1年の初めは、家族みんなで『おせち』を囲み、お正月のお祝いをしたいですね。でも、伝統的なおせちは、「堅苦しい」「ママだけが用意するのが大変」「家族の関心が薄い」といった声もよく聞かれます。
ならば今年は、おせちを用意するところから家族全員参加で楽しんでみてはいかがでしょうか?そうすることで、おせちがより身近に大切に感じられるはず。
今回は、簡単おしゃれな盛り付けのコツや、子どもも喜ぶアレンジなど、“おせちを楽しむアイデア”を暮らしニスタのよんぴよままさんに提案してもらいました!
アイデア1
プチプラも活用! “今どき伝統おせち”でお正月らしい和の雰囲気を気軽に楽しもう
堅苦しいのはイヤだけど、おせちはやっぱりお正月らしく和の雰囲気で楽しみたい!そんなかたにおすすめなのが、重箱と市販のおせちセットで簡単にできる、“今っぽい”おしゃれな和のコーディネートです。
「お正月らしい凛とした印象の重箱を中心に、木製トレーも黒で統一してトラディショナルな和の雰囲気を出しました。さらに、金銀のランチョンマットやコースターでおめでたい感じをプラス。重すぎないけれど、きちんと感のある華やかな食卓です」(よんぴよままさん)。
今回は、紀文のおせちセットを使用し、基本の5品(黒豆、栗きんとん、伊達巻、かまぼこ、昆布巻)を重箱に詰めています。簡単に映える盛り付け方のコツをよんぴよままさんに教えてもらいました。
【おせちを重箱に盛り付けるコツ】
・ぎゅうぎゅうに詰めず余白を作る
・重箱に直接盛り付けにくい食材は器に入れる
・おせちの鮮やかな色合いを生かすため器の色は控えめに
・かわいいピックや飾り切りで華やかさをプラス
・葉物は本物を使って上品な彩りを
これさえ押さえれば、食器やピックなどは自由にアレンジ可能ですよ。
黒一色だと重くなりがちなので、キラキラしたガラスの器で抜け感を作るのが“今どき和風”のポイント。「なますやエビなど彩りがきれいなものを盛り付けるとより映えます」(よんぴよままさん)。
また、重箱は、ネットショップや雑貨店、100円ショップなどで数百円から数千円程度で手に入るので、この機会に好みのものを探してみるのも手。
和テイストの黒いトレーやお盆、ランチョンマット、コースター、ピックなどの小物も、100円ショップをはじめプチプラショップで豊富に揃います。
好みの重箱やお正月らしいテーブルウェアを家族みんなで探してみるのも楽しいはず。“今どき伝統おせち”コーデ、ぜひマネしてみてくださいね♪
ワンプレート盛りにしても決まる!
重箱をもっていない、重箱はやはりハードルが高いという場合は、おせちをワンプレート盛りにしてもOK!黒の大皿に盛り付けると、きちんと感が出ます。
「重箱に盛り付けるときのコツがそのまま当てはまるので、同じようにするだけでバッチリ決まりますよ」(よんぴよままさん)
アイデア2
家族が喜ぶ味にアレンジ!“今どき洋風おせち”でカジュアルに華やかに
「伝統的なおせちは家族が喜ばない」「ふだんの延長でカジュアルに楽しみたい」。そんなときは、思い切って、おせちをお子さんも好きな洋風の味わいにアレンジしてみてはいかがでしょうか。
盛り付けも、重箱を使わずプレート盛りにして、カジュアルにおしゃれに楽しむコーディネートをご提案。
「赤をメインにウッディーなトレーやクラフト紙を使って、カジュアルでポップな洋の雰囲気に仕上げました。赤のお盆と白い皿を重ねた紅白の色合わせで、お正月らしいおめでたさは忘れずにプラス。かわいらしいお花型のコースターや食器もあでやかなアクセントになりますよ」(よんぴよままさん)。
シンプルなウッドトレーにもひと工夫。和紙やかわいい折り紙などを底に敷くだけで、たちまちおしゃれに変身します。紙や布を変えると印象が変わるので好みでチョイスしてみて。
丸と四角の赤いお盆は、実は100円ショップでも手に入るそば皿。テーブルクロスの代わりに、クラフト紙2枚と赤が基調の和紙2枚を交互に組み合わせて敷いています。
手持ちのものや、プチプラショップなども上手に活用して“今どき洋風おせち”を楽しく演出してみてくださいね。
おせちの簡単アレンジも試してみて♪
今回は、かまぼこ、黒豆、栗きんとんの3品をアレンジ。子どもも大人も食べやすく、食卓を楽しくしてくれるものばかり。どれも簡単なので、お子さんと一緒に作るのもおすすめです!
