コラム

驚愕！私が勤めた“ブラック企業”の実態

更新日：2017.10.28

非正規雇用の割合が全体の4割にも達するなど、噂に聞く「景気が回復してきた」という言葉とは裏腹に、雇用の実態はまだまだ明るくはなさそうです。
そこで今回は、ママたち100人に「衝撃的だった雇用先」について聞いてみました。
すると、出るわ出るわのグレー、ブラック、ときどきホワイト？なモノトーン列伝です。

言ってることと違った

・「ボーナスが貰えるはずなのに貰えない。貰えたかと思ったら、通勤手当（普段は貰えません）という名目で少額。求人票のすべてが事実と異なっていたので、すぐに辞めました」

・「キャンペンガールという名目で雇われたのに、実際行ってみたらモデル養成所に入れられてお金を取られた」

・「『産休あり』と書いてあったから入社したのに、妊娠が分かって会社に相談したら『辞めてもらわないとね』と言われた。退職後に聞いた話では、3つ年上の先輩も同じ頃に妊娠が分かったらしいのですが、彼女は産休が貰えたらしいのです。何で私だけ辞めさせられたのか不明すぎます」

・「求人票に書いてあった勤務地とは全然違うところに配属になり、勤務時間も契約よりも長く、残業代は定額残業でいくら残業しても変わらない。いくらなんでも納得がいかず、上司に『せめてもっと早く終われませんか』と相談したら、『早く終わる仕事がしたいなら転職しろ』と言われてしまった」

・「フルタイムのアルバイトはもちろん、正社員でも『社会保険』加入すらなかった。12時間以上の労働で帰れないこともありました」

・「30分単位で給与が計算されるのですが、25分すぎたところで『お疲れさま。タイムカード打って』と言われる。セコっ！！」

・「勤めた会社は借金地獄で、いつも従業員の給料が遅れていました。ブラック企業であることを事前に知っておくべきでした」

ブラックな企業ほど人の出入りが激しいため、求人票や面接時に就業内容を盛りがち…。これは明らかな詐欺行為ですが、入社を決める前に、こちら側でも離職率の高さや求人の頻度など、できる限りのチェックは必須かもしれません。

上司、社長がひどかった

・「某映像制作会社で営業をしていたのですが、まるで内情はヤクザ。朝、社長が出勤すると全社員でお出迎えをし、社長室に一人ひとり挨拶に行かなければならなかった」

・「証券会社の営業をしていたのですが、朝一の会議で目標金額を毎日言わされ、多く言うと『できんのか？』と言われ、少なくいうと『やる気あんのか？』と言われ、毎日とにかく怒鳴られるし、サービス残業だらけだった」

・「始業前の会議が週3日、始業前の掃除当番が週1日、定時後の会議は毎日、さらに休日には研修と時間外の会議、それに通常の業務が沢山ある会社で働いていました。もちろん残業代などなく、そのうえ、業務とは関係のない社長が書いた自己啓発本を買わされ、日報として感想文を書かされた」

・「クリニックに勤めていたが、院長の知識のなさ、やる気のなさ、誤診、医療行為の未熟さなど本当にひどかった。医師免許さえ取れれば、そこから何十年勉強しなくても診療をおこなえることが恐ろしくて仕方なかった」

社長や上司も人間なので相性の問題はあるにせよ、あまりにワンマンでは周囲はついていけませんよね。

仕事内容がひどかった

・「10年以上前の話ですが、データ入力の会社で『コレ、内緒だよ』とクレジットカードの顧客データを全く関係ないリストに入力する仕事があった」

・「もうすでに閉店してしまって跡形もない飲食店ですが、学生のときのバイト先で、お客様が手をつけなかったサラダなどの野菜（プチトマトやパセリなど）を、店長が他のお客様のお皿に移し替えるなどしているのを目撃し、すごくショックを受けたことがあります」

・「以前バイトをしていたスーパーのことです。閉店後に野菜などをバックヤードに片付け、乾燥しないようにと濡れた布を被せるのですが、まるで雑巾のような真っ黒な布をかけていて、すごく汚かった」

・「健康食品の会社で働いていたときのこと。日々の業務や給与体型はとても良かったのですが、ある日業務中に本当に突然、消費者庁からの手入れがありました。私が知らなかっただけなのですが、過去にも2度手入れがあったと先輩に聞かされました。被害者もいるようなひどいモノを売る会社とは知らず、怖くなり暫くして退職しました」

不正行為は言語道断！　勤めるのはもちろん、顧客としても関わりたくないハイパーブラック企業。「今はもうありませんが…」「倒産しましたが…」と書かれていることが多かったのがせめてもの救いですよね。現存企業には淘汰を願うばかりです。

文／和田玲子
※既婚女性100人を対象に暮らしニスタ編集部が行ったアンケート調査より
写真© yayoicho - Fotolia.com

Profile和田玲子

女性まわりの記事をコツコツ書いてウン十年のフリーライター。趣味はパン作りと水泳、豆乳ヨーグルトの摂取。最近のトピックスは蜂の巣をふたつやっつけたこと。

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