正解は…
【驫=ヒュウ】です。
風が驫々と吹いています…
ヒュウっと吹く風の「驫」。室町時代の文章にも使われている読み方ですが、現代でもよく使う言葉ですね。でも、その漢字が馬から来ていたなんて!?
ちなみに「驫」の訓読みは「驫く=とどろ・く」で、これもやはり馬の群が駆け抜ける際のドドドドという音を表すものです。
もし現代で同じようなタイプの漢字を作るとしたら、馬ではなく「車」を使うでしょうね。実際「轟く=とどろ・く」という漢字もありますし。
馬が交通の手段だった時代にできた漢字と、車が登場してからできた漢字、背景を考えれば、その漢字がよく使われた時代もおのずと理解できるというわけです。
では二問目です…
三頭シリーズです。今度は「牛」。
「牛だけに、ぎゅうぎゅう、では?」なんて、そんなはず…?
いえいえ、近づいて来ましたよ。
漢字がこのように三つ集まってできるタイプは「たくさんある(いる)」ことを表します。たとえば「森」は、言わずと知れた「木のたくさん生えているところ」、「晶」は「お日さまが集まったように明るいこと」などを意味します。
「犇めく」も、牛がぎゅうぎゅうにたくさん集まっている状態を指しているんです。
そんな、牛がたくさん集まった状態のような「XXめく」にあてはまる言葉、思い当たるものはありませんか?
ごく稀に、牛に囲まれるとドキドキ、気分がアガるという方もいるかも知れませんが、「とき・めく」は不正解。
「めくる・めく♡」でもありません。
モ〜分かったかな?