こんにちは。暮らしニスタ「家事コツ研究室」研究員Oです。
栄養価が高く、しかも年中変わらない価格の「卵」は、まさに家計の救世主的な食材ですよね。
そんな卵の代表料理の1つに「ゆで卵」がありますが、うまく殻がむけずイライラしたり、ボロボロのゆで卵になってしまった経験はないでしょうか?
作り方はとっても簡単なのに、意外ときれいに仕上げるのが難しい「ゆで卵」。でも、どこのご家庭にある”お酢”を入れてゆでると、とってもキレイに簡単に殻がむけるんだとか。
そんな手軽な方法なら試してみたい!ということで、早速実験してみました。
コスパ抜群の穀物酢でOK!
【材料】(直径15㎝ほどの鍋を使用)
卵…3個
水…600ml
酢…大さじ1
そうなんです。キレイなゆで卵を作るために、今回使うのはお酢なんです!実はお酢を入れることで、卵の殻を柔らかくなってむきやすくなるんだとか。今回はむきやすさを確認するために、お酢を入れたものと入れていないものとで比較してみました。
【作り方】
1、卵を常温にもどす
卵は冷蔵庫から取り出してすぐのものではなく、1時間ほど外に出して常温にもどしたものを使います。こうすることで、卵の温度が水の温度と近くなって割れにくくなったり、ゆで時間も短縮できますよ。ただ、すぐに作りたいというときは、水をはったボウルに卵を入れ、10分くらいおいたものを使いましょう。
2、鍋に水と酢を入れる
早速今回の最大ポイントであるお酢の登場です。鍋に水を入れ、そこにお酢を入れてかき混ぜます。
実は、お酢には殻をむきやすくする効果以外にも、タンパク質を凝固させる力があるので、殻を割れにくくしたり、殻が割れても白身が湯に出ないように固めてくれる効果もあるんだとか。
3、鍋に卵を入れてゆでる
2のお酢が入った鍋に卵を入れます。卵はお湯からよりも水からゆでるのがおすすめです。なるべく卵との温度差がないほうが、殻がひび割れしにくくなるからです。あとふたを使えば、この写真のように水の量はの半分の高さくらいで大丈夫なんです。これはかなりエコな方法ですよね!
卵を入れたら、まずは鍋の底いっぱいに広がるくらいの強火でゆで始めます。
さらに、せっかくなら黄身が真ん中にきたゆで卵を作りたいと思いませんか?そんなときは、沸騰するまで箸で卵を静かに転がしましょう。そうすることで黄身が真ん中にくるようになりますよ。
4、ふたをしてゆでる
今回は少ない水量なので、沸騰してきたらふたをし、中火にして約9分ゆでます。
とろとろの半熟卵なら約5 分、少し固まった部分がある半熟卵なら約7分、しっかり火が通った固ゆで卵なら約9分を目安にゆでてみてください。
5、冷水にとる
ゆで上がったら氷水が入ったボウルに卵を入れて、一気に冷やします。これにより、ゆでたことで膨張していた卵が急に冷やされて縮まり、殻と卵の間にすき間ができてむきやすくなるそうです。
ちなみに、氷水に入れるときに写真のように卵の真ん中あたりに少し殻にヒビを入れてから冷やすと、ヒビの間から殻と卵のすき間に水が入って、よりむきやすくなります。
6、殻をむく
最後に、卵が冷めたらボウルの中で殻をむけば完成です!
さて結果は?
お酢を入れて作ったゆで卵が出来上がりました。ヒビを入れたところからむき始めたときは、「あれっ、もしかしたらいつもと一緒では?」と思う感触でした。
ところが、むき進んでいくと薄皮とともに殻がすぐに卵から離れ、ご覧の通りポコッとほぼ卵の形のまま殻をむくことができました。これはかなり気持ちいい!!
ちなみ、お酢を入れずに作ったゆで卵はこんな感じに。殻がなかなか卵から離れず、結果として殻は粉々に。
しかも白身部分が殻と一緒にはがれてしまったり、殻は外れても薄皮が残っていたりと、お酢を入れたときよりも3倍くらいの手間と時間がかかってしまいました…。ちなみに、お酢以外は全く同じ工程で作りました。
右がお酢を入れたもの、左がお酢を入れていないものですが、結果は一目瞭然ですよね。お酢を入れると殻がむきやすいだけでなく、ツルンとむけることでゆで卵自体もキレイに仕上がるのは嬉しい♪
キレイなゆで卵で気分もアップ
料理があまり得意でない私でも、せめてゆで卵くらいはキレイに作りたりという想いがありました。でもいざ作ってみると、いつもボロボロのゆで卵になってしまい、「どれだけ料理が苦手なんだ」と嘆いていました。
それがお酢を入れるだけで、こんなにキレイなゆで卵が簡単に作れることがわかりもう大感激!
やっぱりゆで卵1つとっても見た目がキレイだと料理も映え、気分が上がりますね。
取材・文/JUNKO
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