アサイーやチアシード、ココナッツミルクなどのスーパーフードが注目されていますが、私たちが普段何気なく口にしている食事の中にもスーパーフードが含まれているのを、みなさんはご存知でしょうか。
今回は、私たちに馴染みの深い“日本のスーパーフード”について紹介いたします。
納豆
日本の食卓に欠かせない「納豆」には、肌、髪、爪など、私たちのキレイの土台をつくるために欠かせない「たんぱく質」が含まれています。
納豆には、たんぱく質のほかに、美肌ビタミンとも呼ばれる「ビタミンB」や肌のきめを整える「コンドロイチン」、肌荒れの大敵といわれる便秘を予防してくれる「納豆菌(プロバイオティクス)」など、美肌のためによい成分が豊富に含まれているのです。
これからの季節、寒さによる乾燥で肌が荒れがちな方は、納豆を食べて健康的な肌つやを維持できるようにしたいですね。
味噌
お味噌汁も代表的な和食のひとつですよね。
このお味噌汁を作るのに欠かせない「味噌」にも、美容効果がたくさん詰まっています。
味噌に含まれる「遊離リノール酸」という成分は、しみやそばかすの原因となるメラニンの生成を防いでくれ、強い抗酸化作用を持つ「メラノイジン」が、お肌の老化を防いで若々しい体や肌作ってくれるのです。
味噌をとるだけで、美白やアンチエイジングできるのは嬉しいですよね。
朝起きて鏡を見たときにガッカリしてしまう方、実年齢よりも上に見られてしまう方は、味噌を積極的に摂るようにするとよいでしょう。
お漬物
ご飯の横の添えてあると、ちょっと嬉しいお漬物にも美容効果があります。
漬物には植物由来の「乳酸菌」や「食物繊維」が豊富に含まれており、お腹の調子を整えてくれるこの2つの成分が、美容の大敵“便秘解消”に一役買ってくれるのです。
この植物性の乳酸菌は、ヨーグルトやチーズなどに含まれる動物性の乳酸菌よりも酸やアルカリに強く、腸に届きやすいともいわれているので、便秘を気にする方に是非食べて頂きたい食品のひとつです。
卵
卵には「アミノ酸」がバランスよく含まれています。
アミノ酸は健康を維持していくうえでとても大切な成分ですが、実はコラーゲンを作る素にもなってくれるのです。
コラーゲンは分子が大きいため、サプリメントなどで摂っても吸収しいくいのが難点。
しかし、アミノ酸の大きさはコラーゲンの分子の3000分の1ととても小さいので、体内に素早く吸収され、肌にうるおいを与えてくれるのです。
卵を食べて、キメの細かいタマゴ肌目指してみてはいかがでしょう?
アジ
とくに秋においしい青魚のアジには、これといって多く含まれている栄養素はないものの、タンパク質や不飽和脂肪酸、カリウム、カルシウム、タウリン、ビタミンB群などがバランスよく含まれています。
これらの成分により、アジは「美肌づくりに欠かせない食材」として知られていますが、なかでも注目したいのがDHAやEPAと呼ばれる「必須脂肪酸」。
必須脂肪酸は健康維持に欠かせない成分で、記憶力や目の健康維持に一役買ってくれます。
いかがでしたか? これらの食材を毎日食卓に並べれば、流行の食材に左右されなくても美しい肌が手に入るはず。
おしゃれな食材もよいですが、せっかく日本に生まれたのですから、和食を積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。
<プロフィール>
大野えりか
コスメ薬事法管理者/コスメコンシェルジュ/美容ライター。コスメプラス代表
1986年東京都生まれ。美容雑誌の編集プロダクションを経て、化粧品メーカーでウェブコンテンツの企画、制作を担当。美容ライターに転身後は紙媒体とウェブ媒体での編集経験を活かし、テレビや雑誌、ウェブ等で活動を行う。現在は美容コラムの執筆のほか、薬事法アドバイザーとしても活躍している。
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コスメ薬事法管理者/コスメコンシェルジュ/美容ライター。コスメプラス代表。美容雑誌の編集プロダクションを経て、化粧品メーカーでウェブコンテンツの企画、制作を担当。美容ライターに転身後、編集経験を活かし、テレビや雑誌、ウェブ等で活動を行う。現在は美容コラムの執筆のほか、薬事法アドバイザーとしても活躍。
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