食品や日用品、さまざまなものの値上げラッシュが続く昨今。節約への意識が高まっています。Instagramで人気の節約系インフルエンサーのゆきこさん、えまさんと、暮らしニスタユーザー3名が緊急座談会を開催!節約のコツや、節約効果が高い固定費の見直しについて考えました!
〈今回座談会に参加して下さったのは…〉
(写真左から)
●由佳さん:小学生男子2人を育てる30代専業主婦ママ
●えまさん:年間350万円貯金する、節約系インフルエンサー(@simplehome.8)。小学生と2歳の育児に奮闘する30代ワーキングマザー
●ゆきこさん:小2、5歳、2歳の3きょうだいの30代ママ。インスタグラム(@yuco55_)で発信する節約情報が人気
●かおりさん:社会人6年目。一人暮らしをがんばる20代独身女子
●香月さん:小2と年中さんの男の子の30代ママ。節約に関心あり!
●都民共済職員・斉藤さん、鈴木さん
家族を巻き込んで節約を盛り上げよう!
――物価上昇が続くいま、無理なくできる節約はみなさんの関心事ですよね。みなさんが実践していて、いちばん効果があったと感じる節約ワザ、教えてください!
えまさん:私は「1週間1万円生活」を実践していて、これはSNSの発信でもすごく反響がありました。1週間ごとの予算を決めることで、そのなかでやりくりしようという意識が生まれて、無駄な買い物がぐっと減りました。食費が7000円くらい、残りの3000円は日用品や週末のお出かけ費などにあてています。
香月さん:家族4人で、食費が月に2万8000円くらいということですよね!?すごい!
えまさん:「1週間1万円生活」をはじめてから、まずスーパーに買い物にいく頻度が減りました。食材を使い切ってから買い物に行くから、フードロスもなくなりましたね。
家計のなかでは食費の占める割合がかなり大きいですよね。1週間単位でみていくと支出管理がしやすいし、1万円という数字も目安としてわかりやすいかなと思います。
ゆきこさん:私のおすすめ節約術は、ふるさと納税の活用です。「興味はあるけれど、よくわからない」という方も多くて、ふるさと納税に関する投稿は人気が高いですね。
由佳さん:我が家でもふるさと納税はやっていて、食費の節約にもつながるかなと思っています。
ゆきこさん:返礼品を選ぶのも楽しいですよね。ふるさと納税をすることで税金が控除されてお得なのはもちろんですが、裏テーマとしては「パートナーを節約に巻き込む」きっかけになることもあるかな、と思っています。
一同:…!!(深くうなずく)
ゆきこさん:ふるさと納税って、妻だけでなく、夫も自分の収入に応じた額を寄付したほうがお得ですよね。でも、「面倒くさい」と後ろ向きなパートナーも多いみたいです。
かつての私もそうだったのですが、家族の協力や理解がないと、「なんで私ばかり節約してるんだろう…」ってイライラ、モヤモヤしちゃう。
いかに家族を巻き込んで節約を盛り上げていくか、ということは、みなさんが気になっているテーマ。ふるさと納税をきっかけに、夫婦で節約や家計について話し合えるといいですよね。
一度見直せば効果が続く!固定費の見直し
――妻だけ、ママだけでなく、家族みんなで節約の意識をもったり、お金へのリテラシーを高めることって大事ですね。
香月さん:我が家では、毎年車を買うかどうかの家族会議をしています。夫や子どもたちはマイカーが欲しいというけれど、車って購入費だけでなく、車検や税金、駐車場代、ガソリン代などのランニングコストも大きいですよね。
今のライフスタイルで考えると、買ったほうがいいのか、タクシーやカーシェアリングのほうがいいのかと比較して、今のところ、毎年購入見送りの決断になっています。
かおりさん:マイカーほど大きな固定費ではないですが、スマホの契約を格安SIMに変えて、毎月の通信費はかなり削減できました。
また、コロナ禍でいくつかの動画配信のサブスクに加入したのですが、最近、外出も増えてきて活用度が減少中。よく利用しているものだけに厳選して、視聴頻度の低いサービスは解約しました。
由佳さん:私も携帯の見直しをして、格安SIMに乗り換えました。また、子どもや私の服はフリマアプリを活用。これから子どもにお金がかかるので、節約は大テーマです!
――携帯代やサブスクの利用料、契約している駐車場代などの固定費は、一度見直せば効果が続くのもポイントですね。
保険選び、みんなはどうしてる?
