夫婦生活が長くなると、お互いの存在や家事分担など、多くのことが当たり前になりがちですが、一言「ありがとう」「すごい」と褒めてくれるだけで嬉しいものですよね。
世の旦那様が贈ったほめ言葉のなかには「本当に褒めてるの!?」と突っ込みたくなる言葉がチラホラ。今回は、主婦100人に聞いた「珍ほめ言葉」をご紹介します。
ある意味、ドキッとする外見のほめ言葉
「私が、お尻が大きいことを気にしているのを知っていながら、『僕は大きいお尻の女性が好きだから、君と結婚できて幸せだよー』と真顔で言ってきた。夫は私のことを褒めているつもりだったが、私は余計に傷ついた」(パート・アルバイト/34歳)
「私は丸顔が悩みで、『丸顔なのが嫌で、リンパマッサージしてるんだけどダメなんだよね』と話したら、夫に『顔が四角いよりいいんじゃない?』と言われました。お世辞でいいから『丸顔でもかわいいと思うよ』と言ってほしかったです」(専業主婦/35歳)
「初めて乳首を見た時『干しブドウみたいだ』と褒めたつもりで言ったようです。胸が小さいので、『形がいい』などと言われたら良かったと思います」(専業主婦/49歳)
「仕事でお湯を使うことが多くガサガサになっていた手を見て『イグアナみたいやな』と言われ『ひどい!』と返すと『動物好きやん』と。『普通に頑張ってるね』でよかったと思います」(専業主婦/32歳)
女性にとって見た目の話は、ただでさえデリケート。本心は褒めているつもり、フォローしているつもりであっても言葉のチョイスミスで逆効果を生んでしまっている様子。奥様方は回りくどくない、直球のほめ言葉を募集しています!
「おいしい」で十分!料理へのほめ言葉
「『このあんかけそば、すごくおいしい!最近食べた中でも特にいい!』と連呼して喜んで食べていました。それは昨夜、夫が酔っぱらって土産に買ってきたお気に入りのラーメン店のあんかけそば。そりゃ1日経っても美味しかったでしょうね」(個人事業主・フリーランス/44歳)
「どのような料理を作っても『今まで作った料理の中で、一番おいしい』と言うこと。本人は最高の誉め言葉だと思っているようですが、これまで作った料理はおいしくなかったようで複雑な気持ちになります」(専業主婦/39歳)
「『ばぁちゃんの料理と同じ味がする』と言われた。田舎臭いのか『素朴だ』と言いたいのか、はたまた『おいしい』と褒めているのか分からなかった」(専業主婦/31歳)
このほかに、健康を考えたヘルシーな食事に「食が進まなそうだから痩せそう」といった珍ほめ言葉も。普段から奥様に料理を作ってもらっている旦那様は料理をどう褒めたらいいのか悩むのか、褒めようとする気持ちだけが先走ってどうにもこうにも空回りしてしまうよう。そんな一生懸命な気持ちだけでもありがたく受け取るのが吉?
ときめくよりも笑っちゃう!愛のあるほめ言葉
「『世界中で、おまえを選ぶのは俺だけだ!』なんだか府に落ちなくて、『世界中の誰よりも、おまえを選ぶ』と言ってもらえたら、嬉しかったです」(専業主婦/38歳)
「『なんで私と結婚しようと思ったの?』という問いに、真顔で『O脚じゃなかったから』と返答。ウソでもお世辞でもいいので、『美人で優しかったから』と答えてほしかった」(専業主婦/40歳)
「乳がんになったとき、乳房を全摘することに落ち込んでいた私に、夫が『たとえ頭がなくなっても一緒にデートしたい』と、乳房がなくなることは大したことないと励ましてくれたのですが、頭が無いという例えに吹き出しました」(個人事業主・フリーランス/49歳)
愛さえあれば少し言葉がおかしくても、クスッと笑えるエピソードに。旦那様が褒め上手になるための近道は「愛」がキーポイントかもしれませんね。
理想的すぎる!100点満点のほめ言葉
一方でもれなく要望殺到の、ほめ言葉の回答も集まりました。
「夫が娘にご飯を食べさせている時『ママのご飯はおいしいね』と言いながらあげてたことがありました」(パート・アルバイト/27歳)
「基本的に嘘をつかない姿勢の夫なので、『ごはんが美味しい』と言ってもらえただけでも嬉しいです。嘘がないところが大切だと思います」(専業主婦/41歳)
「私の夫は、ファッションなど表面的な事ではなく、内面の努力している部分を褒めてくれる事が多いです。家計管理の事でも、『うちは貴女がしっかりやってくれてるから安心しているよ』と他の家庭でやりくり下手な奥さんの話をした後に私を褒めてくれます。『頼りになる嫁さん』と言ってもらえるのも嬉しいですね」(専業主婦/39歳)
「料理に対して自信がない私が初めて振る舞った時に言われた言葉には救われました。『仕事ができて、容姿もスタイルも良くて、料理までできたら俺とは結婚してもらえなかったよ!だから、神様にお礼を言わないとね』」(正社員/37歳)
「主人の叔母様とお食事をした際『得意な料理は、なあに?』と聞かれ、私は咄嗟に答えが出てきませんでした。そこで主人がすかさず『○○の作る漬物、美味しいよ!』と答えてくれたのです。『お漬物が上手なんてお料理が得意なのね』と叔母様も満足。まごついた所をフォローしてもらい、私も安心。最高の褒めタイミングでした!」(正社員/31歳)
せっかく褒めてくれたのなら、素直に喜びたいもの。たとえ珍ほめ言葉だったとしても、きっとこう言いたかったのかなと感じ取ることが大切かもしれません。夫婦の悩みは尽きませんね。
※暮らしニスタ編集部が既婚女性100人を対象に行ったアンケート調査より
ライター。無印良品らぶ「ムジラー」。女性サイト編集スタッフを経て、現在はWeb媒体を中心にコラムを執筆。ジャンルは恋愛、美容、マンガ書評など。趣味は資格勉強、最近では日本化粧品検定2級を取得。たのしく、やさしく、すこやかに。
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