汚部屋住人のカンフル剤！○○○が片づけモチベーションをあげる！

「いつかは私も片づけ上手」と夢見ながらも、どうしても部屋が片づけられない人、整理整頓が苦手な人のために、テレビや雑誌で大人気の収納スタイリスト®・吉川永里子さんがアドバイス。これを読んで、あなたも今日から「片づけられる人」を目指しましょう！

入居前のまっさらな部屋の状態を写真に撮っておく

物が散乱した部屋を見渡して思うことは、「いつからこんなになってしまったんだろう？　初めはもっときれいだったのに」ということ。しかし、毎日暮らしていくうちに、人はその環境に慣れてしまうもの。すると、片づけようという気持ちが徐々に起こらなくなってしまいます。

どうにも片づけに重い腰が上がらない人は、外的な刺激でやる気を出すのが一番！　例えばこんな方法はどうでしょうか？

まずは、家や部屋を選び、ここにする！と決めたとき、何も入っていないがらんどうの状態を写真に撮っておくようにしましょう。すでに入居している場合は、自分の家でなくてもＯＫ。こんなにすっきりきれいにしたいなという憧れの部屋をインターネットなどで探して、その画像を保存して。

それを携帯電話の待ち受け画面にするのです。すると、携帯を使おうとするたびにその画面を目にするため、否が応でも自分の家と比べさせられることに。「写真の部屋とわが家のこの違いは何なんだ！」と。

現実と直面させられると、人はやる気が出てくるもの。「わが家は汚い」という問題をきちんと直視するきっかけとなります。うっすらと気づいてはいたけれど、やっぱりどうにかしなければ……そんな風に思えればもうこちらのもの。こういった写真の存在が、片づけの一歩を踏み出す後押しをしてくれます。

部屋に貼るならトイレなどが効果的！

待ち受け画面を利用するのもいいですが、プリントして貼っておくと、家族みんなが目にするので、協力して頑張ろう！という意識が高まります。もちろん、リビングなどいつもいる場所に貼っておくのもいいけれど、おすすめはズバリ、トイレです。

お客さまの目にもあまり触れませんし、毎朝必ず一定時間、家族全員の目に触れるところなので、掲示しておくのにうってつけなんです。他にも、毎日開いて眺める手帳や、日記の表紙の裏など、自分にとって最適な場所を探してみてください。

また、部屋全体をいきなり片づけるのはハードルが高いという場合は、まずは狭い範囲から取りかかる方が多いと思います。クローゼットをきれいにしたいと思っているのなら、ネットなどで自分のイメージする写真を探し、クローゼットの扉の内側に貼っておきましょう。

実際に片づけることができたら、今度は完了した状態を写真に撮って記録を。その状態をキープするために、“片づけ完了形”の写真を待ち受けにしたり、部屋のどこかに貼りだしておくとよいでしょう。

もしくは、逆に汚かった時の状態を撮っておいて、反面教師的にときどきそれを眺めても。「もうこの頃には戻りたくない！」と思って、片づけの意識が高まること間違いなし！　散らかった部屋に慣れないためには、常に視覚的な刺激を自分に与えてあげて。

※吉川永里子著『あなたもつかめる！　もう探さない人生』（1200円＋税・主婦の友社刊）より

＼おうちをプロの技で綺麗に／
自力ではなかなか満足に掃除できない部分、プロのお掃除ですっきりしませんか？