また、定番のおせちにこだわらず、家族が喜ぶ味をプラスするのもあり。「例えば、苦手という声も多い田作りは、お子さんも好きなアーモンドフィッシュに代えたりしてもいいと思います」(よんぴよままさん)。
アレンジしたり、家族の好きなものを加えたり、おせちを我が家流にアップデートしてみてはいかがでしょうか。
●かまぼこ椿のポテサラ
そのままでもおいしいかまぼこですが、ポテトサラダを包んで、かわいらしいお花のオードブルに。この1品があると食卓に華を添えてくれます。
【作り方】
①かまぼこは3枚薄切りにする。ポテトサラダ(市販品でもOK)はラップを使って丸める。
②ラップを広げて、かまぼこ3枚を写真のように並べる。
③真ん中に丸めたポテトサラダを置く。
④ラップで包んでキュッと丸め、形を整える。ラップを外し、真ん中に伊達巻の切れ端を軽くつぶしたものを乗せる。
●黒豆と白あんバターのカナッペ
やさしい甘さの白あんにバターの塩気とコクがマッチし、黒豆のほっくりとした食感もいいアクセントに。実はワインや日本酒などのお酒にも合うので大人のおつまみにも◎。クラッカーは塩味の効いたものがおすすめです。
【作り方】
ボウルに白あん100gとバター20gを入れて練り混ぜ、好みの量の黒豆を加えてさらに混ぜたら、クラッカーに乗せ、黒豆を1粒飾る。※白あんとバターの割合は好みで変えてもOK。
●栗きんとん団子
お団子に栗きんとんを乗せた、お子さんも喜ぶこと間違いなしのスイーツアレンジ。ピックを刺して、手軽につまめるスタイルにすると食べやすさアップ。見た目もかわいくなりますよ。
【作り方】
①だんご粉100gにぬるま湯約90mLを少しずつ加えて耳たぶくらいの柔らかさに練り、12等分にして丸め、団子を作る。
②沸騰したお湯に入れで茹でる。浮いてきたらさらに3分ほど茹でて冷水にとる。
③団子にきんとんを乗せ、上に栗を飾って、ピックを刺す。
アイデア3
親子でお正月らしいハンドメイドを楽しもう!
簡単ハンドメイドで、家族みんな参加でお正月の準備を楽しむのもおすすめです。
今回は、100円ショップでも豊富なカラーが揃う「水引」を使った、お正月ムードを盛り上げるハンドメイドをご紹介します。
●華やかピック
和風の食卓にも洋風の食卓にも合う華やかなピックです。市販の木のピックに水引を巻くだけなので簡単!ちょっとしたコツで仕上がりがキレイになりますよ。
【作り方】
ピックの柄の片面にクラフト用の接着剤を塗り、水引を巻いていく(写真左・中)。巻き終わりを小さく切った布テープで留めて完成(写真右)。
●和風テイストのフラワーアレンジ
お正月の食卓にお花があるだけで、一気におめでたく明るい雰囲気になります。
和の雰囲気の菊や南天などを組み合わせたお花を飾ったら、給水スポンジに水引を刺してバランスよくあしらうだけ。ぜひ好みの組み合わせでやってみてくださいね。
●洋風テイストのフラワーアレンジ
洋風の食卓にはグラスにキレイ色の造花を入れたアレンジを。グラスの足に水引を巻くだけで華やかさがアップします。
水引は、蝶々結び分の長さを残して、下から上へとしっかり巻いていき、最後に蝶々結びをして出来上がり。
アイデア4
子どもと一緒にできる簡単かわいい飾り切りで福を呼び込もう
和風でも洋風でも、飾り切りが1つ入っているだけで、お正月のおめでたい気分がさらに盛り上がります。
そこで、簡単かつ縁起のよいモチーフでもある「かまぼこの羽根」「にんじんの梅」「きゅうりの松」の作り方をご紹介。包丁を使わない工程も多いので、お子さんと一緒に楽しめますよ。
●かまぼこの羽根
【作り方】
①かまぼこは端を切り離さないよう2mm幅の切り込みを入れてから、さらに2mm幅でカットする。
②①のかまぼこに写真のように切り込みを入れる。
③真ん中の切り込みを開き、それぞれ切り離したほうの先を穴に入れて形を整える。
④完成。この根元側に黒豆を置いて羽根を表現。
●にんじんの梅
【作り方】
手軽に作れる穴あきの梅をご紹介。1cm幅に輪切りにしたにんじんを茹で、梅型で抜き、細いストローで3~5カ所抜く。ストローを指で楕円形につぶしてから抜いてもかわいい。
●きゅうりの松
【作り方】
きゅうりを梅型の幅に切り、さらに縦半分に切る。梅型で松の形に抜き(左)、3カ所に左右から斜めに浅く切り込みを入れて縦の線を入れる(右)。
羽根の隣にある来年の干支「辰」も、おすすめの飾り切りです。少し手間はかかりますが、チャレンジする価値あり!作ってみたいかたはこちらをチェック。
お子さんと一緒に、飾り切りのモチーフやおせちのいわれを話しながら作ると、おせちへの興味が増し、食育にもなりそうです。
お正月について楽しく学べるサイト「お正月キッズランド」を参考にしてみてくださいね!
