そこで主婦100人に「今使っている掃除機」のお悩みポイントをリサーチ。次に買うべきは何か、どこに注目すればいいのかを、TVチャンピオン「スーパー家電通選手権」優勝の「家電王」中村剛さんに教えていただきました!
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わっ、エアコンの風がくさい!気になるにおいを今すぐ何とかしたい…!忙しくてなかなか時間が取れない、汚れがひどくて自分の手には負えないという方は、プロに頼むという方法もあります。自分ではできない徹底的な分解と洗浄で、においの原因のホコリやカビをきれいにしてみませんか?
お悩み1 次に買うなら断然「スティック型」! 選ぶ際のポイントは?
――主婦100人へのアンケートで「次に欲しい掃除機」を聞いたところ、トップは「スティック型のコードレス」。なんと半数以上をしめました!
片手でサッと掃除でき、コンセントに縛られないから持ち運び、取り回しもスイスイ。各メーカーからいろいろな商品が出ていて迷うところですが、ズバリ選ぶべき家電王のおすすめは?!
軽く操作性のよいものを。「ハンディモップ付き」も便利です
最近は本当にスティック型クリーナーが売れていますね。この形はモーターやバッテリーなどをすべて手で持って掃除することになるので、あまり重すぎると腕が疲れてしまいます。
アイリスオーヤマの「KIC-SLDCP5」は1.4㎏と軽く、吸引・集塵力もしっかり。さらに特徴的なのは「静電モップ」がついていること。床掃除をしつつ「テレビや棚のホコリを拭く」「落ちたホコリを吸う」「最後に汚れたモップを充電台で吸引しきれいにする」と合理的な掃除ができます。
家電王のおすすめ!
「床だけでなく部屋中の汚れが取れる」 アイリスオーヤマ 極細軽量スティッククリーナー KIC-SLDCP5
「従来品の3倍の吸引力を持ちながら、軽量&スリムを実現。本体裏側に静電モップと収納カップが付属し、立体的にたまるホコリを拭きながら掃除ができます。2万円そこそこと比較的リーズナブルな価格も◎」
「家電王」が動画で紹介! 「ありそうでなかった!モップも綺麗にする掃除機」
「家電王」中村さんがためになる家電のアレコレを動画で教えてくれる「教えて家電王」。アイリスオーヤマの“ハンディモップ付き”KIC-SLDCP5も紹介しています。
お悩み2 キャニスター派は「コンセント」が悩み!
――キャニスター型掃除機のいいところは、家じゅうまとめて掃除ができるパワフルさ。 一方で「コンセントが必要で可動域が限られる」ことが不満としてあがっていました。
キャニスター型掃除機の「コンセント問題」を解消したおすすめの機種はありますか?
今はキャニスター型もコードレスタイプがラインナップされているのでぜひお試しを。
じゃまなコードがないので部屋から部屋への移動がスムーズですし、コンセントを入れて外しての準備の手間もありません。スティッククリーナーでは実現できない、重いバッテリーを本体に配置できるため、より長時間駆動できるのも魅力です。
家電王のおすすめ!
「コードレスなのに吸引力抜群!」東芝 キャニスター型コードレスクリーナー VC-NXS2
「最大毎分約12万回転ファンモーターで強力吸引する高性能キャニスター型コードレスクリーナー。10本のリチウムイオン電池を搭載し、1回の充電で最大約1時間の運転ができます。手元にかかる荷重はたったの約520g。本体が円筒形で、前後左右に引きまわしやすいのも特徴です」
「家電王」が動画で紹介!
「【時短家電】そんなに違う?掃除機コードレスvsコードあり」 「家電王」中村さんがためになる家電のアレコレを動画で教えてくれる「教えて家電王」。東芝の“キャニスター型コードレス”も紹介しています。
お悩み3 子どもがいても掃除がしやすい機種は?
――子どものいる家庭では、「邪魔されるので掃除がしにくい」「掃除してもすぐ散らかる、の繰り返し」などのお悩みが。こうした家庭でも使いやすい掃除機とは?
お子さんがいるならやはりコードレスタイプが便利でしょう。機動性がいいのでスキマ時間に手早く掃除できますし、コードにひっかかって転ぶ心配もありません。
シャープ「EC-AS710」はキャニスター型で、「おもちゃをどかしながら掃除」といった場面で「パイプを立てると自立・一時オフ」する「マジックバランス」機能が便利です。足でヘッドを外せばスキマノズルがあらわれるなど、シャープらしい細かい気遣いが見える開発が秀逸です。
スティック型であれば、ワンモーションでハンディタイプになる三菱電機「ZUBAQ」を。子どもに渡し、いっしょに掃除をお手伝いしてもらう手もあります。
ロボット型は、運転音が静音モードのあるタイプを用意すると、子どものお昼寝中も動かせますね。
家電王のおすすめ!
