毎日、休みなく生じる家仕事。ちょっとでも「楽」できるなら、それにこしたことはありません。とはいえ、お手伝いさんにお願いするわけにもいかないし、どうすれば…?という方にぜひ、試していただきたいことがあります。
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それは「家事」に対する「労働」のイメージを払拭するということ。「考え方が変わると、日々は輝く!」という嘘のような本当の話をシンプルライフ研究家のマキさんに伺いました。
何のために家事をするの?
家事好きの方には、「なんで」と思われるかもしれませんが、以前の私は、自分が大切にしている時間の中に、家事という「作業」が割り込んでくるのが許せませんでした。
そのため、家事を早く終わらせる方法や、やらなくて済む方法を考えるのに頭を使ってきたのですが、そうやって、そぎ落としたり、なくしたりしていく中で、家事の本質があらわになって、ようやく掴めたのです。
自分や家族が「しあわせ」になるための行為が家事だということを。この気づきは、これから先の人生を変える大きな収穫でした。
発想の転換で億劫な雑巾掛けが、気分転換に
写真/千葉亜津子 文/多田千里
掃除ひとつとっても、億劫な作業時間としてイヤイヤするのではなく、その家事の中にしあわせを感じる瞬間をたくさん発見していきたい。これが、家事が苦手だった私が見つけた答えです。
たとえば雑巾掛けをするときは、水の中に精油を数滴垂らせば、拭いている最中もさわやかな香りに包まれて、いい気分。
時代とともに、家事も家事に対するイメージも更新していこう
▲うちのお掃除ロボットは、水拭きとゴミ収集までを全自動でしてくれる「ニーボット」。この数年でぐっと性能がよくなって、掃除がずいぶん楽になりました
忙しくて、とても家事を楽しむ余裕がない!という方は、家事家電をとり入れるのもいいですよね。
私も以前は、共働きだから夫にも家事を分担してもらわなきゃとか、子どもにはお手伝いさせなきゃなど、相当に意気込んでいた時期があるのですが、今は家電頼り。
お掃除ロボットのおかげで朝の時間に余裕が生まれ、苦行だった洗濯物干しを鼻歌まじりにできるようになりました。
お掃除ロボットしかり、進化し続ける家電や生活道具、そして食材の宅配やお惣菜など、家事を「楽」にしてくれる選択肢がたくさんある今、家事を「労働」ととらえる時代は終わりを迎えつつあるように思います。
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