ビタミンAの一種である「レチノール」は、更年期世代の救世主。ニキビ痕やシミの改善、目元のハリをアップさせる効果が期待できます。ただ、使用する際には注意しておきたいことも。そこで、使い方や注意点についてくわしくご紹介します。
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「レチノール」を使う際に注意すること
レチノールを使う際に覚えておきたい注意点を3つ紹介します。今から使ってみたいという人はもちろん、既にレチノールを使っている人もチェックしてくださいね。
1.使用は基本「夜」がおすすめ。日中使う場合は紫外線対策を
レチノールは正しく使うとシミを改善する効果が期待できる一方、紫外線への感受性を高めるリスクがある成分です。
肌トラブルの原因になるので、レチノールを使う際には紫外線対策をしっかり行いましょう。日焼け止めを塗るだけではなく、日傘や日除け帽子も活用しましょう。
ただし、日焼け止めを塗っても汗で落ちてしまったり、日傘を差しても日光に当たってしまったりする恐れがあります。そのため、朝はレチノールを使わずに夜だけの使用にとどめるのもおすすめです。
2.併用する成分に注意する
レチノールを使うときに併用しない方がいい成分と、その理由を紹介します。
▶サリチル酸やAHA
レチノールにはターンオーバーを促進する成分が含まれるため、これらの成分と併用すると肌の角質を剝がしてしまい、乾燥や赤みを引き起こす恐れがあります。肌荒れの原因になるので、併用は避けましょう。
▶ビタミンC
ビタミンCとレチノールを併用しても肌トラブルの原因にはなりませんが、お互いに効果を打ち消してしまいます。
併用する場合は、朝にビタミンCを含む化粧品を使用して抗酸化作用によるシミができないよう対策を行い、夜にレチノールを利用してシミの改善に取り組むのがおすすめです。
3.使用前は必ずパッチテストを行う
レチノールを使用した直後は「レチノイド反応」と呼ばれる反応が起きることがあります。
これはレチノールによって肌の新陳代謝が促されることが原因で、赤みや皮むけ、乾燥感を感じる人が多いのだとか。多くの場合、肌がレチノールによる新陳代謝に慣れると症状が落ち着くので、あまり心配する必要はありません。
できるだけレチノイド反応を起こさないためには、濃度が低いものから使い始めるようにしましょう。今まで使ったことのないレチノールが含まれる化粧品を使う場合は、目立たない場所でパッチテストを行うのもおすすめです。
また、一般的に肌が慣れるとレチノイド反応は治まりますが、症状が長く続く場合や気になる場合は、皮膚科医に相談してください。
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