コラム

不吉？吉兆？忘れられない初詣の思い出

更新日：2017.10.28

「今年一年の幸せ」を願って、大勢の人が列をなす初詣。
体の芯から冷えるような寒さの中でも、みんなどこか嬉しそうなのは、“これから訪れる色々なこと”に期待に胸を膨らませているからかもしれませんね。

そこで今回は、「初詣にまつわる、忘れられない思い出」について、主婦100人に聞いてみました。

新年最初の運試し！おみくじエピソード

・「3回連続ひいたおみくじが全て凶だった。かなりへこみました」

・「結婚前に主人と初詣に行って引いたおみくじに『深入りするな』と書いてありました」

・「近い親族10人ぐらいで初詣に行っておみくじを引いたところ、みんな凶か大凶だったうえ、一人だけなぜか白紙のおみくじを引いていた…。一年が不吉になりそうで怖かったけど、幸いにも、みんなとくに悪いことが起きずでよかったです」

何が出ても盛りあがるのが「おみくじ」ですが、凶や大凶が続くと、さすがにそれは不安になりますよね…。
「白紙」のおみくじは、落語家でお笑いタレントの月亭方正さんが引いたことでも有名ですが、『「百吉」から「一」引いて「白吉」、つまり九十九の吉が訪れる』という、とってもラッキーなくじだという説もあるようです。
吉凶より大切なのは、書かれている中身。自分を戒めた後は、悪いおみくじは木の枝に結んで帰りましょう。そして、よいおみくじは持ち帰り、神棚に飾る or 財布に入れるといいそうですよ。

ご縁がありますように…お賽銭エピソード

・「私の前にいた人が、お賽銭をして手をあわせた直後に、ものすごい勢いで滑っていました」

・「家族と初詣に行ったらすごい数の人がいて、何とかお参りする場所までたどり着いたものの、後ろから投げ入れられたお賽銭が母の後頭部にヒットして、ビックリしました」

・「大混雑する神社に初詣に行ったら、お財布ごと賽銭箱に投げ入れている人が何人かいました。１人じゃなくて、それなりにいることに驚きました。」

・「小学生の頃、家族で初詣に行って家に帰ってきたら、弟が着ていたジャケットのフードの中にお賽銭が入っていました。そのお賽銭は、翌年の初詣のときにお賽銭箱に入れました」

お参りをした後に滑ったり、お賽銭が後頭部に直撃したりすると落ち込みそうですが、「一年の厄を早めに落とした」と思えば気持ちも軽くなるかも!
ちなみに「お賽銭」とは、お願いを叶えてもらうために入れるものではなく、前回お参りしたときの願いを叶えてくれたことへの感謝としてささげるお金なのだそう。
だから、お財布を丸ごと投げ入れていた人たちは、何か大きな夢が叶ったのかもしれませんね。

そこも混む!人気の寺社は大混雑

・「お腹が痛すぎて今にも漏れそうな状況のなか、境内のトイレは案の定長蛇の列…本気で漏らすところでした」

・「奈良に住んでいた頃、とても有名な寺院に初詣で行きましたが、あまりにも人が多くてお賽銭を入れることができませんでした」

・「初詣に行き、ものすごく混んでいる境内に向かって並んで進んでいると、前方から頭部血だらけのおじさんが神主さんたちに両脇を担がれてきました。救急車で病院へ向かったようですが、どうも境内で転んだらしいです。ちなみに、その神社は交通安全の神様でした」

初詣のため、混雑する境内で寒い中長時間待っていると、自然発生的に勃発するのがトイレ問題…。このときばかりは、トイレ前の長蛇の列を見ると深い溜息が出てしまいますよね。「神様どうか、トイレにすぐ入れますように…」と、ここでお願いごとをしてしまう人も少なくないのでは!

真冬ですし…体調不良とケガには要注意

・「元旦初日から体調がMAXに悪く、初詣中におもいっきりリバースしてしまいました」

・「5時間かけて犬吠埼へ初日の出と初詣に行き、初めて海からの日の出に感動しました。しかし、その夜から人生初の40度超えの熱を出しました」

・「初詣で『ようやく自分たちの番がきた！』と思った瞬間、階段で転んでケガをしました。これから始まる一年のことを思うと怖くなりました」

年末年始は普段に比べて人混みに出かけることが多い分、風邪を引きやすい状況。せっかくだからと出かけたい気持ちは分かりますが、神様もリバースされたら困るでしょうし、安静第一でお願いしたいものです。

家族で重ねた初詣の記憶

・「子どものときは家族全員で毎年“大須観音”に行き、栗を買ったり、お年玉で好きな物を買ったりと、とても楽しかった思い出です」

・「元旦に結婚の挨拶に彼が来て、親に挨拶して了解を得てから2人で初詣に行きました。“絶対に幸せになる”と2人でお参りしたことは、今も忘れません」

・「何気ない思い出ですが、子ども2人が幼いころは必ず家族4人で初詣へ行くのが恒例の行事でした。子どもたちが大きくなり忙しくなったので、今は一緒に行くことはなくなりましたが、子どもをベビーカーにのせたり、子どもの手をひきながら初詣へ行っていた日々が懐かしく思い出されます」

なんだか泣きたくなるような、心温まるエピソードもたくさん寄せられました。
こうした大切な日々を重ねていくことで、家族はいつまでも繋がっていられるんだなと感じますね。

文／namikibashi
※暮らしニスタ編集部が子持ちの既婚女性100人を対象に行ったアンケート調査より
写真© advansky - Fotolia.com

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