コラム

残念！夫の家事が「ありがた迷惑」だと感じる主婦が●％も！

更新日：2017.10.27

最近では男性も家事をするのが当たり前になってきました。でも、まだまだ日本の男性は家事には不慣れなようで、奥様たちからはそのクオリティに不満の声も……。そこで、既婚女性100人に、夫の家事への不満点をズバリ聞いてみました。男性には、耳が痛い意見続出です！

Ｑ．夫が家事をすることに対して、ありがた迷惑だと思ったことはありますか？

ＹＥＳ：87人
ＮＯ：13人

やはり圧倒的に「ＹＥＳ」が多いですね。「ＹＥＳ」と答えた人に、どんな家事をしてもらい、どんな点が気に入らなかったかを聞いてみました。

結局もう一度やり直す洗い物

・「食後の洗い物をしてくれた時です。洗った食器を拭こうとするとお皿の裏がヌルッとしました。心配で他の食器もチェックすると、コップの中に洗剤の泡が残っていたり、つぶれたご飯粒が洗いきれていなかったりと多々ありました。結局もう一度洗う羽目になり、二度手間は自分でやる以上に疲れてガックリです」（30歳・公務員）

・「洗い物をしてくれても、食器がべたついていたり、中途半端な終わり方をしていると、やらないでいてくれた方が楽だと思います」（41歳・専業主婦）

グチャグチャになってしまった洗濯物

・「洗濯ものを干してくれたのですが、いい加減な干し方でかえってシワになりました」（43歳・専業主婦）

・「屋外に干している洗濯物を片付けておいてくれることがあるが、ハンガーから取らず、どこかにぶら下げておくこともなく、椅子の上などに適当に置いてしまうので、しわくちゃになり、アイロンをかける手間が増える」（38歳・自営業）

・「洗濯をしてくれたのだが、色落ちしそうなもの、ネットが必要なものや手洗いのものまで全部一緒に洗ってしまったため、色落ち・色移り、カットソーは毛玉とケバだらけ、ニットは縮んでしまった。ありがたかったが、着られなくなったお気に入りが惜しかった」（41歳・専業主婦）

料理はするけど、後片付けはしない！

・「料理が好きでよくしてくれるのですが、散らかりすぎて、片付けにとんでもない時間がかかる」（37歳・パート）

・「料理を作ってくれた。料理自体はおいしかったが、その後のキッチンの酷い様子を見て愕然とした」（51歳・会社員）

・「料理。特においしくもなく、後片付けも適当で結局私が片づけることになるので自分でやったほうが楽です」（33歳・専業主婦）

結局、やり直さなければいけないのが苦痛でカンベン…という意見が圧倒的でした。家事をやってくれる気持ちは嬉しいですが、かえって手間になったり、最後までやってくれなくて結局自分の仕事が増えたりすると、グッと疲労感が増してしまいますよね。また、こんな意見もありました。

たまの手伝いで主夫気取りにイラッ

・「ちょっと掃除をして『やってやった！』、ゴミ出しするだけで『俺は家事をやってる』と言いますが、ゴミの分別も怪しいし、掃除も四角い部屋に丸く掃除機をかけるだけなので頼むのをやめました。そんな夫にため息をついたり文句を言ったりするより息子に家事を仕込む方が建設的だと思いますので」（49歳・専業主婦）

・「普段は料理しないのに、たまにキッチンに入って整頓されていないだの買い置きが多いだの言われると、本当にイラッとする」（44歳・専業主婦）

・「掃除を手伝ってくれるのはいいのですが、普段はほとんど家事を手伝わないクセに、姑並みに『ここも汚れてる』『汚いわ～』などと連発すること」（40歳・専業主婦）

たまにやる家事だからこそ丁寧にできるのに、毎日やっている奥さんにあれこれと指図するダンナさんに不満の声があがっていました。言うのは簡単ですが、自分でやるのは結構難しいものですよね。

それでは、「ＮＯ」と答えた人はなぜ「ありがた迷惑ではない」と思ったのでしょうか？

手伝ってくれるだけで嬉しい

・「夫は私より几帳面なので、たいていの家事をそれなりに問題なくこなしてくれるが、時々、雑だったときでも、やってくれたことに対して感謝するようにしているので迷惑だなどと思ったことなど全くない」（47歳・会社員）

・「ＹＥＳといいたい部分はあります。油をこぼした汚れなど一切掃除してくれないので……。でも、それを言い出すと細かくなっちゃうんでＮＯで」（45歳・専業主婦）

そもそもやってくれない

・「夫は全く家事をやってくれないので、ありがた迷惑でもやってほしいものです」（41歳・専業主婦）

・「やってくれる気持ちを持っているだけマシだと思います。初めから何もしない旦那を持てば分かります」（45歳・専業主婦）

・「旦那は基本的に自分から家事をしてくれません。頼まないとやってくれないので」（36歳・派遣社員）

「ＮＯ」と答えた人の半数は「手伝ってくれるだけでありがたい」と答えていますが、三分の一の人は「そもそもやってくれない」という意見でした。まだまだ家事をしない男性も一定の割合でいらっしゃるようですね。

これからは共働きが増えていく時代。男性もある程度家事ができないと、家庭全体としても厳しいですよね。「残念な」結果で満足せず、できる範囲でよいので、誠意ある家事分担をしていただきたいものです。

※暮らしニスタ編集部が既婚女性100人を対象に行ったアンケート調査より

写真© Elnur - Fotolia.com
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Profile吉田直子

元・フリー編集者。出産後は２人の男の子を育てながら、ライターとして活動。生活系の執筆のほか、書評、映画評など。近著は『キャラクターを知れば源氏がわかる！　登場人物で読む源氏物語』（KADOKAWA / 富士見書房）。

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