収納王子コジマジックが収納のお悩みを100均アイテムで鮮やかに解決するスペシャル連載の第4回。前回は、暮らしニスタ・北川知花さん宅で、ギュウギュウに詰め込まれた子ども用クローゼットをスッキリ大変身させました! 前回の記事はこちら
今回は、タンスに収納した衣類に着手。さて、どんなワザが繰り出されるのでしょう?
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お悩み 衣類の「立て収納」を実践していますが、取り出しにくそう……
北川さん宅の長女・心ちゃんの部屋のタンスには、学校に来ていく平日用の服がしまってあります。こちらの写真はトップスを収納している引き出し。たたんで立てて収納しているものの、取り出すたびに列がぐにゃっと乱れてしまってイライラ……。
こちらはボトムスの引き出し。トップスよりもかさばるものが多いため、さらに乱れ度が高めです。「とりあえず入れとこう!」とばかりに押し込んでいるため、引き出しの開け閉めにもひと苦労しているのだとか。
そんな引き出し収納を見たコジマジックさんは、「たたんだ洋服を重ねてしまうと、下になったモノはほぼ着なくなってしまいます。死蔵品になってしまうんですね。だから立てて収納しているのはすごくいいのですが……惜しい!」とズバリ!
「これだと奥のモノは引き出しを全部出さないと見えにくいし、視線をジグザグと動かさないとなかに入っているモノが把握できないですよね。
でも大丈夫、これはちょっとしたポイントで激変しますよ」。
さて、その“ちょっとしたポイント”とは?
こう解決!立て収納は方向を変えれば取り出しやすくなる
こちらがトップスのbefore
こちらがトップスのafterこちらがボトムスのbeforeこちらがボトムスのafterポイントは並べる方向。たたんだ服を、自分に対して直角にして入れていきます。
こうすれば前列、後列と端から端まで一気に見渡せて、収納してあるモノが一目瞭然。前列に使用頻度の高いモノをもってくれば、使いやすさはさらにアップします。
さらに立てる収納にありがちな「服がパタンと倒れる」現象を防ぐため、ブックスタンドを投入。
1列に2つほどはさむことで、しっかり安定して立てることができます。
ボトムスの引き出しに入っていた生地がやわらかなスパッツは、くるくると丸めてかごに収納すれば、さらにすっきりしますよ。
お悩み くつ下が重なって、選びにくいみたい
小さなくつ下は、ボトムスの引き出しにかごを入れ、そのなかに収納していました。
「くつ下をかごに入れるアイデアはいいのですが、カゴのなかで重なり合っているから、下敷きになっちゃうと取り出しにくい。こういう場所こそ、仕切るテクの使いどころです!」
こう解決!仕切り板を使って、小分けにして
もともと使っていたプラスチックのかごを100均の仕切り板で分割し、折りたたんくつ下を立てて収納しました(写真右)。
これで、すべてのくつ下がひと目でパッと把握でき、選びやすさアップ!
「ちなみに、くつ下は、履き口をくるんとひっくり返してたたむ人が多いと思うのですが、それだと履き口のゴムがのびやすいし、靴下もかわいそう。左右を重ねて、2つ折りか3つ折りにする方法がおすすめです。子どもでも簡単にできるたたみ方だから、ママといっしょに洗濯物をたたんで、自分でしまう、という習慣づくりにも役立ちますね」とコジマジックさん。
下着も同様の方法で、仕切り板で小分けにして収納するのがおすすめです。
お悩み 学校の上ばきをどこに置けばいいかわからなくて
「いやいやいや…! 上ばきが服の上に乗っちゃってますよ!」と動揺を隠せないコジマジックさん。
「洗った上ばきをどこにしまったらいいか悩んで、体操着と同じグループだからいいかな、と……」。
こう解決! 巾着袋に入れて、かけて収納
100均の粘着フックを学習机の側面にペタリ。
上ばきは巾着袋に入れて、吊るして収納することに。これにて一件落着です!
「いたって普通のアイデアなんですが、タンスにしまいたいけどどうしよう……って考えていると、別のところにかけるっていうアイデアはなかなか出てこなかったりするんですよね。
でも、服も靴も同じ場所にしまっていいんだ、と子どもが思ってしまったらやっぱり困りますよね。本来の用途を考えて、収納場所を決めることも大事ですね」
「直角に並べる衣類の収納、大人のタンスにも応用します!」
平行に並べるか、直角に並べるかの違いで、使い勝手に大きな差が出ることに気づいた北川さん。
「前後の2列なら、衣類がまざりあってしまうこともないし、本当に見やすい。これは大人服の収納にも使えますね。さっそくやってみます。
コジマジックさんのおかげで、こまごましたくつ下や下着、バッグや上ばきまで、すべてのモノにきちんと定位置が決まりました。これなら子どもも迷いませんね♪」。
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(プロフィール)
収納王子コジマジック(一般社団法人日本収納検定協会 代表理事 小島弘章)
1972年、岡山県玉野市生まれ。1994年に松竹芸能所属の漫才コンビ「オーケイ」のツッコミ担当として活動する一方、整理収納アドバイザーや住空間収納プランナーの講師資格を保有。収納に“笑い”を取り入れた収納セミナーが話題となり、年間依頼数は200本以上。著書・監修本は累計30万部を超える。著作「リバウンドしない収納の魔法」(青春出版社)が好評発売中。2014年12月には収納と育児・教育・育成を組み合わせた言葉“収育”を掲げた一般社団法人「日本収納検定協会」を設立。2015年10月から片づけを楽しむ検定「収納検定」がスタート。そのほか収納グッズ開発やモデルルームの収納コーディネートなど幅広く活躍。フジテレビ「ノンストップ!」(毎週木曜)にレギュラー出演中。
ホームページ http://shu-ken.or.jp/ ブログ http://ameblo.jp/kojimagazine/
取材・文/浦上藍子、撮影/土屋哲朗、衣装(コジマジックさん分)/大原数馬(CREATION)
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