食事では足りない栄養を補う役割も担っているおやつ。今回は、その選び方やどんな時間にあげているかなど、「おやつ」に関することをいろいろと調べてみました。
おやつ選びは美味しさと値段。両方重視している人が多数
Q1.おやつの選び方についてうかがいます。おやつはどの基準を重視して選びますか?(複数回答可)
美味しさ 63.6%
値段 53%
子どもが好きかどうか 48.5%
どんな成分が入っているか 40.9%
個別包装かどうか 28.8%
保存しやすいか 24.2%
6割以上がおやつ選びで重視するのは「美味しさ」と回答。他にも「子どもが好きかどうか」が約5割、「どんな成分が入っているか」が4割以上と実際に食べる子どものことを考えて選んでいることがわかる結果になりました。
「値段」と答えた人も半数以上で、「美味しくてお手ごろ」なら言うことなしのようです。
健康補助機能は「骨」と「歯」を重視。「集中力」と「記憶力」も注目度高い
Q2.健康補助機能を重視する際、どの点があると気になりますか?
骨にいい 63.6%
虫歯にならない 53%
歯が強くなる 42.4%
目にいい 36.4%
集中力が高まる 33.3%
記憶力が高まる 33.3%
重視する健康補助機能については6割以上が「骨にいい」と回答。ただし「虫歯にならない」と「歯が強くなる」という回答も多く、子どもの歯の健康への関心が高いことがわかります。
一方「集中力が高まる」と「記憶力が高まる」が同率で、集中力と記憶力のセットで受験生を持つ親などから注目を集めているのかも。
「チョコレート」「アイス」。今も定番おやつの人気は高い
Q3.よく買うおやつは?
チョコレート 56.1%
アイス 56.1%
ビスケット、クッキー 50%
ヨーグルト 48.5%
スナック菓子 48.5%
子どもが好きで、よく買うおやつは「チョコレート」と「アイス」が同率で一番多い回答でした。
といっても「ビスケット、クッキー」「ヨーグルト」「スナック菓子」も5割以上と大きな差はなく、この辺りがおやつの定番といえるようです。
50%が「3時のおやつ」を守っている。夕方以降に食べる家庭も急増?
Q4.おやつを食べる時間帯は?
15時くらい 午後 53%
特に決めていない 24.2%
夕食後 21.2%
夕方 15.2%
いわゆる「3時のおやつ」と言われる「15時くらい」におやつを食べている家庭が5割以上でした。
「夕方」、「夕食後」を合わせると35%以上で、意外と遅い時間帯におやつを食べる習慣がある家庭も増えていることがわかりました。
70%以上が「大人用おやつ」も購入。お母さんだっておやつ食べたい!
Q5.子どもとは別に、大人、ワタシ用のおやつは買いますか?
はい 74.2%
いいえ 22.7%
「自分用のおやつ」を買うという回答は7割以上。家族の食べたいもの優先で食事を作り、おやつも子どものことを考えて選んでいることを考えれば、自分の好きなおやつを食べるのはちょっとしたごほうびといえるかも。
Q6.その大人用、私用のよく買うおやつは?
チョコレート 50%
ナッツ 39.4%
和菓子系 33.3%
アイス 31.8%
スナック菓子 25.8%
子どもと同じくチョコレートを選ぶという回答が半数以上で、お母さんたちのチョコレート好きがわかる結果に。以下「ナッツ」、「和菓子」と続き、大人のおやつならではの渋いチョイスになりました。
おやつの予算は月「1,001円から3,000円」が多数派。月5,000円以上遣っている家庭も1割以上
Q7.おやつは1ヶ月にいくらくらい使いますか?
1,001〜3,000円 53%
3,001〜5000円 15.2%
1,000円以内 15.2%
8,001〜10,000円 6.1%
5,000〜8,000円 6.1%
1ヶ月に使うおやつの予算としては、半数以上の家庭が「1,001〜3,000円」と回答。「3,001〜5000円」も15.2%、「5,000〜8,000円」、「8,001〜10,000円」を合わせると1割以上いて、意外におやつにお金を遣っている家庭が多いことが判明。
子どもと一緒においしいおやつを食べたいというお母さんが増えているのかも?
子どもの好みも取り入れて体にいいものを。おやつ選びはなかなか悩ましい
Q8.子どものおやつに関しての感想やメッセージなどあればご自由にご記入ください。
「足りない栄養を補うものにしたい」「なるべくヘルシーなものを食べさせたい」と、「子どもの健康にいいものを」というのはおやつ選びの大前提のよう。子どもの好みもあるのでなかなか難しいものの手作りをする家庭も多いよう。
質や量に気を配ってあげているのに、「与えてしまう」という悩みを持っている人もいました。
<できるだけ手作りしたい>
「子どもが市販のおやつをあまり好きではないので、買うより手作りするほうが多いです」
「子どもが好きなおやつはラムネやグミなどで、できるだけ栄養機能食品と書かれているものを選ぶようにはしていますが、なかなかできていなのが現状。そのため家でのおやつはできるだけ作るようにしています」
「できるときは手作りします。喜んでくれるので」
<栄養補助としての役割に注目>
「おやつで食事で補えない分の栄養をおやつで補給できるように、おやつの楽しみと両立しながらあげるようにしたいです」
「おやつは栄養補助としての役割を果たすようにしたいと思いつつ、子どもの好みや気分もあるので難しい」
<ヘルシーなおやつを希望>
「もう少しヘルシーなおやつを開発して欲しい」
「できるだけ身体に良いものをあげたい」
「身体に良い、健康的でおいしいお菓子が増えるとありがたい」
<家族があげてしまう>
「一緒に住んでいる祖母がおやつに関して甘くて与えてしまう。なければ食べないので、お菓子が常にある環境だと食べたくなるのは当たり前。最近ようやく甘い物は1日1個というルールを祖母が守ってくれるようになりました」
「私はあまり変わないけど主人が買って来る」
以上、今回は「おやつ」についてのアンケートを取りました。
「歯」や「骨」など子どもの体のことを考えて、子どもの好みにも気を遣って…となると、おやつ選びをするのはなかなか大変みたい。それでも手作りしたり、機能性表示食品に注目したりと、お母さんたちが努力していることが見て取れました。
子どものおやつに頭を悩ませる中、大人が「自分用のお菓子」を一緒に買って食べるのは、ちょっとした息抜きになるのではないでしょうか。
文/佐久間裕子
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