“忙しいから”“眠れない体質”とあきらめている人必見! 快眠をプロデュースする商品が話題です。「ふとんクリーナー」でふとんケアを追求してきたレイコップが次に入魂しているだけに気になる! ウワサの商品の性能や使い心地、探ってきました。
「あの」ふとんクリーナーに続く商品ってことで、キビシめ目線になっちゃいますが……
「ふとんクリーナー」でおなじみのレイコップ・ジャパンから、ふとんクリーナーに続く目玉商品が発売されると聞き、発表会に行ってきました。
“ふとんの上を3分すべらせるだけで、ハウスダストの90%以上を取り除く”という手軽さとパワーで、汗やおねしょやアレルギー・アトピーなどで寝具のケアに悩まされがちな小さな子どものいるママ世代の心に、とくにガツッと響いたふとんクリーナーですが……「干すより、キレイ」を謳い、“ふとん=干すもの”という概念をある意味くずしてくれたレイコップが、「あれ」に続くものとして力を入れているという新商品だけに、今度はどんな驚きが?
大体「ふとんコンディショナー」ってどういうこと……!? ふとんがふわふわになる液が出るとか……あるいはふとん乾燥機のように内側から風を送り込んで、失ったふっくら感を劇的に呼び覚ますとか……? いろいろな妄想と期待感を抱きながら、会場に向かいました。
単なる「ふとんをきれいにするツール」じゃない
いきなり結論から言っちゃいますが、ふとんコンディショナー 略して「ふとコン(futocon)」は、“ふとんをきれいにする”という概念を飛び越え、“眠りの質”を高めるといったさらに高い目的をもったアイテムでした。
[エアマットを手持ちのマットレスの上にのせ、本体とマットをダクト状のパーツでつないで使う]
本体デザインやイメージはふとん乾燥機に近いように感じますが、いちばん大きな違いは、ベッドマットやふとんの上に敷くエアマットがセットになっていて、マットの温度をコントロールする点。本体とマットをつなぎ、「人間がもっとも心地よく眠れるという『33℃±1』の温度をキープし、快眠にいざなう」というシステムが作り上げられていることです。
最近、人の体動を感知し、睡眠サイクルを利用して浅い眠りのときにアラームを鳴らしたり、睡眠を記録&コントロールしてくれるスマホアプリなどが人気になっていますが、慢性的に睡眠不足と言われる日本人が、ようやく本気で睡眠の“質”を上げることにこだわるようになってきたということなんでしょうね。
この「ふとコン」は、本体に毎日の就寝時間と起床時間を入力しておけば、その限られた睡眠時間を身体にとってもっとも快適な温度に保ち、「寝つきやすく」「ぐっすり眠れて」「すっきり目覚める」理想の眠りを実現してくれるといいます。
たとえば冬の寒い日、眠気に誘われてベッドにすべり込んだのに寝具が冷たくて一気に目が覚めてしまったり、ふとん乾燥機で寝具をふかふかにしたあとに「あったかい~♪」と幸せ感に包まれながら眠りにつくことができたりといった“温度”の眠りへの影響は、きっとどんな人でも実体験から感じている事実ですが(そういえばふとん乾燥機なんて、久しくかけていませんが!)、どの程度の心地よさなのか。お試しさせていただきました。
予熱10分でばっちり快適温度に
毎日の就寝&起床時間を入力しておくことで日々自動的に就寝予定時間を「33℃±1」の温度にキープしてくれるという同機ですが、就寝&起床時間が毎日同じでない人も多いのは、言わずもがな。そんな人は、寝る前にスイッチをONして、そこから10分後にベッドに入れば、ぴったり快適温度で眠りにつけるのだとか。
スイッチを入れたらすぐ睡眠モードに入りたくなりそうな気がしますが、メーカーさんに伺ったところによると、スイッチを入れた直後から高温で一気に温めるため、予熱段階ではふとん内の温度が高過ぎ、この状態でふとんに入ると、高温でかえって覚醒してしまうそう。
(逆に起床時には温度を徐々に上げ、自然に、すっきりと目覚めさせてくれるらしいです♡)
実際にスイッチを入れて温度経過を見せてもらいましたが――実感として、10分て意外とあっという間だなあ、と。着替えたり歯を磨いたりといった準備をしている間にすぐ経過してしまうくらいの時間ですね。これなら、ストレスを感じずに済みそうです。
[スイッチを入れてから、サーモグラフィーカメラによるマットの温度変化の様子を見せてもらった。ふとんは足元にたたまれた状態のため、ここだけ温度が低い(青い)。ちなみに予熱中は本体に「予熱中のため使用禁止 あと02分」のようにていねいなアラート(警告)が]
10分の間に、寝心地に対する期待値もむくむくふくらんできてしまった編集スタッフN。やや過剰すぎる期待を「ふとコン」は受け止めてくれるでしょうか……!?
