※2018年9月の制度変更にあわせて、情報を更新しています。
話題のネットフリマでお小遣い稼ぎ!
商品が売れたら、当然、それを購入者に送る必要があります。
その配送料をどうするかが初心者にとっては悩みどころ。
そもそも出品者と購入者のどちらが送料を負担すべきなのか?
それに、フリマアプリの送料には種類がいっぱいありすぎて、どれを選べばいいのかわからない~。
そこで「メルカリ」を例に、送料の種類を総まとめ。
あなたのその出品物にぴったりの発送方法がみつかります!
「らくらく」「ゆうゆう」の違いって? その前にまず計ろう!
まずは出品者と購入者のどちらが配送料を負担するのか問題。
これについては、間違いなく出品者の自己負担=「送料込み」で出品するのが無難です。
送料込みにしておかないと、購入者が最終的にいくら支払うことになるのかが不透明なので、なかなか売れにくいのです。
ですので、早く売りたければ、最初から送料込みにしておき、だいたいの送料分を上乗せした金額で出品しましょう。
しかしです。ではその送料がいったいいくらなのか???
これが悩ましい。なぜなら、運営元もユーザーの利便性を考え、「手軽に」「割引料金で」送れる各種プランを用意しています。でもいっぱいありすぎて迷う!
「メルカリ」の例では、「ヤマト運輸」提供の「らくらくメルカリ便」と、「日本郵便」提供「ゆうゆうメルカリ便」の2大発送カテゴリがあり、その他もろもろ計13種類が選べるようになっています。
まずはおおざっぱに「らくらく=ヤマト系」、「ゆうゆう=日本郵便」と覚えておきましょう。
どれを選ぶかは「荷姿サイズ」と「重さ」によって変わってくるので、まずは「メジャー」と「スケール」を用意して出品物を計る!
「梱包後の重さ」&「たて」「よこ」「高さ(厚み)」を把握したうえで、送料選びの旅が始まります。
基本は計測から!
出品物の重さを計る際は、使用する梱包資材もいっしょに。売れる前に梱包してしまうと、質問があった際に中身を確認しにくくなります。
送料を左右する「荷姿サイズ」は、梱包後のたて・横・高さ(厚み)の合計。この箱の場合、梱包前でそれぞれ16×30×9cm=55cmだったため、包装紙をきっちりめにかければ「60サイズ」でいけそう、と判断できます。
それでは実際の送料の種類と料金を、「メルカリ」の例で詳しく見ていきましょう。
「らくらくメルカリ便」はヤマト運輸の3つの配送プランの総称
メルカリで配送方法のプルタプを開くと、いちばん上にあるのが「らくらくメルカリ便」。
これを選ぶと、ヤマト運輸と提携したメルカリ版の「ネコポス」「宅急便コンパクト」「宅急便」のどれかで送りますよ、という意味になります。
いずれも全国一律料金と、通常版よりかなりおトク。
荷物を持ち込めるのは、コンビニ3社(ファミリーマート、サークルK・サンクス、セブン-イレブン)またはヤマト営業所。「ネコポス」以外はプラス30円で集荷も可能です。
アプリ内のQRコードを店頭の端末で読み取らせれば、宛先伝票が自動でプリントされるので送り状を書かなくていいのが嬉しいところ。
またお互いの住所と名前を伝えずにやりとりができる匿名配送が可能です。
会ったこともない人に住所を伝えるのはセキュリティーの面からも不安なので、これはありがたいシステムです。
また、代金は売り上げから自動で引かれるので現金不要。
梱包商品とスマホだけお店に持っていけばいいというまさに「らくらく」な3つです。
また、ソファや冷蔵庫などの大型家財には「大型らくらくメルカリ便」が用意されています。残念ながらこちらは匿名配送はできません。
①らくらくメルカリ便・ネコポス
角A4軽量小型荷物を翌日ポストにお届け
「角型A4サイズ」というA4より若干小さめの軽量荷物を、195円で原則翌日ポストに届けるサービス。