アイデア5
今年のローストビーフはパパに任せちゃおう!ごちそう感満点の絶品レシピ
いまやおせちの定番になりつつあるローストビーフ。作るのはハードルが高いと思われがちですが、いくつかのコツを押さえれば案外簡単です。
なので、ここはパパの出番!難しい工程なし、オーブンいらずで手軽に作れるので、ぜひ作ってみてくださいね!
【材料(作りやすい分量)】
・牛ももかたまり肉(ローストビーフ用)…400~500g
・塩…小さじ1弱
・コショウ…適量
・オリーブ油…大さじ1
<ソース>
・ニンニク…1片
・醤油…大さじ3
・はちみつ…大さじ1
・玉ねぎ…1/4個
・りんご…1/4個
【作り方】
①牛肉は冷蔵庫から出し、1~2時間置いて常温に戻し、キッチンペーパーで水気を拭き取り、塩、コショウをもみ込む。
②フライパンにオリーブ油を熱し、全面を1分30秒~2分ずつ焼く。
③アルミホイルを2重にし、牛肉を取り出してぴっちりと包む。
④フライパンに戻してフタをし、弱火で8分間蒸し焼きにする。途中、上下を返す。
⑤フライパンから取り出し、アルミホイルに包んだまま冷ます(余熱で火を通し、肉汁を落ち着かせる)。できれば冷蔵庫で一晩寝かせる。
⑥ソースを作る。フライパンにソースの材料と、⑤で出てきた肉汁を加えトロリとするまで煮詰める。
⑦ローストビーフを薄く切り、器に盛り付け、ソースを添える。好みでベビーリーフ等を添える。
肉に厚みが足りないと火が通りすぎることがあるので、3~4cm程度の厚みがあるかたまり肉を選ぶのが◎!
ローストビーフを薄く切るコツはしっかりと冷ますこと。クルクルと丸めて、花びらのように盛り付けるとハレの日にふさわしい華やかな見た目になりますよ♪
家族全員参加でつくるおせちで、記憶に残るお正月を
新しい年の初めに家族でおせちを囲んで1年の幸せを願う伝統は、大切にしていきたいですよね。
用意するところからみんなで一緒に行えば、おせちがより身近に感じられるはず。気になるアイデアを取り入れて、家族みんなで“我が家流”のおせちをつくってみてくださいね。
今回使用した紀文『年神様おもてなしセット 元旦』はこちら
適量タイプのおせち6品をセットにした人気商品です。
『Seria』にはお正月の食卓を彩るグッズがたくさん!
お重箱やお盆の他にも、紙皿やランチョンマットなど、お正月限定のかわいいデザインの商品を豊富にラインナップ。
※掲載商品は取材時点のものであり、現在お取り扱いしていない場合があります。
紀文「家族でつくろう!お正月プロジェクト」
「家族でつくろう!お正月プロジェクト」は「お正月は大人になって振り返ると幸せな家族の思い出。家族みんなで協力しながら楽しいお正月を過ごし、“未来の思い出”をつくってほしい」という思いのもと、正月行事を家族で主体的に取り組む大切さや楽しみ方を伝えていくプロジェクトです。
公式HPでは、知っておきたいお正月に関する知識や、行事を通じて子どもの健やかな成長や家族の絆を育む「行事育」についてのことなど、子育てに役立つ情報を発信しています。ぜひご覧ください!
提供/紀文食品
撮影/鈴木江実子 まとめ/暮らしニスタ編集部
コメント
全て既読にする
コメントがあるとここに表示されます