コラム

思わず「嫁ブロック」発動！うちの夫の“夢物語”聞いてください

更新日：2017.10.28

「男なら、生涯をかけてやりたいことをやる！　そのためには妻子がいたって“転職”“起業”に挑戦するんだ！」…というそんな夫に対し、“不安定さ”などを理由に妻が反対し、思いとどまらせるのがいわゆる“嫁ブロック”。
某人気アイドルグループの一悶着事件のときにもこの言葉が囁かれましたが、実際に“嫁ブロック”を発動したという既婚女性たちに、そのときの状況と心情を語っていただきました。

思わず“嫁ブロック”を発動した「夫の夢」ランキング

一番人気「飲食店経営」・・・31%
一攫千金「起業」・・・14%
腕一本で「クリエイティブ系」・・・12%
本気度高め「田舎暮らし」・・・11%
日本にはおさまらないぜ「海外」・・・7%
お手軽「ネットビジネス」・・・6%
まずは下積み「学校に行きたい」・・・5%
その他・・・34%

アンケートによると、“嫁ブロック”が発動された夫の夢の多くは「経営者になりたい」というもの。なかでも飲食店経営の人気が高く、夫たちにとって日常的に接点が多いと思われるラーメン店やカフェが希望の半数を占めていました。

・「サラリーマンなのに、いきなり『ラーメン屋さんになる』と言いだし、給料も安定していないし、お客さんも来るかもわからないので嫁ブロックをかけた」

・「工場を辞めてフランチャイズのラーメン屋の店長をすると言い出した。『お給料は悪くないし、ラーメン食べ放題だ！』とか言っていたが、全力で止めた」

・「なぜか夫は私と一緒に店をしたがります。夢は喫茶店で、自分はコーヒー担当で、料理やケーキは私に任せたいらしいです。絶対、嫌です」

・「料理もろくにできないのに、やたらと『カフェを開くには』みたいな本を買いあさりはじめたので全力で止めた」

・「カレーが好きというだけで『カレー屋さんを開業したい』という夢を語りだしたので、もちろん『嫁ブロック』を発動！」

夫ほど外食産業に接点がない妻だけに、未来図が描きにくい？のかどうかは分かりませんが、リスキーなことをするならば、相当な説得材料がなければ“嫁ブロック”発動はやむなしかも。

「好き」を仕事にしたいけど…

飲食以外の「お店」経営も人気で第2位という結果。3位は趣味や技能を売りにする「クリエイティブ」系ワークへの挑戦。しかし、いずれもことごとく“嫁ブロック”発動です。

・「『結婚相談室をオープンさせたい。若い女性を対象にがっぽり稼ぐんだ』と言った夫には、『今の婚活業界の状況をよく理解していない』とダメ出しで通しました」

・「サラリーマンを辞めて車屋を起業したいという夫。軍資金もないのに車を買い替え、準備を始めようとしたので速攻阻止！」

・「サッカー好きな主人は『サッカー場を作ってスクールを経営したい』とか言っていますが、嫁の立場からすると、まさに『男の夢物語』！現実的ではなさすぎるので嫁ブロック発動中です」

・「絵心のある主人が遊び心で投稿したイラスト大賞。落選したものの、応募先から頂いた『先見の明がある』との言葉に踊らされ、イラストレーターを目指すと宣言…。大金のかかるスクールに通うところを一喝で却下。本当に危ないところでした」

・「夫が『仕事を辞めて、旅行記のライターになりたい』と言ったのですが、実は一人で世界中を旅することに憧れているだけ、ということが判明。嫁ブロックを発動しつつも、今の仕事の大変さが分からないこともなかったので、何とかうまくなだめて、ひとまずあきらめてもらいました」

これは正解、ライターは儲かりません……。

都会を離れ、憧れの田舎暮らし

これまで紹介したものに比べ、“田舎暮らしで生計をたてたい”という希望の本気度は高め…。“嫁ブロック”もより具体的に。

・「転職＆田舎へのIターンを考えていた夫には、ご近所づきあいの大変さなど、田舎の難しいところをあげて説得しました」

・「『どこかで田舎暮らしをしたい』『農業をしてみたい』と言う夫には、“嫁ブロック”発動。『定年まで待って』と反対しました」

・「夫に『仕事をやめて、田舎で野菜を育ててのんびり暮らしたい』と言われましたが、旦那は野菜が嫌いでほとんど食べないので、『どんなつもりで言っているのか理解できない』と即“嫁ブロック”でした」

・「旦那は海好きでサーフィン好きなのですが、『仕事をやめて海の家を始める』と言われたときは、さすがに『子どもが2人もいて、ただでさえアナタの稼ぎだけでは家計が成り立たないから私も働いているのに！！』と大反対した」

あえなく散った夫たちの「男のロマン」…。妻の反対理由は「不安定さへの抵抗感」が大部分だけに、これを払しょくできる何かがあれば、夢は夢で終わらないはず。本気なら頑張って！

文／和田玲子
※20～40代の既婚女性100人を対象に暮らしニスタ編集部が行ったアンケート調査より
写真© WavebreakmediaMicro - Fotolia.com

Profile和田玲子

女性まわりの記事をコツコツ書いてウン十年のフリーライター。趣味はパン作りと水泳、豆乳ヨーグルトの摂取。最近のトピックスは蜂の巣をふたつやっつけたこと。

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