温まったタイミングでいよいよ「ふとコン」のマットを仕込んだベッドに寝かせてもらうと、これがもう想像以上のぽかぽか具合で、「33℃」ってこんなに心地いいのか……と、うっとり。逆に暑い季節はどうなっちゃうのかな、とちょっぴり心配したのですが、夏は涼しく感じ、いつでも快適なのだそう。
[マットに横たわり、さらに厚手の掛けぶとんをかけた状態。エアマット表面やカバーは通気性のよい素材のため掛けぶとんまで温風が届き、しっかりとあたたまる]
それに、個人的には温度よりも驚いたのが、マットの質感。軽やかな反発感とでもいいましょうか……身体はよい感じに沈み、体重をしっかりと受け止めてくれている感覚はあるのですが、はずみもよい(高反発である)ため、身体を動かすのもとにかくラク! 初めて味わう、とにかく軽快な寝心地でした。
実は「寝られない」悩みは皆無に等しいのですが、毎朝、背中がガッチガチに凝り固まったように感じながら目覚めています。そんなNにとっては、お世辞抜きで夢のような感覚! いま大人気の低反発タイプのマットレスは、ほどよい沈み具合がたしかに心地よいとはいえ、長時間同じ寝姿で寝ている(と思われる)自分としては、このくらい軽いほうが身体に合っているのかも。寝返りするのも、ラクそうだなあ~。
マットの中に、「軽やか」感覚の秘密が
「なんですかこの軽さは!」と驚くNに対し「『エアスペーサー』といいまして……」と、ご担当者がややドヤ顔気味に見せてくださったマットの中身がこれ(笑)。
[目をこらして見ると、体に当たる上面はごくごく細くて薄いやわらかなリボン状だが、下のほうは厚みのあるしっかりとした素材感。3段階の太さの繊維が組み合わさっている]
たとえるなら、食器用スポンジの粗面とステンレスたわしを合わせたような感じ、とでもいいましょうか。たくさんの細長いリボン状の繊維をぐるぐると丸め、まとめて圧縮したような見た目なのですが、これがなんでも、身体をソフトに包み込む“フィット層”、圧力を縦(厚み)方向に拡散する“リレー層”、身体(体重)をしっかりと支える“サポート層”の三層構造になっていて――身体に心地よくありながらもヘタらないを両立する、という仕組み。
繊維開発のリーディングカンパニーとして世界的に有名な東洋紡とタッグを組んで開発した画期的な素材らしいです。
[毎日体重を支えるものだから、“ヘタらない”ことは必須。8万回の耐圧テストでも劣化の少なさが証明された新素材だそう]
「寝具ケアモード」でダニ・菌・ニオイ対策。マットの丸洗いも可能ってスゴい!
また、毎日の必需品だけに、なにより大事なのはお手入れの「手軽さ」。本体を置くスペースはある程度必要ですが、本体はコンパクトだし、マットレス自体を温めるため、機械を出したりしまったりの手間がいらないことは、大きな魅力に感じます。
[本体とマットはほぼつなぎっぱなしでOK。マットの左か右(脚側)につないだり、本体のフロントカバーを回転させて送風口を下に配置すれば、床敷きのふとんで使うことも可能]
[ダクトの付けはずしや角度調節の様子も見せてもらったが、予想以上に簡単そう]
また、寝具を使ううえでどうしても無視できないダニやカビ、ホコリやニオイへの対策もバッチリ。非睡眠時に「寝具ケア」モードに設定することで、50℃以上の温風&レイコップが独自に開発した「ホメスタイオン」で、しっかり“除湿・脱臭・ダニ対策”を行うことができるほか、抗菌・防臭作用のあるマット「エアスペーサー」はなんと水洗いもできちゃうんだそう! 気持ちよすぎ~‼
[「気持ち悪くなったらマットの中身も洗っちゃえ!」――ができるなんて、画期的]
ちなみに「寝具ケア」の成果もすばらしく、脱臭率は90%。防ダニ&除菌率に関しては、実に99.9%の成果を出しているそうです。
いまいち快眠できない……なら、一考の価値あり!
①ばっちり快眠できて ②お手入れ簡単。なのに ③とても清潔――という新しい寝具の提案。実に魅力的です。
現在のところ、シングルサイズのみの展開だそうですが、お使いの寝具サイズと合って、睡眠に悩む方にとっては、すごーく価値の高い商品ではないでしょうか!?
わが家は残念ながらサイズが合わず。サイズバリエが出るならぜひ「自分ごほうび」として入手を検討したい、という気持ちにさせられました。寝るのがますます楽しみになっちゃいそうで、少し怖くもありますが……。
[みぞれまじりの悪天候のなか伺った会見だけに、あやうく本気寝寸前に……ほんの数分のおためしでも、見て。このぽかぽかボディ♡]
耳寄りすぎる情報。「会社でおためし」もできちゃう!
プチ情報! 業務中の昼寝(シエスタ)を導入し、労働効率を高める施策がいくつかの企業で始まっていますが、こんな「企業公認シエスタ」を導入しているオフィスには、レイコップ・ジャパンさんから「ふとんコンディショナー」1台を無償提供していただけるキャンペーンも実施中なのだそうです(2018年8月31日まで)。
これってめちゃめちゃ魅力的じゃないですか!? ご自身やご主人の会社で応募して、「ふとコン」のリアルな寝心地を試すだけでなく、“シエスタ”を堂々と導入するきっかけも作っちゃう! なんて計画してみるのは、いかがでしょうか?(笑)
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「ふとんコンディショナー レイコップ futocon」
●本体幅約46×高さ約53×幅約22㎝、エアマット幅約101×長さ約198×厚み約4.5㎝ 小売想定価格¥128,000(税抜)/レイコップ・ジャパン
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