コラム

7割の妻が夫との“子育ての価値観”の違いを実感!

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7割の妻が夫との“子育ての価値観”の違いを実感!
結婚相手に「価値観が似ていること」を求める人は多く、そしてそのことが結婚の決め手だったりするものですよね。
けれど、いざ夫婦生活を始め、さらには子どもが生まれたりすると、同じだと思っていた価値観の違いに気づくこともあるものです。

そこで今回は、子育て中のママ100人に「子育てに関する夫婦の価値観の違い」について聞いてみました。

子どものしつけで「夫と考え方が違うな」と感じることはありますか?

YES     74人
NO      26人


かなりの数の人が「価値観の違い」を感じていると回答。
では一体、どのようなことに関して違いを感じることがあるのでしょうか? ケンカにまで発展したかなども教えてもらいました。

「教育方針」に関する考え方が違う

・「私はのびのびと育ってほしいけど、主人は勉強を頑張ってほしいという教育方針。土日にも塾や習い事をさせようとするので、『子どもの気持ちを考えて選んで』と口論になることもあります」

・「主人は自由が一番と考えていますが、私はある程度の親のサポートや導きが必要と考えています。以前はぶつかりましたが、愛情に温度差があることは仕方なく、任せてもらった方が私のやりやすい子育てに専念できることに気づき、今は求めることをしなくなりました」

・「子どもの将来の学費について、『大学に進学する場合までを想定して資金を準備しておく必要がある』という私の意見に対して、『本当に大学で勉強したいのであれば、自分で出すのが普通』と言われました。ケンカにまではならないけれど、話は平行線のままです」

ある程度の年齢に達したら、子どもが自分で道を選ぶはず。
そうなったときに、ふたりが喧嘩したこと自体がバカらしいという結果になる可能性もあるかも!?

「しつけ」に関する考え方が違う

・「私は、きちんとルールを守って他人に迷惑をかけないような人間にしたいと思っています。けれど、主人にはあまりそういう概念がないようで、見ていてイライラします。宿題や片づけなど、すべきことをしてから自分の好きなことをしてほしいのに、自分が思いつくままに子どもを遊びに連れて行ったりするのでケンカになる」

・「私は、子どもらしくのびのびと育ってほしいのに、夫はやたらと制限を設けます。ケンカにはならないけど、私の気持ちをいちいち夫に伝えるようにしています」

・「私は、子どもには約束を守って欲しいので、子どもとの約束はよほどの事情がない限り守ります。でも、主人は気分次第で平気で破ります。ケンカになるというか、家族みんなが不機嫌になるので、子どもに私が謝ります。結果、子どもたちは主人の言うことは当てにしなくなりました」
・「私はお金の大切さを分かってほしいので、ゲームセンターなどで無駄にお金を使わせたくないのですが、夫は簡単に使わせます。止めないといくらでも使わせてしまうので、せめて金額を決めてほしい」

考え方の違いからケンカになる夫婦もいれば、相手の意見に耳を貸すこと自体しないという夫婦も…。
妥協案が見つかるまで、一度徹底的に話し合うのもいいかもしれませんね。

「食」に関する考え方が違う

・「夫はすぐに甘やかすので、子どもが離乳食を嫌がったら、すぐに『もうやめてあげよう』と言ってきます。何の知識もなく、何にも手伝わないくせに口出ししてくることにムカついてケンカになりました」

・「夫はかなり子どもに甘く、ジュースを欲しがれば歯磨き後でも与えます。『それはおかしい』と怒ると、夫は謝ってくれるのでケンカにはならないけど、困ります」

・「私は、子どもの食べるものや清潔性などに気を遣うのですが、大雑把な夫は添加物てんこもりの食品を買ってきたりします。それに対して、私がいい顔をしないと不機嫌になってケンカに発展します」

・「夫は市販のお菓子を子どもに与えてもいいと思っているのですが、私は市販のお菓子は虫歯になりやすいから大きくなるまであげたくなく、手作りのおかしや果物をあげています。それなのに、お菓子を旦那があげようとしていてケンカになりました」

旦那様が食の関心が低いなら、子育てしながら旦那様のことも一緒に育てるくらいの気持ちでいるのがいいかもしれませんね。面倒くさいですけど…。

番外編

・「そもそも主人は子育てには無関心でノータッチなので、すべてが違うといっていいと思います。とくに『子どもより自分が中心』いうことが理解できません。遊びに行く場所も買うものも主人は自分のためでしかないのでよくケンカもしましたが、最終的に諦めるしかないと悟りました」

番外編含めてさまざまな意見が出ましたが、いずれの場合も子育てを通してお互いの考え方を知り、少しずつ歩み寄っていくしかないのかも。
それと、当の本人である子どもにとってもベストな選択を、夫婦だけでなく子どもも一緒に考えていけたらいいですね。

文/松本玲子
※暮らしニスタ編集部が子持ちの既婚女性100人を対象に行ったアンケート調査より
写真© T.M.M - Fotolia.com
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