGE Infinity「家電口論」主筆としても活躍。
生活家電.com
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