コラム

うちの大家さん＆管理会社ってちょっと変？驚きのリアル体験談

更新日：2017.10.27

家を借りるには避けて通れない、大家さんや管理会社とのおつきあい。思いがけず良い人だったり、ムカつく対応をされたり、いろいろなドラマが生まれますよね。賃貸経験のある既婚女性100人に聞いた、VS大家さん、管理会社の悲喜こもごも。ご覧下さい。

いい人! だけどちょっと不思議な大家さん

・「大家さんのお宅に餅つきの道具一式があり、新たに入居する人があると入居者全員で餅つき大会をしてました」

・「園芸愛好家の大家さん。でもいきなりうちの庭に入ってきて、植木を切り始めたのを見た時にはびっくり！」

・「窓の外が袋小路になっていて、大家さんに『ここは誰も通らないから安心だよ』と言われていたので、安心して窓を開けていたら、大家さんが歩いていました。大家さんは別だったのね…」

・「うちの大家さんは、１週間に１回、自家製のりんごジュースを振舞ってくれます。りんご農家ではないと思いますが市販のりんごジュースより断然美味しいです。でもなぜりんごジュースなのか、週に１回なのかは謎です」

・「隣に住んでた大家さん。雨が降っているのに窓を閉め忘れて外出してしまった時に、外からガムテープで雨よけが貼られていて驚きました(笑)」

賃貸物件をたくさん持っていて、見るからに「金持ちけんかせず」なやさしい大家さん、いいですよね。そんな人に巡り会いたい！日頃から信頼関係の築けている大家さんなら、ちょっと不思議な行動も笑い話にできちゃいます。

借主に無理難題言わないで…

・「『トイレの水はあまり流さないでください』って…一家6人の我が家、無理なんですけど〜」

・「アパートの、私の部屋の真ん前に外灯が付けられ、虫が集まるのが嫌で相談したら、遮光カーテンを買いに連れていかれました。そういう問題じゃないような」

・「管理会社の人に家の水道の修理をお願いしたら、すぐ来てくれたのはいいけれど、『もっと掃除した方がいいですよ』といわれてショック…」

・「築浅物件に住んでいたのに、マンションを建て替えるから立ち退けと言われた。そ、それって、嘘？」

・「部屋の電気を取り付ける際、持っている脚立でも届かないので管理会社に相談したところ、男性社員２人が同じサイズの脚立を持ってやってきて、まっすぐに伸ばしました。頼もしいわ〜と見ていたら、下で支えてやるからのぼって取り付けろと言われ、不安定な状態で付けさせられました。なんだそれ？」

やはり立場上強いのは貸主。というわけで、無理難題も、ときには受け入れざるを得ないことも。本当に不条理なことを押し付けられたときには、法律相談などに駆け込むという手もありですが、微妙に強気で来られると困ってしまいそう。

監視に侵入、困った大家さん

・「帰宅すると玄関に宅配の荷物が！管理人さんが受け取ってくれたのですが、合い鍵で部屋に入って置いておいてくれたようです。ありがとう…ていうか、びっくり」

・「大家さんがマヨネーズを切らした時、卵が１個だけ欲しかったという理由で合鍵で我が家へ侵入。帰宅すると『卵もらいに入ったよ、ごめんね』と言われ、後日、家族全員に回転寿司をご馳走してくれました」

・「一人暮らしをしていた時の大家さん。私がたまに連れてくる友人や同僚、彼氏をみんな覚えていました。『今日はあの可愛い子は連れてこないのかい』と話しかけられたり、『彼氏と喧嘩したか？』などなど。監視されているようでちょっと怖かったです」

・「変わりものでマメな大家さん。友達が遊びに来た際、数時間チャリを停めたら、お手製の駐禁シールを貼られたり、ゴミも不燃ごみに一つだけティッシュが入ってただけで、玄関先まで返却される。なぜうちのゴミと分かったのか…怖すぎる」

意外と多かったのが、留守中に合鍵で入ってくるという大家さん。それって不法侵入になるのでは？いくらその後にお寿司をおごってもらっても、その後の不信感は拭えません。疑心暗鬼になって、玄関に罠でも仕掛けてしまいそうです。

退去時にもひと騒動

・「アパート解約時に管理会社の人に会った時、部屋の破損などないかしつこく聞かれました。前に、カップルで住んでた部屋でトイレのドアに穴が開いていて、なぜかと聞いたら『トイレの様子を彼氏が覗いていたんだ』そうです。ふつうそんなことしませんから」

・「賃貸マンションに入居する時に管理会社の人から『ここの大家さんはすごくチェックが厳しくて、転居後の清掃時にドアの前で仁王立ちで立っている』と言われて、これは汚せないなと、緊張しながら暮すハメに」

・「借家でしたが、引っ越して行くときに、管理会社さんと大家さんが立ち会ってくれました。管理会社さんが『この家古いからね。修繕費とかいらないよね』と勝手に大家さんを説得してくれました」

引越し先も決まれば、旧大家さんとはすっきりさっぱりサヨナラしたいもの。でもこの退去時は、修理箇所の確認や清掃など、もう一波乱起きておかしくない、賃貸生活のクライマックス。なんとか無難に乗り切りたいものです。

ありがとう大家さん＆管理会社さん

とはいえ世の中捨てたものじゃないと思える、素敵な大家さんバナシもたくさん。最後はそんな、ハートウォーミング大家さん＆管理会社の経験談でしめくくりましょう。

・「上の階が水漏れしてうちが停電になった時に、管理会社の人が、冷蔵庫用に氷をいっぱい持ってきてくれました。ここまでして下さるなんて驚きで、ありがたかったです」

・「新築のアパートに入居して初めての秋、仕事から帰るとドアの前にスーパーの袋に入った何かが置いてありました。持ち上げると結構な重さで、恐る恐る中を見るとお米でした。大家さんが、自分の家でとれた新米を全世帯にお裾分けしてくれたものでした。涙」

・「家賃を払い忘れてて、何ヶ月分かまとめて持参し大家さんに謝りにいった時、逆に気を使ってくれて、自家栽培した野菜をくれた。なんてやさしいの〜！」

・「入居時、洗濯機の接続部の部品が合わずにやきもきしていたら、いろいろ試してみてくれて、挙句にホームセンターで合うものを買ってきてくれた大家さんには驚きました。感謝感謝です」

・「自転車の空気を毎回入れてくれる大家さん。ありがたいことにパンクの修理までしてくれるのですが、サドルが破れてたからと言ってガムテープで補修してくれてました。ガムテはちょっと恥ずかしかったけど、ありがとう」

自分の家があって、さらに他人に貸す物件まで持っている！そんな、庶民目線で見たら雲上人な大家さん。家を手にするまでの道のりや、それを維持するテクニックなどなど、一度じっくり話し込んだら意外と気心知れて、楽しい展開が待っているかもしれませんね。

※暮らしニスタ編集部が既婚女性100名を対象に実施したアンケート調査より

Profile伊波裕子

月刊誌の編集者からフリーライターに。分野はインテリア、料理、家事全般、美容など。

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