コラム

朝のメイク時間を短縮！ママの味方アートメイクのすすめ

更新日：2017.10.28

女性が朝のメイクにかける時間は平均15分、がっつりメイクであれば30分以上と言われていますが、小さな子どもがいるママにとってはわずか15分だって毎日捻出するのは難しいもの。早起きして子どもが起きる前にメイクする！という強者ママもときおり見かけますが、安定しない毎日の睡眠時間…。本音を言えば10分でも長く寝ていたいですよね。

そこでオススメするのが今話題の『アートメイク』。私も眉とアイラインにアートメイクを施しているのですが、すっぴんで過ごしていても必要最低限の顔はしっかりありますし、ベースメイクだけで外出できるのでとても助かっています。

そこで今回は私、美容ライターの大野えりかが時間のないママにこそ試してほしい、アートメイクのメリットとデメリットについて紹介いたします。

「アートメイク」って何？

アートメイクは表皮と真皮の間に専用の針を使って染色し、眉毛やアイライン、リップなどを仕上げる技術のこと。「落ちないメイク」として知られていますよね。
アートメイクは刺青と混合されがちですが、刺青よりも浅い部分に入れますのでターンオーバーにより施術から2～3年経ったころから徐々に薄くなるのが特徴です。

また、一昔前は眉のアートメイクといえば「グレー」一色でしたが、最近ではさまざまなトーンの「ブラウン」から選ぶことができるようになり、より自然な眉をつくることができるようになりました。

アートメイクのメリット

アートメイクのメリットはやはり、朝起きたその瞬間から左右バランスの取れた眉とぱっちりとした目元があるという点。寝起きの顔でも印象がはっきりしていると、「今日も一日頑張ろう」という気持ちにさせてくれます。

また、眉毛は毎日同じカタチに仕上げるのがとても難しいですが、アートメイクであればいつでも左右均等のバランスの良いメイクを保つことができますし、水にぬれたりこすったりしても落ちることはありません。そのため夕方のメイク崩れとは無縁ですし、これからの季節、海やプールに出かけてもパンダ目になる心配がないのも魅力的ですよね。

アートメイクのデメリット

対してアートメイクのデメリットは施術の痛みと、一度行ったら簡単にはカタチを変えられない点ではないでしょうか。私が施術を受けた際は塗るタイプの麻酔を使ったのですが、眉は毛をチクチク抜くような痛み、アイラインは毛を抜き損じたときのような鋭い痛みでした。皮膚が薄くなるほど痛みは増すようなので、リップへのアートメイクはそれなりの覚悟が必要かもしれません。

また一番のデメリットは流行に合わせて気軽にカタチを変えられないこと。太めの下がり眉が流行っているからといってそのまま施術を受けてはいけません。流行の眉毛の場合はあくまでも補助線として、実際につくりたい眉よりも細めに描くのがオススメです。もちろん、「何年も同じ眉だし、今後も同じ眉のかたちでいい」という場合は好みのカタチでの施術をお願いされるとよいでしょう。

忙しいママにとってメイクの時短が叶うアートメイクは魅力たっぷりですが、必ず確認いただきたいのが、施術者が「医師免許を持っているか」という点。最近ではニュースでもよく取り上げられるように、無免許で施術をおこなうサロンが増えていますので興味のある方は信頼のおける医療機関で施術を受けるようにしてくださいね。

とはいえ、家事に育児、ママによっては仕事と慌ただしい日々が続く中、ふと鏡を見た時にメイクが崩れていない、すっぴんでも印象がはっきりしているというのは嬉しいもの。旦那さまにいつも眉毛のないすっぴんしか見せていないというママも、女子力を上げたいというママもぜひアートメイクを試してみてはいかがでしょうか。

＜プロフィール＞
大野えりか
コスメ薬事法管理者／美容ライター。コスメプラス代表
1986年東京都生まれ。美容雑誌の編集プロダクションを経て、化粧品メーカーでウェブコンテンツの企画、制作を担当。美容ライターに転身後は紙媒体とウェブ媒体での編集経験を活かし、テレビや雑誌、ウェブ等で活動を行う。現在は美容コラムの執筆のほか、薬事法アドバイザーとしても活躍している。

写真© miya227 - Fotolia.com

Profile大野えりか

コスメ薬事法管理者/コスメコンシェルジュ/美容ライター。コスメプラス代表。美容雑誌の編集プロダクションを経て、化粧品メーカーでウェブコンテンツの企画、制作を担当。美容ライターに転身後、編集経験を活かし、テレビや雑誌、ウェブ等で活動を行う。現在は美容コラムの執筆のほか、薬事法アドバイザーとしても活躍。

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