家自慢より、暮らし自慢! ログハウスが教えてくれたこと

【川辺さん宅　(千葉県)】

テントに泊まって山を歩くトレイルやシーカヤック、庭での野菜づくりにパンづくりと多趣味な央士（ひさし）さんと里佳さん。8歳のひよりちゃんと、３カ月のみのりちゃんの４人家族。家づくりをつづったブログ「コリウスの杜」や「育児と冒険の履歴」が人気。

Living, Dining & Kitchen

大きな吹き抜けのある開放的なLDK

「ログハウスに住んで 趣味が一気にふえました」

キッチンカウンターは央士さんのDIY。ログの端材を使い、床壁と同じ塗料で仕上げて一体感を。 　

Garden & Deck

住宅街とは思えないのどかな景観

家族で数々のアウトドアスポーツを楽しみ、庭で野菜づくりをしている川辺さん。それでも「アウトドアが好きだからログハウスを建てたのではなく、マイホームを検討したときに、たまたま選んだのがログハウスだったんです」とのこと。話をくわしく聞いてみると—。

住宅展示場をめぐり、さまざまな機能をもった最新の住宅に魅力を感じ始めていた頃、ＢＥＳＳのログハウスに出会って何かが変わったそう。「ざっくりとした室内空間や断熱材の入っていないログ壁。そんな、時代の流れとは逆行するような家でしたが、シンプルな分、長くつきあえるような気がして、本質的な家の魅力に気づかされました」

それでもログハウスは敷居が高い印象があった川辺さん。今一歩が踏み出せなかったとき、ＢＥＳＳのカタログにあった「家は道具であり城ではない、家自慢をするより暮らし自慢をしたくなる」というメッセージに共感。背中を押されたといいます。

ＢＥＳＳのログハウスは、シリーズごとに床面積が違うモデルがあり、基本プランが決まっているスタイル。「吹き抜けのある大きなＬＤＫがあって、居室がざっくり配置されていて。シンプルで暮らしやすそうだったので、ほぼ基本プランのままで、１階のクローゼットを広げてウォークインタイプにしました」

廊下がなく玄関からＬＤＫにつながるプランも新鮮でよかったそう。

北側道路で南側が崖地という敷地条件も手伝って、周囲からの視線を気にせずにのびのびとした暮らしが楽しめます。「野菜を育てて収穫し、ないものはすぐにつくれる場所もある、自慢の暮らしです（笑）」

大きなひさしのあるデッキは雨の日だって遊べちゃう

【写真左】大きなひさしは夏の直射を遮り、室内を快適に。冬の低く入る日ざしはたっぷりとり込んであたたか。
【写真右】「パパがつくってくれたマラソン大会のメダル。15位でメダルがもらえなかったから（笑）」と、ひよりちゃん。

デッキはみんなの遊びの中心

アウトドア道具の手入れをしたり、家庭菜園の収穫を選別したり。「雨の日のバーベキューも格別なんですよ」

Entrance

玄関ドアをあけるとすぐに家族のぬくもりが

廊下がなく玄関とLDKの一体型。無駄なスペース（廊下）をなくした分、LDKがいっそう広々と。

Loft

洗濯を干したりたたんだりのママの家事室

２階に上がるとさらに広がる大空間

広々とした天窓から光が入るので、室内干しが主流の川辺家。「洗濯物がよく乾くんです」。ママのそばで宿題も。

Kid’s room

ほどよい “こもり感” が、居心地よさの秘密

「ログの“木”に囲まれた暮らしは、傷がついても気にならないので、のびのびと過ごせます。壁にビスやクギも自由に打てるし、ＤＩＹの家具も壁と同じ塗料で塗るとしっくりなじむのでいいですね」

外に面して開口をつくりすぎず、吹き抜けで室内空間に開放感を出すプランも、都市部の住宅密集地に意外に向いているのではとのこと。厚い木の壁に守られているという安心感もあるといいます。

「でもなによりも、このログハウスで暮らし始めて、趣味が一気にふえました！」

アウトドアだけでなく、パンづくりにも凝り出したというご夫妻。「子どもが大きくなって手がかからなくなったら、土地の一角でパン屋さんやカフェを開いてみたいですね」

窓から見える風景にこだわって

電線が見えない高さに窓を設置しました。屋根裏部屋のような傾斜天井が、ひよりちゃんもお気に入り。窓から
もほどよい光をとり込んでいます。

クローゼットは央士さんのDIY。ジャストサイズは手作りならでは。

Bedroom

木々の緑を感じながら毎日が山小屋気分

向かいが神社の森で、心地よい景観が楽しめます。ベッドフレームは総ヒノキ。もちろん央士さんのDIY。

Hobby room

武骨なワーク系の家具もなじむログ空間

ヴィンテージ調のスチールキャビネットは、ずっと前から使っているもの。ちょっとした趣味のコーナーに

【写真左】ロフトから小さな入り口をくぐって入る納戸。
【写真右】納戸の一角は登山道具の置き場。小さな机と椅子を置いて読み書きの空間に。壁にはアルプスの地図も貼ってあり、山小屋気分が満喫できます。

Sanitary

暮らしながら使いやすくカスタマイズ

【写真左】「洗面室は洗濯機の上に棚をつけたりして、少しずつ手を加えて、暮らしやすくしています」
【写真右】トイレや洗面室の照明やパーツは施主支給で好みのものを。照明は「サンヨウ」や「後藤照明」のもの。

Pickup

家じゅうのほとんどの家具は パパの手作り！ だから愛着もひとしお

キッチンカウンターもテーブルも

キャンプの思い出のフレームも

キッチンカウンターはまるでBESSのオリジナルのよう。「ログの端材が出るので、DIY意欲がわきます」。古材のフレームもいい感じ。

DATA. 川辺さん宅（千葉県）

家づくりのPOINT

吹き抜けやウッドデッキで毎日をのびのびとおおらかに過ごせて、廊下やデッドスペースを極力減らして部屋を大きくするプランなど、根底にあるの〈「住む」より「楽しむ」〉ということ。ログですが内側は平坦な板壁なので、家具も置きやすくなっています。（BESS 広報担当 西田 翼さん）

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