「自分の親にも“若かりし頃”があり、かつ恋愛をしていた」という、当たり前のようでくすぐったい事実は、当然ですがあるわけです。
子どもとしては、知りたいような…知りたくないような…という複雑な気持ちがありますよね。
そこで今回は、「聞かなきゃよかった」「聞いて笑えた」ウン十年前の“親たちの恋愛事情”を娘(けど、今はママ)たちに証言してもらいました。
あの父親が…
まずは、「お父さん」の過去の秘密から…。あの頃は恋する“いち男性”だったのねっ!
・「父は母と交際する前、母の帰りをいつも待ち伏せしていたそうです。家の前にも来たり仕事場にも来たり。『今だったら、完全なストーカーでしょ?!』と、笑えました」
・「父がアコースティックギターを弾きながらオリジナルのラブソングを歌い、それを録画して母に渡したというエピソードを聞かされたときは少し引きました」
・「母親と交際をして1年も経つのに、キスすらできなかった父親。当時の上司がぐずぐずしていた父親にしびれを切らし、社内電話で母親の部署に内線をかけ、『そろそろ奴とキスくらいしてあげてくれないか?』と言ったとか。今ならセクハラ? パワハラ? でも昭和らしくてほほえましい」
・「父は母の住んでいるところに会いにきて、手紙とお菓子のポッキーを渡して帰ったそう。今の父はそんなことするようなタイプじゃないので面白かった」
などなど、今からは想像もつかないカワイイお父さんが続々。中には、
・「強面の父が母と結婚したいあまりに、泣きながらプロポーズをした話を聞いて家族で大爆笑」
威厳があればあるほど「あのお父さんが!!!」と笑っちゃうけれど、ご本人は一生懸命!
あの母親が…?
夫を支え、子どもを育て上げたお母さんにも情熱的なあの頃があったわけで。
・「母親が職場で父親に一目惚れし、猛烈にプッシュして結婚したそうです。へぇ~」
・「母が父を略奪愛をしたことで結婚したという話を聞いた時にはびっくりしました」
・「母が父と結婚したいがために、結納まで済ませ、式の日取りも決まっていた結婚をブッチしたそう。そこまでして父と結婚したかったの??」
・「結婚前に好きだった人が遠方へ行ってしまうとき、そのバスを追いかけたという母の話を祖母から聞き、当時の母の気持ちが新鮮だった反面、悲しかっただろうとこちらまで胸が痛んだ」
・「母は昔、とてもお金持ちの人にプロポーズされたのに断ったらしい。もし、その人と結婚していたら、私は今頃お嬢様だったのに…もったいない!」
最後の人の話は、断ったからこそ今の自分があるわけで、そこは感謝しないといけませんね!
衝撃の新事実
知らなきゃよかった衝撃の新事実も…
・「実はデキ婚だった事。まさかうちの親が! そして私が! とビックリした」
・「父が二重生活をしていて、私を妊娠したことで前妻と離婚し、母と結婚していたことにビックリ」
・「父が母の実家で半同棲生活をしていたということにも驚いたが、さらに妊娠させ、それが転職と重なったという理由で祖父に挨拶もせず、出産後半年たってから結婚の承諾を得たと聞いてあきれた。モラルというものについて小一時間問い正したい」
・「父が母とのデートに遅れそうになり、車で信号無視をしてしまったら、路面電車と正面衝突し、父の車は大破してしまったそうです。幸い父は無傷で、大破した車から出てきて路面電車の運転手さんに文句をつけたそう。もちろん父が全額賠償しました。ケガ人が出なかったのが奇跡という、衝撃のエピソードでした」
無傷で済むとはまさに奇跡、路面電車の時代ならではの武勇伝です。
こうした大きな奇跡、小さな偶然をつみ重ね、さまざまなハプニングを乗り越えた末に今の私たちがある…のは紛れもない真実。
若かりし頃の親にも感謝しかありません、ってことですね。
文/和田玲子
※20~40代の既婚女性100人を対象に暮らしニスタ編集部が行ったアンケート調査より
写真© milatas - Fotolia.com
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