旅の高揚感、非日常感からつい買ってしまう、「よくわからないお土産」たち。買った側は大満足だけど、もらったほうは「?」マークが頭にいっぱい。あげたら縁を切られそうな要注意お土産を、20代~40代の既婚女性100人に聞きました。
1位:おいしくない「食べ物」29%
「その土地ならでは」の味覚を伝えられ、かつお手頃で、みんなでシェアも可能な「食べ物」系お土産は、友人はもちろん職場や学校向けとしても無難なチョイス。それなのに「うれしくない」と思わせてしまう最大の原因は…「味」。
・「中国旅行のお土産はチョコ。大好きなので喜んで食べたのにまったく口の中で溶けず。ろうそくを食べてるみたいでがっかり。味の好みってその土地によって違いますよね。日本人好みとは限らないので…残念」
・「海外品のためか味が特殊でおいしいと思えず、食べられなかった。食べ物なので捨てるにも捨てられず困った」
・「ママ友から沖縄の銘菓をもらいました。私が甘いものが苦手だと知っていたはずなんだが…。たぶんだけど、沖縄に行ってきたということを自慢したかっただけなんだと邪推してしまった」
最終的には悪意すら抱かせてしまうこともあるよう。
個数も大事なポイント。
・「職場のとある社員の海外出張土産のドライフルーツは毎回微妙なうえ、チームで1袋というセコさにもみんな引く」
・「『今度お土産わたすねー』と言われたので期待していたのに、ちんまいキャラメル1個だった。期待値上げないでほしい」
モノによっては好評価が得られることもあるカテゴリーなので、試食をして味を確認し、個数も吟味するのが鉄則かも。
2位:よくわからない「置き物」28%
コメントに「よくわからない」「ヘンな」の文字が躍った置物系土産。
・「友人からヘンなコアラの置物をオーストラリア土産でもらいました。『おなかのところがばねになっていて、吊り下げるとぴょーんと伸びるよ!』と楽しげに言われたのですが、置き場に困るしかわいくもないしで弱りました」
・「なんだかよくわからない薄気味悪いお面をいただき、どこに飾ったらいいのか困りました」
などなど、困惑のようすが延々と語られます。さらにこれが、親や舅姑など目上の親族からのお土産となると深刻さは倍増すようで。
・「インテリアに合わなくても、訪問されたときにがっかりされるので飾らないといけない。本当に困る」
・「こけしに伝統美があるのはわかりますが、子どもが怖がり飾れない。そのうえ処分できない。どうすればいいかわからない」
という嫁や孫からの悲鳴に似た声も。
・「こういうモノ系のお土産って、その土地へ行った本人が記念に購入するものじゃないですか?だから関係ない私たちがもらっても正直迷惑…」
こんなズバリの正論を肝に銘じ、今後のお土産購入時には気をつけたいものです。
3位:役立たず「キーホルダー」15%
「なにひとつ嬉しくない」とコテンパンにやられているのがキーホルダー系お土産。
・「それがたとえ有名なキャラクターであっても、ご当地アレンジの変なコスチュームを着ていたら使いたくないし、いらない」
・「まりもっこり(懐かしいw)のストラップは、おそらくその子も勢いで買ってしまったと想像はできるけど、どうしていいかわからず、言葉を失うのみ」
など辛口評価が続出。さらに地名入りやお守り系だったりした日には…
・「思い入れがない土地のキーホルダーをもらってもハッキリ言って迷惑」
・「どこにつけていいかわからないし、どこにしまっておいていいのかもわからない。子どもみたいに鞄にもつけたくないし捨てられないから困る」
と役たたず臭がハンパなし!
4位:もはやゴミ以下…?の「雑貨」いろいろ14%
キーホルダーとほぼ同率で4位に輝いたのが雑貨系お土産。
・「ボールペンの握る部分に液体が入っていて、上下に動かすと女性が服を着たり脱いだりするやつ。使えないし置いておくだけでも恥ずかしい。何もない普通のボールペンのほうがマシです」
・「韓国土産のかたつむりのフェイスパック。ヌルヌルが肌にいいらしいのですが、私はちょっと気持ち悪くて使えず、悪いと思いつつ捨ててしまいました」
・「木のカエルで背中がギザギザになっており、付属の棒で背中をなでるとカラカラなる楽器のようなもの。家のテンションにまったく合わず…」
・「貝殻が困る。くれるほうは海の思い出があるのだろうけど…。正直どうしたらいいの…。あと星の砂も困る」
など、もはや土産物でなく「イヤゲモノ」と呼ばれそうな勢い。
5位:センスなし「服飾品」7%
相手のサイズや好みはガン無視?送り手の現地での高揚感のみを伝えるのがTシャツをはじめとした服飾品。
・「地域名が書いてあるTシャツは、本当にパジャマにしかならなかった」
・「外国の派手なネクタイをもらいました。国旗をアレンジした色がすごくて使うシーンが思い浮かびません」
など、苦笑い伝わるコメント多数。
さらに、愛しいわが子からのお土産だったとしてもNGなものはNGのようで、
・「修学旅行のお土産としてもらったビーズのブローチは、どうがんばってもつけられる代物じゃない。それ以前にブローチはつけないし。わが子ながら、センスがなさ過ぎて悲しくなった」
と、バッサリ。
よかれと思ってわざわざ買ってきてくれたものだけに、その気持ちはうれしいものの、チョイスを間違うと迷惑なシロモノに…。お土産選びって、むずかしいですね。
文/和田玲子
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