犬と猫、目がいいのはどっち?どれぐらい見えている?『ざんねんないきもの事典』『わけあって絶滅しました。』などで大人気の動物学者・今泉忠明先生監修の書籍『
犬も猫もシルエットで飼い主を判別している!?
ふざけて変装をしたら、飼っている犬や猫に警戒されたという話を聞いたことはありませんか?
この原因は、犬や猫は目が悪いのでぼんやりとしたシルエットしか見えず、飼い主がふだんと違う外見だと、別人と勘違いしてびっくりしてしまうためでは、と考えられます。
でも、声やにおいなどで総合的に飼い主を判断するので、警戒はすぐに解かれるはず。
そのように、犬と猫の視力は人間よりも悪く、さまざまな実験からも、目のピントを合わせるのが苦手と推測されます。
犬と猫どっちがより苦手かについては、明確な実験結果は出ていません。
動くものを見る「動体視力」なら、猫の勝ち!
代わりに、犬や猫で発達しているのが「動体視力」。動くものを見る能力です。
犬や猫の動体視力は人間よりも優れていて、特に猫はテレビの画面が1コマずつ止まって見えるといわれています。
すばやい動きの獲物を捕らえるために発達してきたハンターとしての特性です。そしてこの動体視力は、集団で狩りをしてきた犬よりも、単体で狩りをしてきた猫のほうが優れていて、50m先の動きも見えるという説も。
というわけで、視力についてはトータルで猫に軍配を上げます!
ちなみに犬も猫も、人間より視野が広い!
犬も猫も人間も、両目で見る視野(両眼視野)の広さは変わりませんが、片目ずつで見る視野の合計(全体視野)は犬や猫のほうが広く、人間より顔の横側~後方が見えます。
これは獲物をすばやく見つけるのに重要でした。
犬猫あるある55項目を徹底比較!
『犬と猫どっちが最強か決めようじゃないか』
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