「総重量2.9kg、持ち運びラクラクキャニスター」シャープ コードレスキャニスターサイクロン掃除機 RACTIV Air EC-AS710
「飛行機に使われる軽量素材ドライカーボンをパイプ部に採用。本体とあわせた総重量が2.9kgととても軽く、階段や高いところの手持ち掃除もラク。フローリングとラグマットの段差は『ラグ越えヘッド』でスムーズに乗り越えられます」
「思い立ったらズバッと掃除。出しっぱなしもサマになる」三菱電機 サイクロン式スティッククリーナー iNSTICK ZUBAQ HC-JXH30P
「インテリアの一部として置けるデザイン性の高いスティッククリーナー。充電台から手前に引くだけで掃除が始められ、上に引き抜くとハンディクリーナーとして使えるなど、掃除の『面倒さ』を極力排除した設計です」
「小回りのきくロボットクリーナー」日立 ミニマル RV-EX20
「ロボットクリーナーは小ささも性能のひとつ。こちらは椅子の脚の間などにも入っていける直径25cm、高さ9.2cmのコンパクトボディ。運転音を抑える『マナーコース』があり、ゆっくり、静かに掃除をしてくれます」
「家電王」が動画で紹介! 「小型のロボット掃除機は部屋が散らかってても大丈夫?」
「家電王」中村さんがためになる家電のアレコレを動画で教えてくれる「教えて家電王」。狭いワンルームで「ミニマル」を実際に動かした実験動画を紹介しています。
お悩み4「ゴミの捨て方」タイプはどう選ぶ?
――掃除機のゴミ集塵・捨て方のタイプは「紙パック式」「サイクロン式」のどちらか。今使っている掃除機についてのアンケートでは、重要な選択ポイントになっています。
「紙パック式」「サイクロン式」はどちらが使いやすいのか、それぞれのメリットとデメリットと、使いやすいおすすめ機種を教えてください!
メンテナンスのラクさは紙パック、コストがかからないのはサイクロン
紙パック式は、ゴミをパックごと簡単に捨てられるのがメリット。フィルターの役割も兼ねるため、紙パックを取り替えるだけで吸引力が戻ります。
サイクロン式は逆に、紙パックの準備とコストが不要なのがメリットですね。ダストボックスの中身を捨て、フィルター部分を外して洗う必要があるのは、紙パック式に比べればデメリットでしょう。
ですのでサイクロン式を選ぶなら、ゴミのメンテナンスをラクにする工夫があるものがおすすめです。
家電王のおすすめ!
「フィルターレスだからダストボックスのお手入れがラク」パナソニック サイクロン式掃除機 プチサイクロン MC-SR560G
「ダストボックスはフィルターレス。ゴミの付着を抑える『ダブルメタル』の採用で強力パワーが持続、約2年間お手入れ不要です。ゴミ捨てはワンタッチで水洗いもOK」
お悩み5 ロボット掃除機の選び方は?
――次に選ぶ掃除機は「ロボット型」と答えた方は約2割。ロボット型掃除機の選び方と、おすすめの機種を教えてください。
やっぱりルンバが鉄板! 狭い場所なら国内メーカーも
ロボット掃除機はやはりルンバ。長年培ってきたノウハウが素晴らしいです。最近エントリーモデルが一新され、Wi-Fi搭載の高性能モデルE5がお手頃価で手に入るようになりました。
コンパクトモデルであれば質問3でおすすめした日立の「ミニマル」が良いですし、三角形が特徴のパナソニック「ルーロ」は、部屋の隅までホコリを取りこぼしたくないニーズに合います。
フローリングであれば、水拭きする「ブラーバ」もおすすめです。
家電王のおすすめ!
「丸洗いできるダストカップはシリーズ初」アイロボット ルンバE5
「AeroForce 3段階クリーニングシステムを搭載した高性能モデル。Wi-Fiに対応し、専用アプリからどこでもルンバの操作が可能に。シリーズ初の『洗えるダストカップ』がついてお手入れもラク」
「部屋の隅までしっかり掃除する三角の形状がミソ」パナソニックルーロMC-RS20
「独自の『ルーロの三角形』により、部屋の隅までブラシが入り込み、左右に揺れながらしっかりゴミをかきだします。ブラシやダストボックスは水洗い可能」
「水をピュッと吹き出しながら拭き掃除」アイロボット 床拭きロボット ブラーバ ジェット240
「フローリングの水拭きができるブラーバ。コンパクトタイプの『ジェット240』は、前方に水をスプレーし、そのあとをぞうきんがけするイメージ。音も吸引式に比べれて静かです」
「家電王」が動画で紹介! 「水拭き専用?ロボット掃除機 試してみた」
「家電王」中村さんがためになる家電のアレコレを動画で教えてくれる「教えて家電王」。
モノの多い部屋で「ブラーバ ジェット240」を動かし、水濡れ具合などをテストしています。
まとめ
スティックもキャニスターもバッテリーの性能がよくなったのでコードレスのほうが使いやすいが結論!
またサイクロンも紙パックコストがかからないのは良い点ですが、一方紙パック式を選べば、フィルターメンテナンスの手間を減らせます。「その場合、紙パックは純正品を使って下さいね」と家電王。互換品はピッタリはまらないことがあり、せっかく吸い込んだゴミを外にまき散らしてしまうことも多いんだとか。紙パック式掃除機の性能は、純正品を使ってこそなんですね。
細かいところまで勉強になりました!
監修/中村 剛さん
\おうちをプロの技で綺麗に/
自力ではなかなか満足に掃除できない部分、プロのお掃除ですっきりしませんか?
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プロフィール
「家電王」中村 剛さんprofile
東京電力エナジーパートナー株式会社 リビング事業本部 副部長。テレビ東京系列にて放送された人気番組「TVチャンピオン」のスーパー家電通選手権において2002年に優勝。2018年5月現在「くらしのラボ」などリビング・デジタルメディアも担当している。節電や家電について、わかりやすく実践的な解説に定評があり、多くのメディアに登場。
取材・文/和田玲子
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