コラム

子育て終了＝結婚生活終了!? 「熟年離婚」を考えている既婚男性は●%も！

更新日：2017.10.28

最近よく耳にする「熟年離婚」ですが、既婚者はそのことについてどのように考えているのでしょうか？
今回、既婚男性100人を対象に「熟年離婚」についてアンケートを取ってみました。

あなたの家でも「熟年離婚」する可能性はあると思いますか？

はい・・・45人
いいえ・・・38人
どちらともいえない・・・17人

僅差ですが、「可能性がある」と回答した人が一番多い結果となりました。では、なぜそのように思うのかについて、詳しい回答を見ていくことにしましょう。まず、「はい」の回答者の声からご紹介します。

実際に離婚するつもりなので…

“子育ての終わり”を“結婚生活の終わり”と決めている人が、かなりいるよう…。なんだか悲しいですね。

・「うちも子育てが終われば離婚するので、今のうちにへそくりをせっせと蓄えています」

・「嫁のパチンコ依存症がひどいのですが、子どもが私に『許してあげて』とお願いしてくるので現在は我慢しています。ですが、子どもが大きくなるまでしか、我慢は無理そうです」

・「気持ち的には、子どものために夫婦関係を続けているので。子育てが終わったらサヨナラしたい」

・「子どもがいるから結婚生活を送っているだけで、ケンカも絶えないので、私も妻も『子育てが終わったら別れたい』と思っているからです」

そうなる予感がしている＆そうなってもいいと思う

既に相手への関心がないという人も多数…。そういう予感を感じながら生活するのって、どういう気持ちなのでしょうか…。

・「もう何十年と夜の営みもなく、平日は午前様帰りが続き、土日は家でゴロゴロしていると邪魔者扱いされているので」

・「もともと性格の不一致があったにもかかわらず、なんとなく流れで結婚してしまいました。子どもも生まれたので今は離婚するつもりはありませんが、子どもが大人になって独り立ちしたら、その後の生活について考えます」

・「体の関係も全くないですし、このままいくとそうなる可能性は高いです」

・「夫婦生活もほとんどないし、セフレとの関係が良好なので、熟年離婚の話があっても私はかまいません」

仲がよくないので

そもそも論という感じがしますが、仲がよくない人と一つ屋根の下で暮らすのはどういう気持ちなのでしょうか？

・「今の時点で、すでに妻からの愛情を感じなくなってしまっているからです」

・「子どもが外出していて夫婦ふたりしかいないときは、まったく会話がないうえ、ギクシャクしているので」

・「子育て真っ最中ですが、もうすでにお互いしゃべることもなく、殺伐としているので『いつ言われるか』とビクビクしています」

・「2人の子どもが小学生なのですが、子どもが生まれる前の気持ちには戻れないことは確か。かまってこないし、かまわれたくない、というのがみえみえ…」

お子さんがいる家庭では「子どものために…」という言葉が多く見られましたが、子どもさんの立場で考えると複雑な気持ちになってしまいます。
では次は、「熟年離婚はしない」と回答した方たちの理由です。

仲がいいから大丈夫

「熟年離婚はしない」と回答した人の中で最も多かった意見がこちらです。
・「うちは結婚20年目になりますが、今も毎日色々なことを話しているので“ない”と思っています」

・「これ以上ないほどのよいパートナーだと思っているので」

・「夫婦間での会話も多く、家事の分担も行いながら協力して生活できているので大丈夫かと」

・「アラフォーでの結婚で、しかも向こうは子連れでした。お互い仕事が忙しく、子どもが新たにできる見込みなし。なので、今の生活環境は変化しないだろうし、仲良くやっていけると信じています」

子育てが終わったらやりたいことがある！

2人での共同作業である“子育て”の後に、夫婦ふたりの共通の夢や目標があるってステキですね～。

・「今のところ夫婦間に問題はなく、子育てが終われば仲良く夫婦で趣味を楽しみたいと思っているので」

・「子育てが終わっても、孫の世話があるのではないかと期待している。世話をしていくことで関係が保てるのではないかと思う」

金銭的問題などで離婚できない

夫婦間の絆でという理由ではなく、「一人では生活できないから」という理由から離婚に踏み切らないパターンも…。

・「どちらとも離婚後の受け入れ先がないと思っているので、一人孤独に生きるよりかは、いがみ合っていても誰かといたいと思うからです」

・「子どもに悲しい思いはさせたくないので、離婚はない」

・「収入面から考えても、妻が離婚をするとは思えない。それに、色々面倒ですし」

・「熟年離婚した後に違う相手を見つけられる可能性が非常に低いので、自分はないと思います」

・「退職金や貯金などの額が大したものはないので、2人で生活していかないと無理だから」

シンプルに「お互いに必要な存在だから離婚はない！」と言い切れる夫婦関係というのは、素直に羨ましいですよね。でも、気持ちの面ではない理由で“一緒にいなければいけない…”というのは、さみしいものです。
では最後に、「どちらともいえない」と回答した方たちの理由をどうぞ！

相手がどう考えているかわからない

結婚は二人でするものだから、当然、離婚もふたりでするもの。だからこそ、相手の気持ちひとつで、未来は変わるものですよね。

・「人の気持ちなんて見えませんから、わかりません。熟年離婚になったら寂しいですが、それも仕方がありません。私も『キライ』だと思われている人とは暮らせませんし」

・「子育てはどちらかが犠牲になる場面が多々ありますが、意思疎通を図ることで“お互い様”だと現在は認識しています。けれど、熟年時まで今の関係が続いているかどうかは不明ですね」

自分もしくは相手が結婚生活に不満を抱いている

人ぞれぞれに思うところがあるものなので、意見が一致しないのは当然といえば当然ですよね。

・「妻は日頃の不満を抱えているようです。家事や育児など、私の手伝いが不十分なのは認めますが、お隣のご主人やテレビの中の育メンなどと比べられるのはいささか心地よいものではありません。しかしながら、熟年離婚の件については、結婚4年目のため、まだ思い浮かべることはありません」

・「私は離婚を希望していますが、嫁は週刊誌の読み過ぎで、慰謝料の相場を調べて食事のときに話題にしています。私にはとても高すぎて払えないくらいの額です…」

アンケートの結果、「熟年離婚は考えていない」とする人の中にも、相手への愛情はすでになくしている人が多いことが判明…。うーん。どんな選択をするにしても、お互い納得の上でこれからの人生を歩んでいけたらいいですよね。

文／松本玲子
※暮らしニスタ編集部が既婚子持ち男性100人を対象に行ったアンケート調査より
写真© one - Fotolia.com

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