――固定費の見直しでは、保険もチェックしておきたい項目に挙げられますね。みなさんの保険事情、教えてください!
ゆきこさん:私は、母も祖母も乳がんを経験していて、乳がん家系。学生のころから、親が乳がんを保障する医療保険に加入してくれていました。
さらに妊娠を機に、貯蓄型の生命保険にも入ったので、月額の保険料はかなりの額に。当時は、公的保障のことも知らなかったから、「夫に万が一のことがあったら家族が路頭に迷っちゃう!」「私は乳がんになる確率が高いから、ちゃんと保険でカバーしなきゃ!」と不安ばかりでしたね。
えまさん:私は第一子の出産を機に、保険に入りました。やはり保険の営業マンにおすすめされたのは貯蓄型。掛け捨てはもったいない気がしていたので、貯蓄型ならお金も貯まるしいいかなと、すすめられるがままに加入しました。
でも、金融系YouTuberが「貯蓄と保険を同じ商品でカバーするのは中途半端」と話している動画を見たのをきっかけに、自分でもいろいろ調べてみると、「確かに……!」と納得することがたくさん。
夫婦で相談して、元本割れになることも理解したうえで、貯蓄型保険は解約。毎月の掛金が安いものに入り直しました。月々の保険料がぐっと節約できましたよ!
香月さん:解約したんですね…! 私も、貯蓄型の保険に入っています。担当の営業さんとはもう家族ぐるみのつきあいで、子どもの入院など何かあったときにはすぐに連絡できるから、今のところ不満はないのですが…。
由佳さん:私は就職したときに、まず死亡保険に加入しました。そのままとくに見直しをせずにきましたが、年齢とともに体の不調を感じることが増えて…。実は、都民共済の入院保障型に追加で入ったところです。
夫の弟が都民共済に入っていて、掛金も安くて保障もしっかりしていることを聞いたのが、加入の決め手。子どももやんちゃでケガが多いので、「こども型」にも同時に加入しました。
かおりさん:私も実は都民共済に入っています。母が保険の外交員をしていて、大学に入って一人暮らしをするタイミングで、母が保険と一緒に選んでくれました。
えまさん:やっぱり保険って、一人暮らしや結婚、妊娠、出産などの節目で考えることが多いですよね。逆にいうと、一回加入すると、ずっとそのままになりがちな費目でもありますね。
香月さん:そうですね、保険ってわかりづらいイメージもあるし。でも、やっぱり何かあったときには、すごく頼りになる存在ですね。
我が家は子どもたちの医療保険も入っているのですが、中耳炎の手術や通院も保障されて「入っていてよかった」とありがたみを感じました。
家計にやさしい!都民共済ってどんなもの?
――5名の参加者のうち、由佳さんとかおりさんは「都民共済」に加入されていますね。一般的な保険とは何が違うのでしょう?ここからは都民共済の職員さんにも座談会に加わっていただき、気になる都民共済について教えてもらいましょう!
都民共済・鈴木さん:都民共済は今年で40周年。埼玉県から始まり、今ではすべての都道府県で展開するグループになりました。共済のいちばんの特徴は、シンプルな商品設計です。
たとえば「総合保障型」は、月々2000円の掛金で病気やケガによる入院やケガの通院、万が一亡くなったときの死亡保障までがセットになっています。
一般的な保険は、加入年齢が上がると月々の保険料も高くなりますが、都民共済は何歳から加入しても同じ掛金。月掛金2000円以上の保障なら85歳まで保障が続きます。掛金はなるべく抑え、必要な保障をカバーするのが共済ですね。
都民共済・斉藤さん:「保険はタクシー、共済は乗合バス」と考えると、一般的な保険との違いがイメージしやすいですよ。
保険は、目的地をドライバーさんに伝えてルートを決めるタクシーのようなもの。目的地やそこまで行くための費用は、ひとりひとり異なりますね。どこまで備えたいかという希望に応じて、プランを立てていくのが保険です。
一方、共済は乗客みんなで運賃を負担する乗合バスのようなもの。停留所から少し歩いたり、別のバスに乗り換えたりする場合もありますが、交通費を抑えて目的地の近くまで行くには便利ですよね。
香月さん:なるほど、わかりやすい〜!由佳さんが加入している、子どもの保障プランというのは?
