1回1分！股関節ストレッチでむくみ解消＆スラっと美脚に♪【ヨガインストラクター直伝】

「脚のむくみがひどくてつらい」「手軽な脚痩せケアが知りたい」

そんな方には「股関節ストレッチ」がおすすめです。スタイルの決め手となる「脚」をスッキリさせるポイントは、股関節の柔軟性にあります。

今回は、脚のむくみを解消して、スラっと美脚になれる股関節ストレッチをヨガインストラクターが伝授します。

「股関節ストレッチ」が美脚に効くワケ

薄着になる夏は、いつもに増して脚のむくみが気になる季節。むくみを解消して、スラっと美脚を目指すには「股関節ストレッチ」が有効です。

股関節は、太ももの骨と骨盤のつなぎ目にあたる、人体で最も大きな関節です。股関節が柔軟になると、歩行や階段の上り下りといった日常動作がスムーズになるため、筋肉が正しく働くようになり、代謝アップにつながります。

また、股関節周辺の筋肉が動くと血行が促進され、全身の血流の改善に役立ちます。さらに、股関節にある鼠径部（そけいぶ）リンパ節への刺激によって、リンパの流れを促進する効果も。

これによって下半身に溜まった老廃物や水分が排出され、下半身のむくみ解消につながるのです。

肩こりや腰痛などの不調改善にも！

股関節ストレッチのメリットは美脚効果だけではありません。

股関節の柔軟性アップによって全身の血流がよくなると、冷えや便秘など、血行不良が引き起こすさまざまな不調の改善に役立ちます。

また、股関節の動きがスムーズになることで、全身の筋肉バランスが整いやすくなり、姿勢の改善につながります。

これによって、猫背や巻き肩、反り腰といった悪い姿勢が招く、肩こりや眼精疲労、腰痛などの不調改善に役立つのです。からだを柔軟にすることは、ケガの予防にもつながります。

股関節ストレッチは、健康にも美容にもメリットがたくさんあるセルフケアなのです。

1回1分！空き時間にできる股関節ストレッチ2つ

美脚づくりや不調改善が目指せる股関節ストレッチを2つご紹介します。立ったままや座った状態でできるので、仕事や家事の合間などに気軽に取り入れてみましょう。

1．鼠径部と太もも前側のストレッチ

立ったままできる股関節ストレッチです。普段縮こまって硬くなりがちな鼠径部と太もも前側を気持ちよく伸ばして、血流やリンパの流れを促進します。

(1) 真っすぐに立ち、足を腰幅ほどに開いて安定させます。ひざとつま先は真っすぐ正面に向けておきましょう。

(2) 左脚に重心をかけて右ひざを曲げ、右手で右の足の甲をつかみます。余裕があれば、足首をつかみます。

(3) 腰を反らないようにおなかをしっかり引き締め、手でかかとをお尻に引き寄せて、鼠径部と太もも前側を伸ばします。

(4) この姿勢のまま30秒キープします。反対側も同様に。

2．股関節サークルストレッチ

イスに座ったままできる股関節ストレッチです。脚のつけ根から円を描くように股関節を動かして流動性を高め、股関節の動きをスムーズにします。

(1) イスに座った状態でおなかを引き締め、骨盤を起こして背筋を伸ばします。足は肩幅ほどに開いて安定させ、つま先を真っすぐ正面に向けておきましょう。

(2) 両手をそれぞれの脚のつけ根にあてて、骨盤を安定させます。

(3) その姿勢のまま、腰から上の胴体で円を描くように、からだを動かします。脚のつけ根から胴体が動くように意識しましょう。

(4) この動きを右回り、左回りそれぞれ10回ずつくり返します。

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太りにくく痩せやすいからだを目指すなら漢方もおすすめ

ダイエットやスタイルアップには漢方薬もおすすめです。漢方薬は「下半身のむくみ」「便秘」「脂肪太り」などの治療薬としてダイエット外来でも使用されています。

漢方の力がからだの内側から働きかけ、「余分な水分や老廃物の排出を促進する」「血流の改善やからだを温めることで基礎代謝を高める」「代謝が上がることで、脂肪の代謝・燃焼を促す」などして、太りやすい体質の改善を目指します。

漢方薬は、さまざまな悩みに同時に働きかけることにより、無理のないダイエットをサポートします。

股関節ストレッチと併用することで、効率よく代謝アップが狙え、痩せやすいからだづくりができるでしょう。

＜ダイエットにおすすめの漢方薬＞

・防已黄耆湯（ぼういおうぎとう）：疲れやすく、下半身がむくみやすい方
水分代謝を促して体内の余分な水分を排泄します。また、多汗症や、肥満による関節の腫れや痛みを改善します。（※1）

・大柴胡湯（だいさいことう）：脇腹からみぞおちあたりが張って苦しい方、便秘がちの方、イライラしやすい方
気の巡りを促してストレスを低減させ、便通も改善します。からだの余分な熱を取り除き、肝の働きをよくして、脂質代謝を改善します。便秘のほか、肥満を伴う肩こりや頭痛、高血圧、神経痛にも用いられます。（※2）

漢方薬を選ぶときに重要なのは、その人の状態や体質に合っているか、ということです。うまく合っていないと、場合によっては副作用が生じることもあります。

どの漢方薬が自分に合うのかを見極めるためには、プロの力を借りるのがおすすめです。「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。

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股関節ストレッチで美脚を手に入れよう！

スラっと美脚が目指せる「股関節ストレッチ」をご紹介しました。

股関節の柔軟性アップは、美脚効果はもちろん、さまざまな不調改善にも役立ちます。ご紹介した股関節ストレッチを、ぜひスキマ時間に取り入れて習慣化してくださいね。

＜参考サイト＞
（※1）防已黄耆湯（ボウイオウギトウ） | 製品情報 | ツムラ (tsumura.co.jp)
（※2）大柴胡湯（ダイサイコトウ） | 製品情報 | ツムラ (tsumura.co.jp)

＜この記事を書いた人＞

ヨガインストラクター・ライター　古城美季（こじょうみき）
2015年にRYT200（全米ヨガアライアンス認定）を修了し、3000時間以上の指導歴と、インストラクターのトレーナーとしての経験を持つ。ひとりひとりの心と身体に合わせたパーソナルなレッスンが得意。現在は、自分に適した漢方薬を、お手頃価格で自宅に郵送してくれる「あんしん漢方」などで兼業ライターとしても活躍。ヨガと言葉を通して「心身の健康」や「心豊かな暮らし」のサポートができるよう心掛けている。
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