宅急便の速さでより安く送れるのが魅力。通常版「ネコポス」より安くなっているわけではありませんが、メルカリ版は事前契約が不要。集荷には対応していません。
角形A4サイズ:31.2cm以内×22.8cm以内、厚さ2.5cm以内、重さ1Kg以内
②らくらくメルカリ便・宅急便コンパクト
60サイズより小さい荷物が445円で送れる
60サイズより小さい荷物を、専用ボックスで380円で送れます。専用BOXはコンビニやヤマト営業所にて65円で手に入ります。BOXサイズは2種類、最大厚みは5cm。集荷は+30円。
宅急便コンパクト 専用薄型BOX:たて24.8×横34cm
宅急便コンパクト 専用BOX:たて20×横25×高さ5cm
③らくらくメルカリ便・宅急便
宅急便が全国一律料金で利用できる
ご存知クロネコヤマトの宅急便♪のメルカリバージョン。60~160サイズの荷物が、距離に関係なく「全国一律」料金で送れるのがミソ。集荷は+30円。
60サイズ 2kg以内 600円
80サイズ 5kg以内 700円
100サイズ 10kg以内 900円
120サイズ 15kg以内 1000円
140サイズ 20kg以内 1200円
160サイズ 25kg以内 1500円
④大型らくらくメルカリ便
梱包~設置までプロにおまかせ
ソファやベッドなど200~450サイズ、上限150kgの大型商品に対応。プロが集荷、梱包、搬出を行い、お届け先では設置までしてくれる究極手間なしのらくらく便です。送料は全国一律ですが、距離によって差額が出た場合は購入者が負担するシステム。匿名配送には対応しません。
200サイズ 4,320円
250サイズ 7,398円
300サイズ 10,746円
350サイズ 16,254円
400サイズ 22,950円
450サイズ 29,646円
(出品者負担分送料。150kgまで)
その他の「ヤマト運輸」発送
(メルカリ提携なし、ヤマトの通常版発送法)
⑤クロネコヤマト
着払い、都度払いならこちら
ヤマトを使いたいけど、「着払いで送りたい」「送料を売り上げから引かれたくない」などの場合はこちらを選択。ただし「らくらくメルカリ便」の各種サービスは使えないので、相手に住所を聞いて送り状を手書きする必要が。料金も距離によって変わります。
「ゆうゆうメルカリ便」は日本郵便が担当。「A4」「重いもの」に強み
メルカリの発送方法で「ゆうゆうメルカリ便」を選んだら、日本郵便メルカリ版「ゆうパケット」「ゆうパック」のどちらかで送りますという意味。
どちらもヤマト版「らくらくメルカリ便」と同様、QRコードで宛名書き不要、匿名配送、全国一律送料、売上から自動で送料差し引きで、着払い不可。
「らくらく」と比べると、A4サイズが若干安い、60~100サイズならより重い荷物がOK、コンビニ受け取りが選択できる、などがおトク部分。
持ち込みできるコンビニはローソン1社のみ。集荷には対応していません。
⑥ゆうゆうメルカリ便・ゆうパケット
「ネコポス」よりちょっと大きい、ちょっと安い
「らくらくメルカリ便・ネコポス」より若干大きいA4サイズが、20円安い175円で全国一律発送可能。ただし翌日配送とはうたっておらず、持ち込めるのは郵便局かローソンのみ。宛先伝票はローソンのroppiか郵便局の端末にQRコードをかせば印刷され、会計時に現金や切手は不要。受け取りは自宅ポストのほか郵便局、コンビニ、日本郵便の宅配ロッカー「はこぽす」が指定できます。
サイズ:長辺34cmまで、厚さ3cmまで、重さ1kgまでの60サイズ
⑦ゆうゆうメルカリ便・ゆうパック
100サイズまでの重い荷物に強い