都民共済・鈴木さん:「こども型」は、月々1000円、または2000円の掛金で、ケガや病気での入院・ケガの通院保障などが受けられます。1000円のコースでは、ケガの通院1日あたり2000円が給付されます。
子どもの医療費は無料という自治体も増えていますが、治療費は無料でも、通院の付き添いで親御さんが仕事を休まなければならないケースも多いと思います。
また、お友だちを怪我させてしまったり、過って物を壊してしまったときには100万円までの損害賠償補償や、万が一契約者である保護者さまが亡くなったときの保障もついています。
えまさん:損害賠償や親に万が一のことがあったときの保障までセットになっているのはすごいですね。月々1000円であれもこれもカバーできるなんて、コスパがすごい!
ゆきこさん:自転車の損害保障も加入が義務化されましたよね。自宅の火災保険のなかで賄おうかとも考えましたが、もし怪我で入院や通院をすることになったら火災保険ではカバーできません。月々1000円で入院だけでなく、通院まで保障されるのは魅力的ですね。
えまさん:私が保険に入ったのは、妊娠中。いまのうちにしっかり備えておこうと思ったことがきっかけでした。都民共済には、妊娠中でも加入できるのでしょうか?
都民共済・斉藤さん:健康な方ならもちろん加入できます。妊娠は病気ではありませんから。また、加入の際に、病院での健康診断結果などを提出する必要もないので、申し込みも手軽にできますよ。ただし、ご加入後1年以内の帝王切開はお支払いの対象とはなりません。
ちょっぴりお得! 「割戻金(わりもどしきん)」ってなに?
――大人の保障も子どもの保障も月々1000円からと続けやすい掛金で幅広い保障内容が魅力の都民共済。さらに、都民共済には「割戻金」という仕組みがあることも、見逃せないポイントです。
都民共済・鈴木さん:都民共済は非営利の生活協同組合で、助け合いの精神が根底にあります。保障が必要な方への共済金は、加入者のみなさまからの掛金で支払われています。
そして、決算後に剰余金が生じた場合は、加入者のみなさまにお返しする。これが割戻金の仕組みです。
ゆきこさん:初めて知りました! 共済ならではの制度ですね。事故や病気で請求をした人は、割戻金の対象外ですか?
都民共済・斉藤さん:いえ、すべてのご加入者が対象です。
座談会を通じて、都民共済の理解がより深まった!
由佳さん:私は都民共済にすでに入っているのですが、割戻金のこと、ちゃんと理解できてなかったです。夫も都民共済に入り直したほうがいいのかなど、いろいろ保険を見直したくなってきました。
香月さん:私もいっぱいメモしまくりました(笑)。手頃な掛金でしっかり保障が充実していて、すごくお得ですね。早速夫と相談しなきゃ!
ゆきこさん:保険の見直しって、つい面倒で後回しにしてしまいがち。でも、公的保障のことも含め、正しい情報を知ると、今の家族の状況に合わせて選び直そうという気持ちになりますよね。今日はとても勉強になりました!
えまさん:都民共済という名前は知っていて、「昔からある保険」と漠然とイメージしていたのですが、聞けば聞くほどすごく今のニーズにあった内容だなと感じました。子どもの保障もとても魅力的です。我が家でも検討したいな、と思いました。
かおりさん:私は何もわからないまま、母の勧めで加入していましたが、「お母さんは間違っていなかった」と再確認しました(笑)。将来、結婚や出産でライフステージが変わっても、対応できそうで安心しました!
都民共済・斉藤さん:都民共済だけですべてをカバーするのではなく、手頃な掛金で基本の保障を準備しつつ、貯金や運用などでかしこく家計を回していくのが、私たちがおすすめする活用法です。
「毎月の保険料で家計が圧迫されている」と感じたときや、「今の保険で十分なのか不安」と心配なときなどは、ぜひ都民共済の普及スタッフに気軽にご相談くださいね。
\資料請求もコチラから♪/
家計への負担も少ない手頃な掛金がうれしい都民共済。必要な保障が充実していることに、「手頃な掛金からイメージしていたよりもずっと手厚い!」と驚く声も聞かれました。都民共済は、節約と万が一への備えを両立させる心強い味方となりそうです。
気になった方は、まずは今入っている保険の洗い出しからはじめてみましょう。保障の見直しが、あなたの家計にとって大きなプラスになるかもしれません。
提供/東京都民共済生活協同組合(都民共済)
撮影/目黒-meguro.8- 取材・文/浦上藍子 イラスト/さいとうまなみ
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