コラム

子どもが危険な目に遭ったら…！事前にしておきたい６つの対策

更新日：2017.10.28

どんなに平和な町でも、どんなに気をつけていたとしても、「危険な目にあわない」とは言い切れません。もちろん、トラブルに巻き込まれないよう注意するのがベストですが、いざ巻き込まれてしまったらどうするかを事前に考えておくことも大切。ここでは、万が一の場合に、「最小限の被害で食い止めるための方策」をご紹介します。

1　逃げ込める場所を、子どもと確認しておく

誰かにあとをつけられたり、追いかけられたりしたら「迷わず走って逃げる」「その場から近いお店や家に逃げ込む」ことを子どもに徹底。ふだんから逃げ込みやすい場所を頭にいれておくことも大事です。また、車でつけられた場合は逆の方向に逃げるとつかまりにくくなります。

2　大声を出す練習をしておこう

「いざというときは大声で助けを呼ぶ」。そうわかっていても声が出ないのが実際のところ。そんなときも、あらかじめ大声を出す練習をしておくと有利に働くことが。締め切った部屋や走っている車の中など、まわりに誤解されない場所を選んで練習を。

3　「ここをさわられたら逃げる」を教える

「性」の感覚がない子どもの場合、性犯罪を受けても自覚がないため発覚せず繰り返されてしまうことがあります。口、胸、性器、おしりなど「パパやママもめったにさわらない場所」を触られたらすぐに逃げること、「内緒にする」などの約束は守らなくていいことを教えます。

4　車に乗せられそうになった＆乗せられてしまったら

車に乗せられそうになったら、ぎりぎりまで抵抗してあきらめないこと。しかし、もし車に乗せられてしまったら、無理に抵抗すると犯人を刺激するので指示に従うしかありません。必ず助けに行くことをふだんから約束しておけば、子どもも待つことができます。

5　万が一のとき、大人にできること

犯罪に巻き込まれても言い出せない子どもは少なくありません。様子がおかしいと感じたら無理強いせず話すきっかけを作ってあげて。「もう大丈夫」「守られている」という安心感を与えることが大事です。

6　「帰りが遅い」と心配なときは…

子どもの帰りが遅い。ひょっとして何か事故か、事件にでも巻き込まれたのでは？と心配なときは学校に電話して下校時間を聞き、子どもの行きそうな場所、いつも行っている公園や家を探し、お友だちにも子どもを見なかったか聞きます。そこで「知らないおじさんに連れていかれた」などの話が出てくれば、すぐ110番に連絡。
30分程度探してそれでも見つからない、でも110番するのは迷う、というなら最寄りの警察署の「防犯課」に電話を入れて状況を相談しておくと、万一のとき迅速に対応することができます。

いかがでしたか？最悪の事態を防ぐためにも、しっかり準備をしておきつつ、お子さんとも一緒にぜひシミュレーションしてみてくださいね。

※出典：雑誌『Ｃｏｍｏ』（主婦の友社）

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