開発担当者が解説!透過式×浸漬式の「ハイブリッド抽出」
続いて、商品開発を担当した久木野さんが、新製品の仕組みを詳しく解説しました。
今回の最大の特長となるのが、一般的なドリップコーヒーで使われる「透過式」と、フレンチプレスやサイフォンなどで使われる「浸漬式」を組み合わせた独自のハイブリッド抽出です。
透過式は、コーヒー粉にお湯を通すことで苦味や酸味、香りなどを引き出す方法。
一方の浸漬式は、コーヒー粉をお湯に浸すことで、甘みやコクを引き出しやすいのが特徴です。
ADG-A060では、フィルター底部にある弁を開閉することで、お湯をためる「HOLD」と、お湯を落とす「DRIP」を自動で切り替えます。
最初は弁を閉じて粉全体をしっかり蒸らし、その後は弁を開いてドリップ。さらに再びお湯をためるなど、透過と浸漬を繰り返しながら抽出する仕組みです。
これによって、深みのある味わいとクリアな後味の両立を目指しています。
4種類のメニューで味わいを自動でつくり分け
抽出メニューは「Rich」「Strong」「Decaf」「Iced」の4種類。
「Rich」は、DRIPとHOLDを交互に繰り返すハイブリッド抽出。透過式で苦味・酸味・香りを、浸漬式で甘み・コクを引き出しながら、バランスのよい味わいに仕上げます。
「Strong」は、浸漬蒸らしのあとにDRIPでしっかり抽出。透過式の特長を活かした、キレのある力強い味わいです。
「Decaf」は、HOLDを中心にしながら途中でDRIPも取り入れる設計。浸漬時間を長めにとることで、物足りなさを感じやすいデカフェ豆からも甘みやコクを引き出します。
「Iced」は、HOLDとDRIPを繰り返しながら、アイスコーヒーに合う濃さに抽出。コクと心地よい苦味がありつつ、後味はすっきりとした仕上がりです。
なお、すべてのメニューで最初に「浸漬蒸らし」を行い、挽いた豆全体にお湯をしっかりとなじませてから抽出を進めるのもポイントです。
豆を挽く機能だけを使える「グラインド」メニューもあり、挽いた豆を使ってハンドドリップを楽しめます。
挽き目は無段階。ミルにもかなりのこだわりが!
久木野さんがもうひとつの大きなポイントとして紹介したのが、「無段階コニカル式ミル」。外刃と内刃の間を豆が通りながら砕かれる構造で、挽きムラを抑えやすいのが特徴です。
粗挽きから細挽きまで無段階で調節可能。豆の種類や、その日の気分に合わせて挽き目を変え、自分好みの味わいを探すことができます。
また、全自動コーヒーメーカーで気になりやすいミルの音にもこだわり、ハンドミルで豆を挽いているような心地よい音を目指したそう。
ミル機構は本体から丸ごと取り外すことができ、外刃と内刃も外してお手入れできます。
ホッパーやフィルター、コーヒーサーバーなどは食器洗い乾燥機にも対応。毎日使うものだからこそ、お手入れのしやすさもしっかり考えられています。
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