朝から晩まで仕事漬けの毎日を送り、家でごはんを食べる機会がほとんどなかったという、超人気和食料理店「賛否両論」の店主・笠原将弘さん。
ところがコロナ禍以降、深夜の仕事や外食の機会が減り、子供たちと食事をする日が急増!10年前に奥様を亡くされている笠原さんは、子供たちのために家でも腕を振るいます。飾らない本音の自宅飯をご紹介。
和食屋だって、おうちで韓食(ハンシク)。家族で見ていたテレビの韓国料理を再現
「ある日みんなで情報番組を見ていて映し出された「チーズタッカルビ」の映像がおいしそうだったので「うまそう〜これ作って〜」となり、いきなりその日の晩ごはんに登場させました。肉も野菜もたっぷりで、甘辛いコチュジャンとチーズの味わいが絶妙です。辛いものが苦手な方はコチュジャンの量で調整を。チーズがとけたあつあつのところをどうぞ!」
では、笠原さん流の再現レシピを見ていきましょう
チーズタッカルビ
材料(2人分)
鶏もも肉………………………1枚
A┌にんにくのすりおろし…小さじ1
コチュジャン、みりん、しょうゆ…各大さじ2
└きび砂糖…………………大さじ1
キャベツ………………………1/4個
玉ねぎ…………………………1/2個
にんじん………………………100g
じゃがいも……………………1個
ピザ用チーズ…………………100g
ごま油…………………………大さじ1
作り方
1 鶏肉は一口大に切ってボウルに入れ、Aを加えてもみ込み、10分ほどおく。
2 キャベツはざく切りにし、玉ねぎは1㎝厚さのくし形に切り、にんじん、じゃがいもは細切りにする。
3 フライパンにごま油を中火で熱し、2を入れて炒める。野菜がしんなりしたら1を加えていため合わせ、鶏肉に焼き色がついたらふたをして7~8分蒸し焼きにする。
4 ふたをとって中央にピザ用チーズをのせ、ふたをしてチーズがとけるまでさらに蒸し焼きにする。
紹介したレシピが掲載されている本はこちら!
『笠原将弘のまかないみたいな自宅飯』(主婦の友社)
日々のごはん作りでもっとも大切なことは、毎日たくさんのおかずを準備することではなく、家族と自分自身が満足するささやかな食事時間を持つことなのだと、笠原氏は言います。
本書では、笠原氏が実際に家で子供と自身のために作っている晩ごはんや晩酌レシピを中心に紹介。主菜、副菜、つまみなど、家にある食材や調味料だけで作れます。作る人が疲れない、食べる人も気負いしない、日々の暮らしに寄り添う笠原家の本音のレシピ集です。
PROFILE:笠原 将弘(カサハラマサヒロ)
東京・恵比寿にある日本料理店「賛否両論」店主。1972年東京生まれ。高校卒業後「正月屋吉兆」で9年間修業したのち、父の死をきっかけに武蔵小山にある実家の焼き鳥店「とり将」を継ぐ。2004年に自身の店「賛否両論」をオープンし、すぐに予約のとれない人気店として話題になる。直営店として2013年に名古屋店、2019年に金沢店を開店。手がける料理レシピ本の人気も高く、著書累計は127万部を超えた。プライベートでは、長女、次女、長男との4人家族。
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