どの企業にもある程度の“社内ルール”はあります。勤務する以上、従うべきではありますが、なかには首をかしげてしまうルールもあり、勤労意欲がダダ下がってしまうことも。そこで今回は主婦100人に、いままで経験したヘンテコ社内ルールについて教えてもらいました。
朝から変なルール
・「電気関係会社に派遣で勤務してました。朝からまず社訓、点呼までは分かるのですが最後にうさぎ跳びをさせる。『部活か!』と突っ込みいれそうになりました」
・「朝出社したら、上司から体調チェックをうけ、元気を出すために童謡を1曲歌わされます。幼稚園じゃないんだからと思いつつ、歌ってましたよ」
・「朝礼の際に円陣を組んで、一人一人今日の目標を叫び、周りが『まだ、まだー!』と言う。吹きだしそうになるのをこらえるのが大変」
・「毎日就業の前には『おはよう体操』という変な体操をしないといけない」
仕事にとりかかる前に体をしっかり目覚めさせる、という意義がありそうですが、いずれも前時代的。これじゃ朝からやる気が奪われます。
仕事中の変なルール
・「『お疲れ様です』は禁止で、その代わり『お元気様です』というルールがあります。社内では良いのですが、飲み会の後、居酒屋前で解散するとき『お元気様です』って言うのは恥ずかしい」
・「上司や先輩に質問をするときはひざまずいて質問しなければいけない」
・「配属されて、最初につきっきりで教えてくれる先輩のことを“お母さん”や“ママ”と呼ぶ」
・「社長を見つけたら、『社長!』と叫び手を振りながら駆け寄ること。以前働いていたサービス業での変なルールです」
それぞれ深~い意味はあるのでしょうが、「ルールだから」では受け入れがたいものばかり。いきさつをちゃんと説明しないと、ただの「変な会社」になっちゃいますね。
トイレがらみの変なルール
・「過去に働いていた会社ですが、トイレに行く際には『お花摘みにいきます』というルールでした。女性ばかりの職場だったし、そんなに気にすることもないのにとずっと違和感がありました」
・「朝一のトイレ掃除当番はローテーション式ではなくジャンケンで決めるルールがあり、笑えました」
・「代表が来て、トイレに立ったら、女子社員はトイレの前でおしぼりを持って待たなければならない。ここはスナックか!」
・「田舎の小さな不動産会社。トイレ掃除は社長がやるという決めごとがあります。クリーニングの業者はくるのですが、なぜか毎日トイレ掃除だけは社長の役目です。他の社員がやろうとすると『いいんだ!そんな暇があるなら働いてくれ』と言われていました。社員としては嬉しいのですが、社長のこだわりが良くわかりません」
自己啓発に熱心な社長さんに多いセルフトイレ掃除。実際経験すると尊敬の念がわくのは事実。
変だけどウエルカムなルール
・「以前勤めていた金融機関の会社。朝礼が終わると、いきなり渉外室で15分位のコーヒータイムがあります。もちろん、お菓子付きです」
・「野球中継がはじまれば、たとえ会議中でも会議室のTVを使って観戦してもいいルールがあります」
・「毎年、年明けの初めての営業日に、全員に2つずつみかんが配られる」
・「17時の終了時間後、仕事がなくても19時までその場に座っていれば2時間の残業時間が加算されます。基本給が安いからそのぶん、ということらしいですが、残業代に厳しい昨今珍しい」
やる気をそがれるがっかりルールが多い中、こんな社内ルールなら、仕事の生産性はあがりそう。社長さん、いかがですか?!
※暮らしニスタ編集部が既婚女性100人を対象に行ったアンケート調査より
女性まわりの記事をコツコツ書いてウン十年のフリーライター。趣味はパン作りと水泳、豆乳ヨーグルトの摂取。最近のトピックスは蜂の巣をふたつやっつけたこと。
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