今ブームの「韓食」って知ってる？韓国ごはんをいつもの食材で簡単再現♪

最近大注目の韓国料理。コロナ前は軽～い気持ちで現地まで行けたのに、最近はそうも行かない…ということで、日本にも韓国料理店が増えたり、韓国フードがトレンドになったりしていますよね。

そこで、家でも韓国気分を楽しめる、話題の「おうち韓食」をご紹介します！

韓食のキホン

韓食（現地読みで“ハンシク”）は、キムチやサムギョプサル、スンドゥブチゲなどの韓国料理全体を表す言葉。日本に浸透している料理もたくさんありますが、意外と基本の食材や調味料のことを知らない方も多いのではないでしょうか？

とうがらし

韓国料理といえばとうがらし！乾燥とうがらしは調味料（細びきは色づけ、粗びきは辛み用）に使います。生のとうがらしは野菜の１つとして、切って料理に入れたり、丸ごと焼いて肉に添えたりするそう。

にんにく

にんにくはたたいてつぶすのが肝。皮をむいたにんにくに包丁の腹を当て、握った手で上から押してつぶし、みじん切りにしてもOK。すりおろしでも代用可能ですが、つぶす方が断然香りがいいのでおすすめです！

コチュジャン

コチュジャンは、もち米。麹、粉とうがらしを主な材料として作られる、韓国特有の調味料。辛みと深い旨みがあり、そのまま混ぜたり、炒め合わせたりと、さまざまな使い方で味付けに使われています。

これらを活用すれば、家でも“現地味”な韓食が食べられちゃうんです♡びっくりするほど手間のかからない、おすすめレシピがこちら。

キムチを乗せて！定番ゆで豚「スユク」

韓国の１年で一番忙しい日「キムジャン（キムチを漬ける行事）」の定番料理。鍋に野菜と豚バラかたまり肉を入れ、ほったらかしで完成するので、忙しい日に助かるレシピなんです。皆さんも、大掃除後の夕食にいかがでしょうか？

材料（作りやすい分量）

豚バラかたまり肉…500～600g
A
水…５～６カップ(豚肉がかぶるくらい)
焼酎（または酒）…1/3カップ
みそ…大さじ１
B
長ねぎの青いところ…１本
玉ねぎ(縦半分に切る)…1/2個
にんにく…２～３かけ(縦半分に切る)
しょうが(薄切り)…２～３枚

作り方

１． 豚肉をかぶるくらいの水に漬けて30分おき、水けをきる。

２．鍋にAを入れ、１、Bを加えて火にかける。煮立ったらアクをとり、弱火にして40～50分、竹串がすっと入るまで煮る。火を止めて10分おく。

３．食べやすく切って器に盛る

できあがったらサニーレタスや大葉などの葉もので巻くのもおすすめ。キムチとともに食べれば極上の味です♡

ちなみに、韓国女子たちの間ではキムチに焼き芋を合わせるのも人気なんだとか。甘さと辛さがちょうどよくマッチします。

おせちの後に!?きな粉を使ったフライドチキン

お正月食材のきな粉、あまりがちですよね。きな粉は、実は韓国で結構活躍する食材！今年流行したフライドチキンも、きな粉を使うことで香ばしさがアップするんですよ。

材料（３～４人分）

手羽先…４本
手羽元…４本
鶏むね肉…１枚（250g）
鶏もも肉…１枚（300g）
A
牛乳…3/4カップ
天ぷら粉…大さじ６
酒…大さじ１
つぶしにんにく、塩…各小さじ１
こしょう…小さじ1/3
B
天ぷら粉…１と1/3カップ
きな粉…大さじ２

揚げ油…少々

作り方

１．手羽先は裏に１本、手羽元は２～３本切り込みを入れる。むね肉、もも肉は５cm四方に切る。

２．ボウルに１、Aを入れてよく混ぜる。どろりと絡まる感じになったらラップをかけて冷蔵庫に入れ、２、３時間～一晩おく。

３．揚げる15分ほど前に冷蔵庫から出して室温にもどし、Bを混ぜてまぶす。

４．深めのフライパンに揚げ油を中温（170度くらい）に熱し、３を入れる。３～４分そのままにし、静かに上下を返してさらに２分ほど揚げる。揚げる音がだんだん高くなってきたら一度とり出す。

５．油の温度を高温（180度～190度）に上げて４を戻し入れ、皮が茶色く色づき、カリッとするまで１分ほど揚げる。とり出して油をきる。

現地では、フライドチキンにはビールを合わせるのが鉄板！チキンを食べながらビールを飲む、「チメク」という造語もあるそうです。

日本のインスタントラーメンでも♪韓式ラーメン

最後は、インスタント麺を使った簡単レシピのご紹介。韓国のインスタントラーメンがなくても、「サッポロ一番みそラーメン」など、日本で売っているおなじみのラーメンがあれば、韓国風アレンジができるんです！

材料（１人分）

日本のインスタントラーメン（みそ味）…１袋
粉とうがらし（細びきでも粗びきでもOK）…小さじ１
長ねぎ（５mm厚さの小口切り）…1/4本
サラダ油…大さじ1/2
スライスチーズ…１枚

作り方

１．フライパンにサラダ油、長ねぎ、粉とうがらしを入れて弱火にかけ、１～２分炒める。

２．ラーメンの袋の表示通りの水を加え、煮立ったら麺を加えてゆでる。時間になったら付属の粉スープを加えて混ぜ、チーズをのせる。

発売から即重版の注目レシピ本「はじめてなのに現地味　おうち韓食」には、このほかにも真似したくなる韓食レシピがたくさん掲載されています。

「はじめてなのに現地味　おうち韓食」

簡単だけれど本格的なおうち韓食で、この寒い年末年始を楽しく過ごしてみませんか？

文／暮らしニスタ編集部
撮影／衛藤キヨコ