コラム

便利食材★かまぼこを使った簡単アレンジレシピ　おかずからお弁当まで大活躍！

更新日：2017.10.27

皆さんはかまぼこをどう食べていますか？そのまま食べたり、料理の彩りに使ったりする以外には使っていないという方が多いのではないでしょうか。
かまぼこは丈夫で細工がしやすいので、普段のおかずやお弁当などで「器」代わりに使えたりと、知っていればいろいろと役立つスグレモノなのです。
今回はかまぼこの特性を生かしたアイデアおかずや意外な食べ方、全国の珍しいご当地かまぼこなどをご紹介します。

かまぼこサンドでいろいろ挟んじゃおう！

板かまぼこをスライスして真ん中に切れ目を入れれば、具材を挟んでいろいろな「サンド」にアレンジできます。水気のある具材を挟んでも状態が変わらないので、時間をおいても見た目が悪くならず、オードブルに最適です。

筆者のおススメは、こちらの組み合わせです。
・スライスチーズ×キムチ
・スライスチーズ×オイルサーディン
・レタス×パプリカ×なめ茸
・ワサビ漬×シソ

冷蔵庫の中にあるものを何でも挟んでみましょう！意外な組み合わせを発見できるかも。

大活躍のかまぼこカップ

かまぼこは液体を通さず、お弁当の仕切りとして役立ちます。この性質を生かして、かまぼこを容器にしてしまいましょう。

◎作り方
作り方は簡単。市販のかまぼこを3～4cm幅に切り、平らな表面に包丁で四角く枠を描くような切れ目と十字に切れ目を入れてスプーンでくり抜きます。なるべく深くくりぬいた方が、おかずがたくさん入りますよ！ただし包丁の刃先やスプーンがカップの底まで貫通しないよう注意！

◎かまぼこカップを器代わりに
お弁当に、汁漏れしやすいおかずやカレー、パスタなどを入れたり、別盛りにしたいマヨネーズやソースを入れたりできて大活躍してくれます。見た目も可愛いのでお弁当がぐっと華やかになります。

◎オードブルにも
普通の食卓でも、数種類のおつまみを盛っておしゃれに演出できます。

◎豪華おかずに変身
かまぼこカップはそのままレンジやオーブンで調理できるので便利です。
くり抜いた部分に具材を入れてレンジやオーブンで加熱しグラタン風に、また卵を落としてレンジでチンしても。器ごと食べられるユニークおかずになり、具との相性を楽しめます。

筆者のおススメは、次の組み合わせです。
・溶けるチーズ×ツナ×コーン
・溶けるチーズ×キムチ×マヨネーズ
・卵×醤油×ネギ

珍しい！面白い！ご当地かまぼこ

かまぼこと言えば普通は紅白の半円型ですが、日本各地には珍しい形や素材入りのかまぼこがいろいろあります。
新潟県の「魚住かまぼこ店」では、スーパーではなかなか買えない面白いかまぼこをネット通販しているのでご紹介します。
魚住かまぼこ店（http://www.uozumi-kamaboko.net/）

◎ビールとワインに合う「バジル＆ブラックペッパー」
最近話題の新商品が「バジル＆ブラックペッパー」（写真左）。上質なすり身を丹念に練り上げたかまぼこにバジルの爽やかな風味、ブラックペッパーのビリッとした辛みが加わり、ビールのおつまみにぴったりです。「バジル＆レッドペッパー」（写真右）もあり、こちらはワインによく合います。

◎「枝豆くん」「海老つまみ」
一口サイズで食べやすいかまぼこです。上越妙高産の風味豊かな茶豆を豆状のまま混ぜ込んだ「枝豆くん」（写真左）と沖アミを混ぜ込んだ「海老つまみ」（写真右）。そのままでも焼いても揚げても美味しくいただけます。

◎バレンタインにも！ハート型かまぼこ
なんと、バレンタイン時期に「お客さんの要望で作ってしまった」というかわいい「ハートかまぼこ」。
ハート型はもちろん、角切りチェダーチーズ入り、明太子入りまであり、見た目だけでなく味にもこだわっているところがさすがですね。

さつま揚げの燻製も

ご当地かまぼこといえば、鹿児島のさつま揚げははずせません！
メーカーによって製法も味も全く異なりますが、筆者が気に入っているのは鹿児島県阿久根市で明治38年から続く「平塚屋」の「燻製さつまあげ」。
地元で水揚げされた新鮮なアジや生エソを使ったすり身に、タコやイカ、チーズを練り合わせ、鹿児島の山桜のチップでじっくり燻して仕上げています。かまぼこなのにハムのような深い燻香があり、軽く焼くとさらに香ばしさが増します。
平塚屋（http://hiratsukaya.com/）

バラエティ豊富な具が楽しい

同じく鹿児島の『日高水産加工』では、キノコ入りや豆腐入りといった具のバリエーション豊富なさつま揚げが人気です。
ちなみに鹿児島ではさつま揚げのことを「つけあげ」と呼びます。日高水産のつけあげは豆腐入りでヘルシーなうえに、地酒を材料に使用しており、香りが豊か。冷やすと味がさらに濃くなりおいしくなるのがポイントです。
日高水産加工有限会社（http://www.hidakasuisan.co.jp/）

まとめ

「かまぼこって、地味！」と思われがちですが、いえいえそんなことはありません！
細工して器にしたり、具入りで地域性豊かだったりと、実に奥深い食材なのです。
そのまま食べられるのでおつまみにも最適、チーズやマヨネーズと一緒に調理してもまた違う美味しさに。ぜひ活用の幅を広げてみてくださいね！

写真提供　平塚屋、日高水産加工

Profile猫田しげる

タウン誌、レシピ本編集記者。全国の珍しい調味料や麺類研究中。

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