「いつかは私も片づけ上手」と夢見ながらも、どうしても部屋が片づけられない人、整理整頓が苦手な人のために、テレビや雑誌で大人気の収納スタイリスト®・吉川永里子さんがアドバイス。これを読んで、あなたも今日から「片づけられる人」を目指しましょう!
同じ用途の物を天秤にかければ、必ずどちらかに軍配が上がる
“捨てる”というのは、物を処分することではなく、“大切な物を選び残す作業”です。ですから、自分に必要な物だけを残せば、自然と手持ちの物は減っていくはず。しかし、そう言われても、どうしても捨てられない、選ぶ基準がわからない、という方もいると思います。そういった方におすすめしたいのが、“二択でどちらかを残す”という方法です。
まず一番初めに基準となるのは「使っているか」「使っていないか」。
例えば、とてもベーシックな形のタートルニットをもともと持っていて、まったく同じ色で少しAラインになっているもう1枚を買ったとします。自分の体型にはこちらのほうが合うからと、いつの間にか後から買った物しか着なくなったら、それは古いタートルを処分するタイミング。逆に、やっぱり古いほうをよく着ると感じたら、新しくてもAラインのほうはタンスから出してしまうこと。どちらも残していたら、洋服の数は倍に膨れ上がっていきます。
他にも例えば次のような二択で物を比べると、自分にとって大切なのはどちらかが分かるはず。
・「古い」OR「新しい」
・「ラク」OR「ラクじゃない」
・「自分主体」OR「子ども主体」…etc.
選ぶ基準は、何でもいいのです。とにかく2つのうちのどちらかを残し、どちらかを処分する。そうすれば、収納場所は今の半分で済みます。
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二択でも選べないなら四択で優先順位を明確にする
ここまで来て、「やっぱりすぐには捨てる、捨てないは選べない!」という方への救済措置として、四択にするという手があります。選択を裏付けする指標に沿って、自分の中で優先順位をつけて行くのです。
「使っている」か「使っていない」かを横軸に。「思い入れがある」か「思い入れがない」かを縦軸に。すると、次の4つに分けることができます。
①使っていて、思い入れがある=“必ず取っておくゾーン”
②使っていて、思い入れがない=“機能面で必要ゾーン”
③使っていなくて、思い入れがある=“思い出の品ゾーン”
④使っていなくて、思い入れがない=“即処分ゾーン”
言わずもがな、①はそのまま残しますが、②は同じ用途の物があったらよく考えて、最低限の数まで減らす必要があります。③は大切な物で、心の寄りどころになっている品も多いでしょう。思い出ボックスに入る分だけなら取っておいてもOK。そして④は、迷わず家から出してしまいましょう。
理論派の人は、ここまで考えて初めて「捨ててもよい」と納得して、罪悪感なく処分できるようになります。迷ったときは、紙に書いてこの4つに分けてみると意外とスムーズに取捨選択が進むかもしれません。ぜひやってみて。
※吉川永里子著『あなたもつかめる! もう探さない人生』(1200円+税・主婦の友社刊)より
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<著者プロフィール>
吉川永里子(よしかわ・えりこ)
●収納スタイリスト®/Room&me代表/整理収納アドバイザー1級認定講師
「片づけはストレスフリーに暮らす近道」をモットーに、女性目線・ワーキングマザー目線で整理収納やライフスタイル提案を行う。メディアでのアドバイス以外に、個人のお客様のお宅へも積極的に伺っている。講演・セミナー・ワークショップなどでは、テンポのいい分かりやすい言葉で片づけについてレクチャー。『Como特別編集 吉川永里子のクローゼット収納―衣替え必要なし!』『元 「片づけられない女」の幸せの引き寄せ方 片付け道』(ともに主婦の友社)など著書多数。プライベートでは夫と2人の息子と52平米の賃貸マンションで暮らす。
http://www.roomandme.net
取材・文/栗田瑞穂
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収納スタイリスト/整理収納アドバイザー1級認定講師/整理収納コーチ2級/スタイリングカウンセラー
「片づけはストレスフリーに暮らす近道」をモットーに、女性目線・ワーキングマザー目線で整理収納やライフスタイル提案を行う。メディアでのアドバイス以外に、個人宅へも積極的に伺い、レッスンやセミナーなど2000人以上に片づけをレクチャー。『吉川永里子のクローゼット収納』『子どもがいてもキレイがつづく!ラクするための片づけルール』など著書多数。プライベートでは夫と2人の息子と52平米の賃貸マンションで暮らす。
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