60〜100サイズまでの荷物を600円~の全国一律価格で配送。重さはいずれも25kgまでOK。「らくらくメルカリ便・宅配便」100サイズが10kgまでなのに比べると、より重いものが送れるメリットが。なお100サイズ以上は扱っていないので、越えた場合は「らくらく」をチョイス。
60サイズ 25kg以内 600円
80サイズ 25kg以内 700円
100サイズ 25kg以内 900円
その他の「日本郵便」発送
(メルカリ提携なし、日本郵便の通常版発送法)
⑧ゆうメール
大型の冊子、CD・DVD用に
書籍、雑誌などの冊子、CD・DVD限定の発送法。
中身が確認できる梱包、または郵便局の窓口で中身を見せる必要があります。
大きさは長辺34cm以内、短辺25cm以内、厚さ3cm以内、重さは1kgまで。
サイズ:たて・横・高さの合計が1.7m以内
規格内は、長辺34cm以内、短辺25cm以内、厚さ3cm以内および重量1kg以内。
重量150gまでは180円、250gまでは215円、500gまでは300、1kgまでは350円、それ以上の重量は取扱なし
※以前は規格外の取扱もありましたが、2018年9月の制度変更で取扱が廃止となりました。
⑨レターパック
A4サイズ・4kgまで全国一律料金
専用封筒に入る4kgまでの荷物を全国一律料金で配送するサービス。
ポスト投函できるので、発送が楽チン。また、荷物の追跡サービスがあるので配達状況を確認できて安心です。
ちなみに、こちらには「レターパックライト」360円と、「レターパックプラス」510円の2種類があります。
その違いは、厚さ。
同じA4サイズでも厚さが3センチ以内であれば「レターパックライト」360円。
厚みが3センチの壁を超えてしまったら「レターパックプラス」510円と覚えましょう。
どんなアイテムでも空気をギュウギュウ抜いて、形が変形可能なものなら押し込んで、
この専用に入ってしまえば問題ありません。
サイズ:34×24.8cm、4kgまで、厚み3センチ以内なら360円、厚み3センチ以上なら510円
⑩普通郵便(定型、定形外)
追跡・補償なし、でも格安
郵便局の定型、または定形外郵便による発送。100gまでの小さいものであれば、「ゆうゆうメルカリ便・ゆうパケット」よりお安く送れます。ただし追跡や補償はなく、紛失事故が起きても仕方ないと思える覚悟が、出品者、購入者ともに必要。
⑪ゆうパック
⑬ゆうパケット
着払い、都度払いならこちら
「ゆうゆうメルカリ」版でない、通常版の「ゆうパック」「ゆうパケット」のこと。「着払い」「送料現金払い」などで送りたい場合はこちらを。
⑫クリックポスト
要Yahoo! ID&クレカ
1kgまでの荷物が全国一律185円で発送可能。
Yahoo! JAPAN ID登録、Yahoo!ウォレット決済が必要で、
宛名はプリントアウトがマスト。追跡はありますが補償はありません。
サイズ:34cm×25cm以内、厚さ3.0cm以内、重さ1kg以内
まとめ
以上が「メルカリ」で選べる13の発送方法。
いろいろあっても、ようは「らくらく」「ゆうゆう」のどちらかを選べば、遠方でも近県料金で、相手に住所を聞くやりとりもいらず、送り状も書かず、おサイフも持たずにコンビニで発送完了できる、ということ。まさにらくらくでゆうゆう。
細かく紹介しましたが、実際のところ、
「らくらく」「ゆうゆう」間の料金差はわずかなので、どっちにするかは、近いコンビニがローソンなら「ゆうゆうメルカリ便」、セブンイレブンなら「らくらくメルカリ便」という“窓口の近さ”チョイスになるのかも。
それでも選びきれない場合は、「未定」という14番目の選択肢もあるので、とりあえず選んであとでじっくり考えよう!
それでも迷っちゃったらこちら!w
文・和田玲子
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