1つの茎にたくさんの花姿をつけ、なんだか顔が沢山の妖怪のようで怖かったんです。
お買い物途中に、怖いもの見たさで必ず見てしまうんですよね。
蕾のときは、うつむき加減の「のっぺらぼう」みたい。
そう見えるのは、私だけなんでしょうか?
調べてみると、白いユリは「テッポウユリ」「タカサゴユリ」「シンテッポウユリ」と色々あって、識別が難しかったんです。おそらくこちらの植物は「テッポウユリ」で、「テッポウユリ」の帯化がおこっているのかもしれません。ユリの帯化とは、1本の茎から何十個もの花が咲く現象のことなんです。
「テッポウユリ」の場合、1つの茎に、一度に花をたくさんつける帯化現象は、稀にあるそうです。
ネットにて「ユリの帯化現象とは?」と調べてみると、もっと凄い、通常ありえない花姿を見ることができますよ(数が凄すぎます)。
この現象は、白いユリだけの話ではなく、ごく普通のお花にも見られるそうですよ。
1つの茎に沢山の花をつけることだけをさすわけでなく、
1つの形を基本と考えて、その形状でない状態をエラーと呼ぶなら…
帯化とは、植物の生育過程でうまれる「エラー」と呼ばれるものです。
でも、見方を変えればそこがユニークで、個性があって、世界に1つだけの花ってかんじで!価値がうまれたりするかも(凄いエラーありなのは恐ろしいですが…)。
こちらもね、「のっぺらぼう」っぽいのですが、蕾でなく、種を内包させていますよ。
もともとこの場所は、ユリなんて咲いてはいない荒地です。
どこからか種が飛んできたんでしょうか?
このユリもまた、種を飛ばすのですね。
この、ユリのミイラ化した様子を見ると分かると思いますが、上部がパカッと開いて、種がこぼれたり、飛んだりする仕組みなのでしょう。
やがて分解されて、地に戻るでしょうね。
プラスチックなどと違って、最後は地に戻り、他の植物の養分にもなりそうな枯れ具合。
あっぱれですねー!
私としては、蕾の頃や花をたくさん咲かせた花姿よりも、最後はどんな姿になるのか、好奇心からうずうずしていたので、なんともスッキリした気分です。
空き地のユリさん、不気味とか、のっぺらぼうだとか、ごめんなさいねー!
怖いけど、花姿、とても美しかったですよっ。
雑草化というか、野生化したユリって、あなたの街では見かけますか?
その花姿は、帯化現象化っぽくて怖くないですか?
もしも見かけたら、あなたもその魔性の魅力に囚われてしまうかもしれませんよ。
こちらの情報が誰かの助けや喜びになりますように…
最後まで読んでくださりありがとうございます。
・「テッポウユリ」としてお話を進めています。ユリのお花は好きなのですが、ユリの蕾など開花した花以外が苦手です。なんでなんでしょうね。この白いユリのおかげで、植物の中でおきる「帯化現象」という現象を知ることができました。観賞用に販売されている植物は、流通目的で生産されるので、帯化されたものは流通しないので、見ることがないのですね。劣悪な環境で種まで残して枯れていきました。またこの場所で、芽が出るのかな?
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