おもちゃ、洋服、お世話グッズ……etc. 子どもがいるとどうしてもモノが増えて、家の中が雑然としがち。「いつも部屋の片づけばかりしている」「〝片づけなさい!″と子どもを叱ってばかり」と感じているママも多いのではないでしょうか。
4才と1才の散らかし盛りの子どもが2人いる藤本さんは、どうやって家の中をキレイに保っているのでしょうか? 「整理や収納は好きですし、得意です!」という藤本さんに、整理&収納のコツを教えてもらいました。
子どものおもちゃは大きな箱にざっくり収納!
小さい子どもがいると、とにかく増えるのがおもちゃ類。ブロックやパズルなど細かいものから、ぬいぐるみやプラレールなどのかさばるものまで、子どものおもちゃでリビングがいつもぐちゃぐちゃ!と悩んでいるママは多いですよね。
ところが、整理&収納好きの藤本さんのお宅は、「基本的に家はすっきり片づいてます」とうらやましい限り。夜中に洗濯物をたたみ、明日の朝に片づけようとそのままリビングに置いておくと、翌朝、息子さんに「ママ、ちゃんとして。部屋が汚いよ」と怒られてしまうくらい、キレイなのが当たり前な状態なんだそう。
そんな藤本さんにおもちゃの収納法をうかがってみると、
「細かいジャンル分けはなし。コンテナのような大きな箱を用意して、とにかくその中におもちゃは全部しまうのをルールにしています。ただ、ポイポイ入れればいいだけだから、4才の息子でもちゃんと片づけができるようになりましたよ。
ブロックはブロック、プラレールはプラレールとか、ジャンル分けができれば理想ですが、小さい子どもには難しいし、結局、ママが全部やることになってストレスがたまるだけ。それより、家のインテリアになじむ大きな箱を用意して、とりあえずそこに全部しまうというざっくり収納がおすすめです。
子どもでも片づけやすいシステムを作ってあげれば、1才の娘でも〝ナイナイ″といって、片づけができることもあります。ただ、〝ナイナイ″と言いながらゴミ箱に捨てちゃうこともありますが(笑)。その〝ナイナイ″じゃないよって、家族でツッコミいれてます」。
お片づけ育は順調に進んでいるようですが、気分によっては片づけをやりたがらないことも、もちろんあるそう。
「そんなときは“お片づけしないなら、捨てましょう”と言って、ゴミ袋を持って、おもちゃを捨てる真似をします。そうすると、〝やだ~!″と片づけ始めますね。遊んだら片づけるを徹底させたいので、そこは適当にしないで、必ず片づけまでやらせます」。
また、おもちゃの適量をキープすることも大事だそう。
「箱に入らないおもちゃは、人に譲ったり、捨てたりして、いつも一定量を持つように心がけています。いらないおもちゃを息子に選ばせるのが理想ですが、そうすると小さいボールとシールだけとか、そんなんじゃスペースできないよ!って程度しか選んでくれないので(笑)、もう遊んでいないおもちゃやファミレスのおまけのおもちゃなどは私が選んで処分しています」。
子ども服の収納はスタッキングできるボックスでフレキシブルに
昨年、注文住宅を建てた藤本さんですが、子ども用のクローゼットはあえて作っていないのだとか。
「子ども部屋にスタッキングできる白いケースを置き、アルファベットのシールで息子と娘の名前を貼って分類して、それぞれの洋服を収納しています。私が使っているのはフロックケースという正面の蓋がぱかっと開くタイプのもの。奥までたっぷり収納できるし、積み重ねて増やしていけるから便利です。タンスを買うことも考えましたが、大きくなってきたら子ども自身の趣味も出てくるだろうし、家具を買うよりは移動もラクで服以外にも万能に使えるケース収納が便利かなっと思っています」。
また、バスルームに続く廊下に収納を作り、子どものパジャマやバスタオルなどを収納。
「4才の息子は自分で着替えもできるので、手が届く高さに収納しています。子ども部屋ではなく、バスルームの近くにパジャマなどを収納しておくことで、子どもでもスムーズにお着替えができます」。
子どもと同じくらい散らかす夫(笑)。妥協策を見つけて、家をすっきりキープ
子どもが散らかすのと同じくらい、夫が片づけてくれないと悩んでいる人も多いものですが、藤本さんのお宅はどんな感じですか?
「わが家はリビングが1階、バスルームなどの水まわりが2階にあるので、夫も子どももリビングで靴下を脱ぎっぱなしにしがち。以前は、部屋のすみにまとめて置いておいたりしていたけど、やっぱりビジュアル的によろしくないなと思い、小さな入れ物を用意して、脱いだらここに入れてとお願いすることにしました。
子どもは“やりなさい!”と叱ればちゃんとやるようなところがあるけど、夫はそのスタイルで何十年も生きてきているので、〝2階の洗濯機まで靴下持っていってよ″といくら言っても絶対に習慣にならないし、けんかになるだけ。かといって、リビングに脱ぎ散らかされるのは私もイヤなので、その中間をとった妥協策としてリビングに靴下入れを作ったわけです(笑)」。
〝おもちゃは子どもでも無理なく片づけられるざっくり収納″〝洋服はフレキシブルに使えるケース収納″〝夫は変えようとするのではなく妥協策を見つける″。この3つが、すっきりした家を保つコツになっているようですね!
Profile藤本美貴
- 1985年2月26日生まれ。2001年歌手デビュー後、モーニング娘。として活躍。2009年にお笑い芸人の庄司智春さんと結婚。2012年に第一子の男の子、2015年に第二子の女の子を出産。産後ダイエットでヨガと出会い、インストラクターの資格を取得。現在、『ミキティが東大教授に聞いた 赤ちゃんのなぜ?』(中央法規出版)が好評発売中。
取材・文/金澤友絵 撮影/土屋哲朗(主婦の友社写真課)
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