実は全然違う!塩の食べ比べでわかったこと
工場見学をしながら塩の歴史を学んだあとは、深澤さんに赤穂のさまざまなお塩を用意していただき、試食会へ。
まずいただいたのは、大粒ならではの「カリッ」とした軽快な食感が楽しめる「天海のカリッとふり塩」です。
「トマトにオリーブオイルを回しかけて、この塩を振るのが最高においしいんです!」と深澤さんも太鼓判。実際に試してみると、お塩の旨味とカリッとした歯ごたえが心地よいアクセントになり、いつものトマトがぐっと印象的な一皿に。ステーキや白身魚のソテーにもよく合うそうです。
続いていただいたのは、高知・室戸の海洋深層水から生まれた「天海の塩」。キリッと澄んだ塩味が特徴で、お豆腐に少しのせて食べてみると、大豆の甘みがふっと引き立ちます。同じ食材でも、合わせるお塩によって味わいの印象が変わることを実感しました。
ほかにも、食材にまんべんなく吹きかけられるスプレータイプの「京の水塩」や、忠臣蔵の赤穂四十七士にちなんで47種類の調味料をブレンドした「四十七味(しじゅうしちみ)」など、個性豊かなお塩がずらり。
お豆腐には素材の甘みを引き立てるもの、トマトやお肉には食感も楽しめる大粒のもの、と食材に合わせて少し使い分けるだけでも、いつもの料理の楽しみ方がぐっと広がることを実感しました。
室戸の海から生まれる「海洋深層水」の世界!
塩の奥深さに触れたあとは、高知県室戸沖の海洋深層水を使った飲料水「天海の水」シリーズの飲み比べへ。
テーブルには、硬度10、250、500、1000、1200、1500、2500と、硬度の異なるお水がずらりと並びます。
「海洋深層水」とは、太陽光が届かない水深200m以深の海水のことを指します。赤穂化成が取水している室戸沖・水深344mの深層水は、北太平洋の深層・中層を長い年月をかけて循環してきた海水に由来すると考えられている、非常に清浄性の高い海水です。
では、ずらりと並んだ「硬度」の数字は、何を表しているのでしょうか。硬度とは、水に含まれるカルシウムとマグネシウムの量をもとに算出される数値のこと。含まれるミネラル量の違いを表しています。
「天海の水」シリーズは、マグネシウムとカルシウムが約「3:1」というミネラルバランスに整えられているのが大きな特長。飲料水にする際には、独自の技術で海洋深層水から塩分を取り除いてから、ミネラル濃度を調整しているのだそうです。
実際に順番に飲んでみると、軟水である「硬度10」は、すっと口になじむようなまろやかで澄んだ味わい。一方、「硬度1000」や「硬度2500」といった高硬度のお水は、口に含んだ瞬間から、ぐっと強いミネラル感が伝わってきます。
しかし、高硬度ながら比較的なめらかな口あたりで、少しずつ飲み進めるうちに、不思議とクセになる味わいでした。
また、国産エプソムソルトを配合した強炭酸水「AMAMI エプソムウォーター 炭酸水」(硬度 約900)も試飲。シュワッとした強炭酸の爽快感のなかに、ミネラル由来のほのかな甘みが感じられ、リフレッシュしたいときにも楽しみたい一本でした。
ご飯にもスープにも数滴!毎日の食卓で使える「にがり」の取り入れ方
水や塩に含まれるミネラルの中でも、いま改めて注目されているのが「マグネシウム」です。そこで、海水から塩をつくる際に残る「にがり」について、その特徴や毎日の食生活への取り入れ方も詳しく教えていただきました。
にがりは、海水から塩を結晶化させたあとに残る液体で、マグネシウムをはじめとするミネラルが含まれています。マグネシウムは、筋肉や神経の働き、血圧の調節など、体内のさまざまな機能に関わる大切な必須ミネラルです。
「にがり」と聞くと、かつてのブームを思い出す方もいるかもしれません。当時は過剰摂取への注意なども大きく取り上げられましたが、にがり自体は古くから豆腐づくりなどに使われてきた、身近な食品素材でもあります。
赤穂化成の「天海のにがり」は、毎日の食事で手軽にマグネシウムを補給できる栄養機能食品。前編では、コーヒーに数滴垂らして楽しむ方法を体験しましたが、深澤さんが特におすすめしてくれたのが、毎日の炊飯に使う方法です。
お米を炊くときに、2合あたり15ml(大さじ1)を加えるだけでOK。にがりに含まれるマグネシウムがお米に作用し、ふっくらツヤのある炊き上がりにつながるのだそう。
ほかにも、お味噌汁やスープ、煮物などに数滴加えて使うこともできます。いつもの料理に取り入れやすく、無理なくマグネシウムを補えるのが、にがりのうれしいポイントですね。
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