今年GWは、日本全国ステイホームウィーク。
テレビゲームやyoutube漬けのお子さんに胸を痛めている方も多いと思います。
だったら家族や友人でボードゲームをやってみませんか?
実は筆者、編集Mはボードゲームが大好きで、これまでにも子どもたちとたくさんのボードゲームを楽しんできました。
ボードゲームは、勝つか負けるかも重要ですが、その過程にある人とのコミュニケーションや心理戦も楽しみのひとつ。
一緒にびっくりしたり、相手のリアクションを楽しんだり、表情から次の動きをさぐったり、時には交渉術が問われたり。
リアルな対戦は、オンラインゲームでは味わえない面白さがありますよ。
数ある中から、家にいながらにして、ワクワクドキドキの冒険気分を楽しめる&家族みんなが夢中になれる珠玉のボードゲームをご紹介します。
*パッケージの写真は私物なので、最新のものとは違う場合もありますが、ゲームの中身は同じです。
はじめてのボードゲームにピッタリ!「Viva Topo!(ねことねずみの大レース!)」
年中さんから楽しめるゲームです。
ルールはとても簡単!猫に捕まらないように注意しながら、できるだけたくさんのチーズを集めてゴールに向かいます。
シンプルながらも、猫に追いつかれそうになると、泣きそうな気持ちになってしまうくらいハラハラドキドキ!
実際に我が子はよく泣いていました。
それだけのめり込んでプレイを楽しめるということですね。
作戦勝ちというよりも、運で勝ち負けが決まることが多いので、どの世代も同等に楽しめるのもおすすめの理由です。
小さい子が大人を差し置いて勝つと、とても嬉しそう。
自尊心も育めます。
ネコ、ネズミ、チーズなどの付属品が木製なのも、温かみがあってとてもかわいい。
チーズの形で分数の概念も学べます。
追ってくるオバケに悲鳴の連続!「ヒューゴ オバケと鬼ごっこ」
こちらも年中、年長さんくらいから楽しめるボードゲームです。
すごろく×鬼ごっこ×椅子とりゲームのような感覚でゴールを目ざします。
オバケの絵のついたサイコロをふり、普通の数字ならプレイヤーの駒を進ませます。
オバケの絵が出ると、おばけのヒューゴが進みます。
このヒューゴがかなりの速さで追いかけて来るので、サイコロをふるたびにドキドキ。
オバケの絵が出ると、みんなキャー‼︎と大盛り上がりです。
ゲーム自体はシンプルですが、ゲームの点数を計算するうちに子供達の計算スピードがかなりあがるという嬉しい効果もありました。
年齢性別関係なく楽しめますよ。
大きなお屋敷の中で、オバケのヒューゴと追いかけっこ。
表情にユーモアがありますが、ゲーム中に迫ってくると思わず悲鳴が漏れてしまいます。
数々のゲームアワードを受賞した傑作ボードゲーム「カルカソンヌ」
ルールはシンプルながらも非常に奥が深い、ボードゲームの定番中の定番。
道をつなげて塀をぐるっと一周させて城を完成させると、タイルの枚数分が自分の点数になります。
めくったタイルによる運の要素も強くて、初プレイの人が経験者を負かしてしまうこともありますが、運だけでなく頭脳で取り組めば、それに応えてくれるだけの奥深さも兼ね備えているのが人気の理由。
草原の使い方で大逆転!もありえるので、最後まで勝敗が決まらずドキドキします。
小学生低学年くらいから楽しめます。
タイルをめくって道をつなげ、草原を広げていきます。
ボードゲーム史に残る大ヒット!「交渉力」を学べる「カタンの開拓者たち」
世界のボードゲームの中で2000万個以上の販売数を誇るメガヒットゲームです。
ゲームの物語は、カタンという無人島が舞台。
拠点となる開拓地(家)を建てて、そこから島全体を開拓していきます。
サイコロによって獲得した資源で開拓地を広げていくのですが、必要な資源が集まらない時は対戦相手と交渉して資源を交換することも。
コミュニケーションもゲームをすすめるキーになるので、自然と交渉術や相手の様子をみて協調する術を得ていくことができます。
勝敗がつくのにちょっと時間を要しますが、小学生から大人まで、考えることが好きなタイプにはたまらないゲームです。
島を開拓するためにはコスト管理も必要。小学生にとっては経済の勉強になります。
ヨーロッパで一番の鉄道王は誰だ!?「チケット・トゥ・ライド ヨーロッパ」
プレイヤーがいろいろな列車カードを集めて駅を建設し、20世紀初頭のヨーロッパの大都市間に鉄道を伸ばしていくゲームです。
危険をおかしてトンネルを抜けるか、フェリーに乗るか?
ルールは簡単ですが、駆け引きが奥深く、次の一手によっては自分がヨーロッパで一番の鉄道王になれるかもしれません!
ここで紹介しているのは舞台がヨーロッパですが、舞台がアメリカ、イタリアなどバリエーションがいくつかあり、世界中に愛好者がいます。
ヨーロッパの鉄道マップがかなりの大判!
ゲームボードや行き先チケットに記載されている都市名は、20世紀初頭のその地域の言語で表記されているのも興味深く、昔のヨーロッパを旅行している気分になれます。
都道府県や名産の勉強にもなる「どこでもドラえもん 日本旅行ゲーム」
ドラえもんに出てくる同じみのキャラクターになって、日本旅行に出かけるすごろくゲームです。
コマを進めながら自然と都道府県名やその土地の名産が頭に入るので、地理の勉強にも役立つと評判。
発売以来、バージョンアップしながらのロングセラーです。
ルーレットのコマ数を進むだけではなく、ひみつ道具を使って対戦相手のじゃまをすることもでき、心理的なかけひきゲームの入門としてもおすすめ。
写真は旧バージョン「「どこでもドラえもん 日本旅行ゲーム3」。
現在はバージョン5になっていて、ルーレットが進化しているようです。
ゲームボードの裏を返せばなんと世界旅行!世界への興味の第一歩になりそうです。
まとめ
ボードゲームは対人間で楽しむエンタメなので、人と関わる中でコミュニケーション力を育むことができます。
子どもが小さいと、負けるとふてくされてしまったり、途中で投げ出してしまうこともありますが、回数を重ねると感情のコントロールも上手になりますし、相手の気持ちを理解するきっかけにも。
おうちの中にずっといると、どうしても行動範囲は狭くなりがちですが、せめてイマジネーションの世界や心の中は壮大であって欲しいもの。
ボードゲームの楽しみがその一助になれば幸いです。
文・暮らしニスタ編集部
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