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コラム

ママの想いが子どもに伝わる“叱り方”のポイントとは!?

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ママの想いが子どもに伝わる“叱り方”のポイントとは!?
「何度言っても言うことを聞いてくれないんです……」
「叱られてもヘラヘラとしているのを見ると、余計に腹が立つんです……」
「どう言ったら伝わるんだろう……」
などと、“子どものしつけ”に悩んでいるママは大勢いますよね。
そこで今回は、ママたちを悩ます「叱る」をテーマに書いてみようと思います。

叱っているのは誰のため?

あるママが、「子どもの塾のテストの結果が出るたび、いつも叱っている」と言っていました。
しかし、よく聞いてみると、塾の先生から「お母さん、もっとお子さんに勉強させてください」とプレッシャーをかけられているとのこと。
話していくうちに、このママは「自分が先生に叱られたくなくて、子どもにガミガミ言っているんだ」ということに気づくことができました。
子どものためではなく、ママ自身のために子どもを叱っていたのですね。

この例のように、「子どもが○○できないと、ダメなママだと思われるかも」という自分の不安の解消のために、子どもを叱っているということも少なくありません。

何のために叱るのか?

叱っているうちにヒートアップしてきて、「怒りの感情がとめどなくあふれてきて、子どもにぶつけてしまいます」という話もよく聞きます。

けれど、「叱る」が「子ども(相手)のために、物事の善悪を教えたり、考えさせること」だとすると、感情をぶつけるのは「叱る」とは違うものですよね。
だから、叱ろうとするときには、「叱るのは子どものため? それとも自分の感情をぶつけたいだけ?」と、自分自身に一度問いかけてみるといいかもしれません。
でもそれが「感情をぶつけたいだけ」であった場合は、自分に聞いている余裕などないですよね。
そんなときは、気持ちが落ち着いてから「どっちだったのかな?」と振り返るのもいいと思います。

I(アイ)メッセージで伝える

「何度言っても、ランドセル(幼稚園バッグ)をリビングの床に置きっぱなしにするんです」
というお悩みも、本当にたくさん耳にします。

「ランドセルは自分の部屋に置くこと」というルールがあるにも関わらず、帰ってきて、リビングの床にポーン! 結局、寝るまでそのまんま…。
そんな状態にママはイライラして、「いい加減にしなさい! 約束が守れないなら捨てちゃいますよ!!」とカミナリを落とす(笑)…という、そんなバトルが毎日のように行われているご家庭も多いのではないでしょうか?

さて、「ランドセルをリビングの床に置かないでほしい」と思っているのは誰でしょう?
そう、それは子どもではなく、ママですね。
子どもはむしろ、リビングに置きっぱなしの方が便利なのかもしれません。

もし、ママの都合で作ったルールに従ってほしいなら、こんな言い方もあるかと思います。

「ママは、リビングの床に物が置いてあるのを見ると気持ちが落ち着かないの」
「ママは、ランドセルをお部屋に持って行ってくれるとうれしいな」


これは、“Iメッセージ”といって、「私は」を主語にして自分の想いを伝える言い方です。

子ども自身に考えさせる、アイデアを引き出す

また、一方的にルールを決めたり、命令してやらせるのではなく、子どもに考えさせたり、子ども自身のアイデアを引き出す言い方もあります。

ママ:「どうしたら、ランドセルをお部屋に持っていけるかな?」
子ども:「廊下が暗くて怖いから、電気を付けておいてくれたら持っていけそう」


ママ:「いつなら持っていけそう?」
子ども:「宿題をリビングでやりたいから、宿題が終わったら持っていくことにするよ」


子どもに限らず、人は誰かに指示されたことより、自分で決めたり、自分で考えたアイデアの方が行動に結び付きやすいと言われていいます。
大人から見て「それはちょっと……」というアイデアであっても、許容範囲であれば子どもの決めたことを尊重してあげましょう。
その積み重ねが、自分で考え、自分で行動できる子につながっていきます。

子どもにも子どもなりの考えがある

“Iメッセージ”も“考えさせる質問”も、子どもを大人の思うとおりに動かすためのスキルではありません。
あくまでも、「ママの想いを伝える」「子どもの考えを引き出す」方法です。

子どもにも、子どもなりの考えがあります。
子どもには、大人のお願いを断る自由もあるのです。

例えば、子どもに「どうしても、ランドセルをリビングに置きたい」という考えがあるとしたら、話し合って、譲り合って、「リビングの一角にランドセル置場を作る」などの新しいルールを定める柔軟性も持っておきたいですね。

叱り方のポイント

では、最後にもう一度、これまでお話してきた「叱る」ことについてと、叱るときに気をつけたいポイントを4つにまとめてみたいと思います。

・誰のために、何のために叱っているのか、考えてみる。
・子どもの意見も聞いたうえで、“Iメッセージ”でママの想いを伝える。
・叱るときは短い言葉で。長い小言は子どもの耳を通り抜けてしまいます。
・時間が経ってからではなく、そのときに伝える(叱る)。


もし、怒りの感情が湧いてしまっても、自分を責めたり、その感情を悪者にしないでくださいね。
怒りは自分を知るチャンスです。これについては、また別の機会にお話ししたいと思います。

<プロフィール>
高橋世志子
コーチングコーチ。二児の母+同居嫁。子育てや同居につまずき、コーチングに助けられた経験から自らコーチとなる。子育てにお悩みの方や、もっと輝きたい女性向けの個人相談・講座を多数開催。また、出産前から一級建築士で住宅設計にたずさわってきたことから、「子育て×家」「女性の飛躍×環境」を探究中。

写真© Konstantin Yuganov - Fotolia.com
コーチングコーチ。二児の母+同居嫁。子育てや同居につまずき、コーチングに助けられた経験から自らコーチとなる。子育てにお悩みの方や、もっと輝きたい女性向けの個人相談・講座を多数開催。また、出産前から一級建築士で住宅設計にたずさわってきたことから、「子育て×家」「女性の飛躍×環境」「風水×お片づけ」を探究中。
ブログ  http://ameblo.jp/se-shi-ru/
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