コラム

謎すぎる…！嫁いでわかった夫の実家の年末年始ビックリ習慣

更新日：2017.10.28

年越しやお正月の風習は各地で異なり、それぞれに趣があるものですよね。
しかし、いざ当地に嫁に入り、参加する立場となると、慣れ親しんだ習慣との違いに戸惑ってしまうことも…。
そこで今回は、“夫の実家の謎な年越し習慣“に出会ってしまった妻たちのリポートをご紹介！

●珍　年越し

・「私の夫の実家では、毎年年越しのときに逆立ちをしながら新年を迎えます。なんでも、その家で代々受け継いだ習慣らしく、最初はびっくりしましたが、今ではわたしもやっています」

・「大晦日の食事が終わったら、夫婦揃って一緒の風呂に入る。意味がわかりませんが、夫と仲良くできる時間なので、まあいいかと思っています」

・「夫の実家では、大晦日の夕食の準備をすべて終えてから、お経を読む習慣があります。せっかく作った夕飯が冷めるのになぜなのか…その理由を聞けずに何年も経っています」

・「おせち料理を夕方に詰め終わると、紅白歌合戦を見ながら食べ始めちゃいます。義父の出身地の北海道では常識だそうで、まさか自分が“ケンミンショー”ネタを体験するとは思わなかった」

・「夫の実家で大晦日の夜に食べるのは、年越しそばではなく、なぜか“うどん”。意味がわからないし、ついていけない。やっぱり、おそばが食べたい！」

・「大晦日の夜は、仏間の壁一面、いや、四面にありったけの掛け軸をかけます。所狭しとかけられた掛け軸は、三が日を過ぎたら片づける、それがならわしです」

・「旦那の実家にはお稲荷さまが奉ってあり、お祈りしに来る方もいらっしゃいます。その中の1人にキツネがのりうつって『いつも、いつも、ありがとう』と話し始めたりします。正直、意味不明です」

元旦は朝から・・・

・「早朝、みんなで畑に行き、お鍋に入れる野菜をとります。最初はびっくりしましたが、慣れると“新鮮でいいな”と思うように」

・「夫の実家では牛を育てているのですが、年明けとともにみんなで牛舎に行って『今年もよろしくね』と牛を拝んで新年の挨拶をします。牛を神様みたいに扱うことに驚きましたが、一方で『牛で生計を立ててきたんだなあ～』と歴史を感じました」

・「お正月はゆっくりと過ごすものだと思っていたけど、主人の実家の元日は、おせち料理をお重に詰める作業で始まります。朝から夕方までずっとキッチンに立ちっぱなしで疲れます」

・「元旦は銭湯で朝風呂に入る。なんでわざわざ銭湯に？」

・「元旦の朝は初詣に行くものと思っていたら、夫の実家では夕方に行く習慣が。なんだか、初詣のすがすがしい気分が損なわれる気がします」

お正月は親戚一同で、レッツ・パーティピーポー！

・「夫の実家では、大晦日から元旦にかけて花札大会をひらくのが恒例です。大人も子どももお年玉をかけて真剣勝負。初めは参加しにくかったのですが、今は毎年楽しみにしています」

・「お正月は毎年、親戚が20人くらい集まってビンゴ大会をします。全員に景品が行き渡るまでやるので嬉しいのだけど、それを2回やるので、とにかく長くてしんどい」

・「毎年元旦に家族全員でお墓参りに行き、その後は必ず歌の選手権が行われる。毎年、歌の練習で忙しいです」

・「お正月には親戚や近所の人が集まって、夜中から朝方まで飲み続けることに驚きました。片付けなどが疲れます」

・「どんなに寒くても、庭でバーベキューが夫の実家の正月。毎年風邪をひくので苦痛です」

なにもしません

・「1月1日は、とにかく何もしない。掃除もしないし、お風呂も入らない。“年の初めからお金を出すのは縁起が悪い”とのことで、お年玉も2日に渡します」

・「年越し蕎麦やおせちなどを食べません。お正月感がなく、普通の日という感じでびっくりしました」

・「大晦日は何もしないし、おせち料理もなし。普通に過ごして普通に寝る。初詣は行きたい人が個々に行く。お年玉だけはあげるけど、家族が揃うわけでもなく虚しいなと思います」

・「お正月を祝わないので、元旦になっても『明けましておめでとう』を言いません。あと、“神様を信じてない”という理由で初詣にも行きません。もちろん、孫へのお年玉もなし。特別な宗教色のない、純粋な日本人なんですが…なぜ？」

謎な風習やしきたりを面倒くさいと思うこともあるけれど、なければないでさみしいのがお正月行事。
敬いつつ楽しみつつ、孫子の代に伝えていきたいものです。

文／和田玲子
※20～40代の既婚女性100人を対象に暮らしニスタ編集部が行ったアンケート調査より
写真© haruna23 - Fotolia.com

Profile和田玲子

女性まわりの記事をコツコツ書いてウン十年のフリーライター。趣味はパン作りと水泳、豆乳ヨーグルトの摂取。最近のトピックスは蜂の巣をふたつやっつけたこと。

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