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コラム

マナーを知らずに赤っ恥!無知が招いた“冠婚葬祭”ハプニング

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マナーを知らずに赤っ恥!無知が招いた“冠婚葬祭”ハプニング
昔は、親から子へと引き継がれていた冠婚葬祭のマナーですが、今は改まった場に出る機会も少なく、知らないことも多くありますよね。
もちろん、ネットで簡単に調べたりすることも可能ですが、なんだか色んな情報があってどれが正しいのか分からなかったりするのも事実。
そこで今回は、既婚女性100人に「知らなくて恥をかいてしまった冠婚葬祭のマナー」について聞いてみました。

お葬式編:喪服とただの黒い服は違います

・「お葬式の服装は『黒ければよい』と思っており、色は黒でも、レース調の派手なジャケットとヒールで出席してしまいました。喪服というものがどういうものかを知らなかった」

・「黒で地味なものなら大丈夫だと思っていたため、黒革の小さめのクラッチを持って親類のお葬式に参列したら、叔母から皆の前で『布製じゃなきゃダメ。非常識ね』と言われてしまいました」

・「葬儀のときに、真珠のネックレスを二重に巻いていたら注意されました。タブーだと知らなかったことを、恥ずかしく思った」

・「お葬式のとき、礼服に肌色のストッキングを履いていったところ、みんな黒いストッキングでした…。『非常識とまではいかないし、大丈夫だよ』と言われたけれど、自分1人だけだったので恥ずかしかった」

一番多かったのは、喪服の失敗。単に黒い服を着ればいいかといえば、そうではありません。お葬式特有のルールは、初心者には分かりづらいですよね。

お葬式編:誰もが戸惑う「お焼香」トラップ

・「お焼香はおでこに付けるものだと思っていて、眉間に白い粉の跡をつけたままにしていたことがあります」

・「お焼香のとき、灰を摘むところと、灰をかけるところを逆にしてしまっていました。自分では気がついておらず、後から指摘されて恥ずかしかったです」

・「初めてお葬式に行ったときにお焼香をしている人を後ろから見ていて、何をしているのか分からず、『まさか、灰を食べるのか?』とドキドキしたことがあります」

食べたり額につけたりは極端にしても、お焼香のマナーは宗派によっても違いがあるので、難しいところですよね。

お葬式編:お香典にもルールが

・「20代のころ、急逝した同級生の告別式に参列したのですが、お香典に新札を入れてしまいました。あとで新札がタブーと知り、常識のない人だと思われたかなと思うと恥ずかしかったです」

・「お香典袋の記名は主人の名前のみでいいのに、自分の名前も記名して連名で書いてしまったことです…。喪主の方が気心の知れた方なので何とも思わなかったかもですが、とても恥ずかしい」

・「仏教のマナーを知らず、故人が『まだ霊になっていない』『まだ仏になっていない』とかいう違いがわかりませんでした。結果、不祝儀袋を間違えました」

最近は、お香典での新札はダメという習慣は少なくなっているそうですが、間違えたほうは気にしてしまいますよね。

お祝いごと編:ギョッ!結婚式で花嫁さんと色かぶり…

・「結婚式で、参列者は白いドレスを着てはいけないというマナーは知っていましたが、シャンパンベージュのドレスが写真では白に見えるとは知らず、着て参列してしまいました。マナーを知らない人だと思われたのではないかと、とても後悔しています」

・「結婚式では白を避けなければならないのに、白いケープで行ってしまいました。ドレスも淡いピーチ色だったので、写真では白浮きしてしまっており、ものすごくびっくりしました」

・「新婦がお色直しで黄色の爽やかなドレスで登場したときは、本当に心底動揺してしまいました。なぜなら、私も同じ黄色のドレスを着て参列していたからです…。以前、母から『新婦さんとはドレスの色がかぶらないように』と注意されていたのに、とても恥ずかしかったです」

偶然、色がかぶるのは仕方がないとしても、気を付けたい結婚式での新婦との色のかぶり。白がNGなことはみなさん知っているようですが、写真に撮ったときに区別がつきにくいベージュ系や淡い色も避けたほうがいいようです。

番外編:ローカル・ルールに赤っ恥

・「夫の地元の習慣なのですが、お通夜でお香典は出しません。それは、お通夜と告別式の両方に参列するのがその田舎の常識であるらしく、お通夜でお香典を出すということは、告別式には参列できないという意味になるらしい。そんなルールがあることを知らなかったため、田舎のご婦人方に“シラー”とした目で見られてしまいました」

・「うちの地方だけなのかもしれませんが、結婚式の出席者は黒色のドレスが多め。なので、初めて行った結婚式にピンクのドレスを着て行ったら、恥ずかしい思いをしました。私だけ発表会の子どもみたいでした…」

・「お金を包む袋にも地域性があることを知らず、葬儀があったときに、出身地にいたときと同様のものを持っていったら私だけ水引きが違っていた」

地方によっては不祝儀の水引きの色が違うこともあるそうです。お葬式、結婚式のマナーは、場所によってもローカル・ルールがあるようなので、余計に複雑ですね…。

冠婚葬祭は頻繁にあるものではないので、いざというときに慌ててしまうもの。失敗したことを忘れず、次回に少しずつ生かしていけるといいのかもしれませんね。

文/吉田直子
※暮らしニスタ編集部が子持ち既婚女性100人を対象に行ったアンケート調査より
写真© hichako - Fotolia.com
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