コラム

【コジマジックの100均収納】ストック食品の使い忘れ、二度買いを防ぐ収納とは？

公開日：2017.03.23　|　更新日：2017.10.27

こんにちは！　収納王子コジマジックです。暮らしのなかの小さなストレスは、もしかしたら収納を見直すことで解消できるかもしれません。毎日頻繁に使う場所こそ、収納改革の効果は大きいものです。
そこで、わたくし、コジマジックがあの手この手のアイデアで、限られたスペースを有効に活用！　すっきり使いやすい収納によみがえらせます。

今回は、キッチンのストック食品がテーマです。

ストック食品、どこにしまっていますか？　よくシンク下のスペースを活用しているお宅を目にしますが、実はこれはNG！　配水管が通るシンク下のスペースは、湿けが高い場所。食品の保存にはむきません。吊り戸棚や調理台下の引き出しなどがおすすめです。それでは、早速お手本収納を見てみましょう！

カゴでジャンル分けして取り出しやすく収納

インスタントラーメンやレトルト食品、だしパック、昆布や高野豆腐などの乾物、スナック菓子などなど……。パッケージの大きさや形もさまざまな食品は、ごちゃごちゃになりやすいアイテム。
まとめてドサッと入れておくだけでは、あるのを忘れて二度買いしたり、消費期限までに使い切れずに捨てることになったりとムダが増えてしまう危険も。

まずはプラスチックカゴ（※プラカゴ）を用意し、自分の使いやすいようジャンル別に分類するところからスタートしましょう。

吊り戸棚に収納する場合は、取っ手つきのプラカゴがオススメ！　高いところでもサッと取り出せて、中身の確認もしやすいから便利です。

プラカゴに分ける場合、忘れてはならないのがラベリング。あれこれ引き出さなくてもお目当てのものがすぐに取り出せます。

また、使用頻度によって、置く場所を決めるのも大切なポイント。足踏み台がないと手が届かない上の段には、使用頻度が低いものを。よく使うものは、吊り戸棚の特等席である一番下の段に入れましょう。

引き出しのなかも仕切って整理

ストック食品を調理台下の引き出しにしまう場合も、基本は同じです。プラカゴを用意し、レトルト食品、缶詰類、パスタ、コーヒー＆お茶、といったように分類して収納しましょう。100均の仕切り板を活用する方法もおすすめ。

また、引き出しのなかに浅いカゴを積み重ねて入れる収納も見かけますが、下のカゴの存在を忘れがちで、取り出しも面倒。引き出しの深さにあったカゴを用意し、上からパッと見渡せる収納にするのが大切です。

くっつけ収納で、すき間活用！

引き出しの扉裏を活用して、こまごましたものを収納するアイデアをご紹介。密閉容器の裏に粘着式の面テープの雄面を、引き出しボード裏に雌面を貼るだけ。ケースごとベリっとはがして、そのまま食卓に出してもOK。小袋入りのふりかけなどの収納に便利です。

引き出し上の空間に、差し込み収納！

焼きのりや昆布など、軽くて薄いパッケージのものには、引き出し上のすき間に専用収納をつくるのも手。

引き出しの上に空間がある場合に使えるテクニックです。作り方は簡単！　まずつっぱり棒を2本渡します。

次に、上に乗せるトレイなどが落ちないようにするため、ストッパーとなるつっぱり棒を奥に渡します（＝赤枠で囲んだ黒いつっぱり棒）。

最後に浅めのトレイやカゴをのせるだけ。トレイごと取り出せるのも、使いやすさのポイントです。つっぱり棒がストッパーとなるので、トレイが後ろに落ちることもありません。
突っ張り棒にワイヤーネットを設置するとさらにトレイが落ちにくくなりますよ。　

「どこかにあったような……」と、おぼろげな記憶を頼りにストック食品を探しまわるのはもう卒業！　コジマジック流のあの手この手で、ムダなく使いやすい食品収納を目指しましょう。

（プロフィール）
収納王子コジマジック（一般社団法人日本収納検定協会代表理事小島弘章）
1972年、岡山県玉野市生まれ。1994年に松竹芸能所属の漫才コンビ「オーケイ」のツッコミ担当として活動する一方、整理収納アドバイザーや住空間収納プランナーの講師資格を保有。収納に“笑い”を取り入れた収納セミナーが話題となり、年間依頼数は200本以上。著書・監修本は累計30万部を超える。著作「リバウンドしない収納の魔法」（青春出版社）が好評発売中。2014年12月には収納と育児・教育・育成を組み合わせた言葉“収育”を掲げた一般社団法人「日本収納検定協会」を設立。2015年10月から片づけを楽しむ検定「収納検定」がスタート。そのほか収納グッズ開発やモデルルームの収納コーディネートなど幅広く活躍。フジテレビ「ノンストップ！」（毎週木曜）にレギュラー出演中。
ホームページ http://shu-ken.or.jp/　ブログ http://ameblo.jp/kojimagazine/

取材・文／浦上藍子、撮影／福村美奈（主婦の友社写真課）、衣装（コジマジックさん分）／大原数馬（CREATION）

前回の連載記事はこちら