世の中には、ママ友と仲良くなってきた頃を皮切りに、なんでもかんでもおねだりしてくる「くれくれママ友」が存在するようで、一度出会ってしまうと、なかなか強く断る姿勢を取れず困ってしまうという声があがっています。
今回は、ママさん100人に聞いた「くれくれママ友」エピソードをご紹介します。
靴下に家電まで! おさがりを「おねだり」
「幼稚園で指定されている靴下。その使用済みを子供の成長でサイズダウンするたび『使わないなら頂戴』と言われますが、さんざん履いた靴下を欲しがる意味が分かりません」(専業主婦/45歳)
「幼稚園の制服の話。ウチは上が娘、下が息子。ママ友は上が息子、下が娘。上が卒園したら制服を交換したいとしつこくいわれ、記念だから嫌だな……と思いつつ承諾。いざ下の子の入園の時、交換するから息子の制服買わなかったら、別のママ友の子と勝手に交換していた」(パート・アルバイト/38歳)
「夫の海外赴任が決まったとき、ほとんどの電化製品は日本に置いていくことになり『使わないのなら頂戴、それか日本にいない間だけ貸して』と言われていろんなものをあげました。3年後日本に戻ってきたとき、『使う?返す?』と聞かれ、もういいやーと思ってあげました」(専業主婦/50歳)
おねだりされるだけでなく、交換の約束を忘れられたり、返す約束をすっぽかされているママが続出。「あの時の話と違うじゃない!」 と言えず、ぐっと堪えなければいけない状況になってしまうその前に、いくら仲が良くても予定が少し先になりそうなお願いをされたら、断ることが最善かも。
同情を誘う……食べ物や自分の洋服を「おねだり」
「旦那さんがギャンブルで借金を抱えていることを話され、『お米がない』と同情を誘うように話してきました。最初は同情心で分けたことがあったのですが、事あるごとにお米をせびるようになり関係を終わらせました」(専業主婦/36歳)
「うちの実家から送られてきた米や干し柿まで欲しがるママ友、さもしいなと引いてしまいました。子供の遠足の写真を代わりに注文してほしいとも言われました」(パート・アルバイト/31歳)
「服のおさがりを欲しいとしつこく言われてしまい困りはてました。あげなかった」(パート・アルバイト/45歳)
「旦那さんの給料が安いといつも不満を口にしていて、服のおさがりや使わなくなった文房具などがあればほしいと言われています」(専業主婦/39歳)
旦那さんへの愚痴から始まり、こちらの同情を誘うような「おねだり」パターンはくれくれママ友の常套手段のよう。愚痴は聞きながら、話を違う方向へとさりげなく誘導するのが良さそうですね。
苦労しているのに……手作りを「おねだり」
「ハンドメイドが得意なので、子どもの小物やゴムなど何でも手作りの物が多い私。ママ友の一人は、新しい手作りのものを見つけると『私にも作って』ってお金も払うわけでもないのにうるさい。他にも高いものでも安いものでも、とりあえず絶対ちょうだいと言う」(パート・アルバイト/31歳)
「私の持っているものを欲しいと言われる分にはいらないならあげますが、私のハンドメイド商品を欲しいと言うので安めの価格を提示しても『もっと安くして』とか、ほぼただで欲しいと言ってくる。しょうがないのでそのまま無料で譲ったことも何度かあります」(パート・アルバイト/45歳)
世界にふたつとない、ハンドメイドへの強い思い入れがあることは当然のこと。おねだりされたら、自分が納得できる条件を提示することで、くれくれママ友の猛攻から逃れられるかも。
このほかに「私の友達を全部自分の友達にしたい人。『○○さんの連絡先教えて』とか、遠慮なく言ってきます」といったエピソードも。モノだけでなくつながりまで得ようとする、くれくれママ友の熱量にはアッパレ!
ありがた迷惑?! 「どうぞどうぞママ友」の実態
一方、「くれくれママ友」ではなく「どうぞどうぞママ友」がいるとの回答も集まりました。
「おさがりをなんでもかんでもくれるママがいる。『着られなくなった服、いる?』といわれ、正直服の趣味が違ったが断りきれずとりあえずもらったところ、いらない服を全部まわしてくるように。しまいには使用済みパンツまでいるかと聞いてきたので、さすがにおことわりした」(専業主婦/27歳)
「くれくれママ友はいませんが、頻繁におさがりをくれるママ友がいます。趣味が合わず、また使用感のあるものが多いので結局捨てることになります。それでも最低限のお礼はしなければならないので負担でしかないです」(パート・アルバイト/38歳)
「ありがたいことにくれくれママ友は周りにおらず、むしろ『どうぞどうぞ』とおさがりをくださるいい方ばかりです。ただ本音を言うと、もらいっぱなしも気を使いお返ししなきゃ! となるので難しいところです」(専業主婦/43歳)
「実家から送られてきた野菜や果物があまりにも多かったのでおすそ分けしたら、高めのお返しをすぐくれた。『迷惑なのかな』と思い、あまりおすそ分けしないようになった」(専業主婦/42歳)
「子ども同士でよくお菓子交換をするので、もらいっ放しにならないよう気をつけています」(専業主婦/37歳)
「近所のママ友で一時期、会えば何かしら手作り品とか、おみやげとか交換している時期があった。そのうち、会うと手にしている荷物に目が行くようになってしまい『こりゃいかん』と、モノの交換はやめました」(専業主婦/50歳)
優しい心づかいは嬉しいですが、そのあとのお返しに悩んでいるママさんがチラホラ。なかには「交換はなし!」とルールを決めた人も。モノなしのプライスレスな気配りだけと思えば、気楽でいいですよね。
周りをよく見渡せば、同じように悩むママ友がいるはず。もし「くれくれママ友」に出会ってしまったら、うっぷん晴らしに似たような状況にいるママ友に相談して、上手にストレスを発散していきましょう。
※暮らしニスタ編集部が既婚女性100人を対象に行ったアンケート調査より
ライター。無印良品らぶ「ムジラー」。女性サイト編集スタッフを経て、現在はWeb媒体を中心にコラムを執筆。ジャンルは恋愛、美容、マンガ書評など。趣味は資格勉強、最近では日本化粧品検定2級を取得。たのしく、やさしく、すこやかに。
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