「うちの子、なんだか最近イライラしてる?」「季節の変わり目で体調が…」そんな子どもの心と体の揺らぎは、「自律神経の乱れ」が原因かもしれません。東洋医学の考え方をベースに、冷えや子どもの心身の問題に詳しい内科医の石原新菜先生によると、日々の「食事」も重要なのだとか。石原家で実際に実践している食事の習慣について教えていただきます。
基本は「おばあちゃんが作るごはん」。体あたため食材で免疫力アップ!
内科医で、イシハラクリニック副院長の石原新菜先生。娘さんが2人いる先生のお宅では、食のルールがあるのだとか。
「わが家の食のキーワードは『おばあちゃんが作るごはん』。玄米、みそ汁、納豆は毎日必ず食べて、メインのおかずは魚です。
体をあたためる食品を多くとるようにしていて、朝ごはんでは手作りのにんじんりんごジュースを愛飲しています。
【体をあたためる食品一覧】大人も参考に!
漢方には「陰陽論」があり、冷え性の人は陰性体質、体のあたたかい人は陽性体質とされています。食べ物も陰陽で分けられているので、陰性体質の人は陽性のものを積極的に摂取。陰性の食品には陽性の食品を組み合わせて食べましょう。
【あたためる陽性食品】
・色は赤・黒・橙。冬が旬
・北の地域でとれるものが多い
・発酵食品は陽性(ヨーグルトは陽性と陰性の中間)
〈炭水化物〉そば、玄米、黒パン
〈野菜〉にんじんやごぼうなどの根菜類、かぼちゃ
〈たんぱく質〉赤身の魚&肉、えびなど、納豆、黒ごま
〈飲み物・酒〉紅茶、ココア、赤ワイン、黒ビール、梅酒
〈調味料〉塩、みそ、しょうゆ、黒砂糖
【冷やす陰性食品】
・色は青・白・緑。夏が旬
・南の地域でとれるものが多い
・精製されたものは陰性
〈炭水化物〉うどん、白米、白パン
〈野菜〉葉野菜、なす、きゅうり、大根、もやし、トマト
〈たんぱく質〉白身の魚& 肉、豆乳、豆腐、白ごま
〈飲み物・酒〉緑茶、コーヒー、白ワイン、ビール
〈調味料〉酢、マヨネーズ、白砂糖
子どもの自律神経には粗食と適度な運動を
粗食を心がけることや適度に運動をすることで、よけいな糖分や脂肪分をとることがなく、自律神経も自然と整ってきます。
たまの家族の外食では『好きなものを食べよう』というルールがあるので、娘たちはハンバーグやステーキなどの肉料理を食べています。
毎日の食事は、子どもの自律神経や健康管理、体型維持などにとって大事なこと。
ご自分の家庭にとり入れられそうなことからトライして、子どもの体作りをしていきたいですね」
まとめ/暮らしニスタ編集部
コメント
全て既読にする
コメントがあるとここに表示されます